「3つのなぞ」
ジョン・J・ミュース 作
三木卓 訳
ぼくの人生で
いつが いちばん
だいじなときなんだろう?
だれが いちばん
だいじな人なんだろう?
なにをすることが いちばん
だいじなんだろう?
ニコライは3つのなぞを解こうとする
…
雲の切れ間からのぞく青空に
赤い凧が高くあがっている
絵も美しい絵本です
心に語りかける絵本
かな
. . . 本文を読む
「宇宙船プロキシマ号の伝説」
ブライアン・グリーン 作
さくまゆみこ 訳
あすなろ書房
地球から40兆キロ先の
プロキシマへむけて
宇宙船プロキシマ号は
人類初の旅をしている
長い時間がかかるため
何世代もかけての旅になる
14歳のイカルスは
宇宙船で生まれ
目的地に降り立つことなく
一生を終えるはずだったが
ブラックホールを目にして
小さな冒険を思い立ち実行する
…
写真がすばらしい!! . . . 本文を読む
「いるの いないの」
京極夏彦 作
町田尚子 絵
東雅夫 編
岩崎書店
おばあさんの家に
住むことになったぼく
そこは古い家で
天井は高く
上の方は暗い
なぜか上の方が気になるぼく
そして見てしまう!!!
…
怖い怖いって!
ひさしぶり
毛穴がぎゅっとなって
心臓どきどきしました
見なければいないのと同じ
って…
おばあさん深いわ
6年生に読み聞かせ…
と思ったけど
自分が怖くてムリ . . . 本文を読む
「アンジェロ」
デビッド・マコーレイ 作
千葉茂樹 訳
ほるぷ出版
教会の壁の修復が
アンジェロじいさんの仕事
ある日
一羽の傷ついたハトを見つけ
家に連れて帰る
元気になったハトは
アンジェロの友達になった
そして
教会の壁の修復が終わった時
アンジェロはもうひとつ仕事をする
…
読んでて泣いちゃったよ~
ちゃんと読み聞かせできるかなぁ . . . 本文を読む
「よにもふしぎな本をたべるおとこのこのはなし」
オリバー・ジェファーズ 作
三辺律子 訳
ヴィレッジブックス
文字通り
「本を食べる」男の子の話
食べるほど頭が良くなり
一度に何冊も食べられるようになるけど
だんだん調子が悪くなり…
まさしく「暗記パン」的な話の流れ!
ですが
最後はよかったね~てなオチです
そうそう
ドラちゃんの話って
のびちゃんの失敗オチが多くて
小さい時からあまり好き . . . 本文を読む
「羊の宇宙」
夢枕獏 作
たむらしげる 絵
文藝春秋
高名な老物理学者が
中国天山山脈の山中で
カザフ族の少年と
宇宙や物質について話す
文章が多いので
絵本じゃないですね
読んでいる時
現実を少し忘れて
宇宙のことを考えていました
震災が起きてから
そういう瞬間はとても貴重かもしれません . . . 本文を読む
「国性爺合戦」
文 橋本治
絵 岡田嘉夫
ポプラ社
中国 明の時代
明国と北の韃靼国との争いに
明国を救うため
父とともに和藤内が海を渡る…
国性爺とは
和藤内の明国での称号(?)
延平王国性爺のこと
これは本当に歌舞伎の話?
実際の舞台も見てみたい
和藤内の妻の小睦が
「なんなのよ、この急な展開は!」
って怒るとこ笑えました . . . 本文を読む
「へんてこマンション」
深見春夫
佼成出版社
サーカスのライオンさんが
訳あってマンションの部屋探し
”へんなひと だいかんげい”
と書いてあるマンションを見つけて
中を見てみると
1階はお菓子の部屋!
2階には、なぜかマンションが住んでいる!?
さて3階は…
個人的に気になる住人は
2階に住んでいるマンションさん
小鳥に部屋を貸しています
おぉ
小鳥がかわいい!!!
7階に住むおばけの . . . 本文を読む
「菅原伝授手習鑑」
すがわらでんじゅてならいかがみ
文 橋本治
絵 岡田嘉夫
ポプラ社
歌舞伎絵巻シリーズ3
学問の神、天神さまとして有名な
菅原道真公が太宰府に流される際のお話
歌舞伎のお話なので
いい人と悪い人がはっきりしています
(そこがなんかヘンですが)
字が細かくて分量があるため
読み聞かせは無理かな…
それにしても
絵がすごく緻密で
実際の歌舞伎の舞台もこんな感じだろう . . . 本文を読む