NIYAの図書室

本の感想などとともに、
ゆるーい出来事を記録。
写真もたまに…

片桐酒店

2014年01月22日 | 本その他
「片桐酒店の副業」 徳永圭 新潮社 名鉄の駅から住宅街に並ぶ 商店街の最後尾にある 片桐酒店 副業として 「お荷物なんでも配達します」 店主の片桐自身も 過去の重い荷物を持ちながら … 副業は宅配なんですね しかもあやしげな荷物も扱う 「悪意」というお話では パートの陽子が 勤め先でいびられてて 上司に「悪意」を送りたいと ネット経由で依頼するんです なんかイヤだった~ 普通の宅配業 . . . 本文を読む

和菓子のアン

2013年08月10日 | 本その他
「和菓子のアン」 坂木司 光文社 ぽっちゃり系フリーター 杏子が なんとなくはじめた デパ地下和菓子屋バイトで出会う 日常の謎 … たいへんだけど とても楽しそうなバイト先で いいなぁ 和菓子の世界の奥深さも 味わえて 1冊で2度おいしいです . . . 本文を読む

禅エッセイ

2013年05月27日 | 本その他
「ベラボーな生活」 禅道場の「非常識」な日々 玄侑宗久 朝日新聞社 臨済宗の僧侶である筆者が 京都の天龍寺専門道場での 出来事をつづるエッセイ … 食べない修行より 食べる修行の方が辛そうです 禅の価値観や教えについて 歴史で習ったくらいで 日常の修行については 全く知らなかったので 興味深かった~ これも布教の一つですね . . . 本文を読む

水の家族

2011年06月25日 | 本その他
「水の家族」 丸山健二 求龍堂 隣町の竹林にある庵で 「私」は死んだ 魂となった「私」は 水を介して 音信不通になっていた家族のところへ行く どん底にいた「私」が いままでをふりかえり 現在の家族の様子を知ることで 救われていく … 自分では絶対に読まないタイプの本ですが 某作家さまがすすめていたので 読んでみました なんだろう? なめらかで美しい文章 詩のような 若い時に読んでいたら . . . 本文を読む

神様のすること

2011年06月09日 | 本その他
「神様のすること」 平安寿子 幻冬舎 危篤状態から生還した母が 「八十三まで生きることにした」 と宣言してから 娘の私が母を看取るまでの日々を 自身の思い出を交えてつづった エッセイ … 母親の宣言がどうなるのか それが知りたくて最後まで読みました 「付き添い天使」と 「神様は代償をもとめる」 というところは そうかもと思いました 作家は自分の人生さえも 切り売りしなければならないんだろう . . . 本文を読む