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アーユルヴェーダのお勉強

独学でアーユルヴェーダ

健全な人

2017-03-03 05:13:46 | 基礎勉強
健全な人とは、健全な肉体と同時に健全な精神をもち、均整のとれた体質で、身体組織も器官も最良の状態で機能している人をいいます。

均整のとれた、よく鍛えられた体格をしていて、健康で丈夫です。

皮膚は光沢があり、赤みを帯びています。

足取りは軽やかですし、深くて響きのある歌うような声で、よく話します。

適度の性欲を持っているので、性行為を楽しむこともでき、性衝動を自制することもできます。

食欲も消化機能も快調で、規則正しい便通があります。

四季を通じて快適に過ごし、熟睡することができます。

活力に満ちていて、日常の雑事を熱心に手際よくやりとげます。

めったに病気にはなりません。

あらゆる娯楽をたしなむことができますが、それに溺れるようなことはありません。

年齢より若く見え、百歳の天寿を全うします。


(以上、「アーユルヴェーダ式育児学 アーユルヴェーダの基礎と小児科学」V•B•アタヴァレー著、潮田妙子/クリシュナ•U•K訳、春秋社、1994年発行 より引用)


一つ一つを自分と比べてみると、まず最初の”均整のとれた体質で、身体組織も器官も最良の状態で機能している”かどうか…してるのかな?してないような気がします…

”均整のとれた、よく鍛えられた体格をしていて、健康で丈夫”であるか…健康で丈夫ではありそうです。

”皮膚は光沢があり、赤みを帯びています”…光沢あまり無いかもしれませんが、赤い方です。



こうやって改めて観察してみると、健全な人だと胸を張って言える人は少ないかもしれません。

小児科医の役割

2017-03-01 23:21:26 | 基礎勉強
小児科医の役割は妊娠以前に始まっています。
小児科医は両親双方の生殖器官やその病気についてすべて知っていなければなりません。
そうでないと、出産に備えるためや、生まれてきた子供のための好ましい食事、行動、薬草類について助言することができません。
このような理由で、アーユルヴェーダには産婦人科という独立した部門はなく、小児科の一部に組み入れられています。

小児期というのは、子供が健康で、幸福な自立した社会人に成長するための成育期間です。ですから、小児科医は健全な生活、幸福な生活、有意義な生活とはどういうものかを熟知していかなければならないのです。


(以上、「アーユルヴェーダ式育児学 アーユルヴェーダの基礎と小児科学」V•B•アタヴァレー著、潮田妙子/クリシュナ•U•K訳、春秋社、1994年発行 より引用)



こういう考え方がアーユルヴェーダ的だなと感じます。

小児科医が妊娠以前の両親の事から、生まれたあとの健全な生活、幸福な生活、有意義な生活とはどういうものかを熟知していかなければならないとは、今の日本の医学書に書いてあるのでしょうか…(書いてないですよね、きっと…)

次からは、”健全な人とは?幸福な生活とは?”という内容に入っていきます。