「あんじゅう
三島屋変調百物語事続」
宮部みゆき
中央公論新社
江戸神田の三島屋は
ふしぎな話を集めている
そして解決(?)すると
評判に
聞き手は
わけあって三島屋にあずけられた
おちか
今日も
この世のものではない
信じがたい話が
持ち込まれる
…
第三話「暗獣」で
寺子屋の先生
加登新左衛門が
語りかける言葉
「同じ孤独でも~出会う前とは違う」
というところが
ぐっときました . . . 本文を読む
「あくじゃれ瓢六」
諸田玲子
文藝春秋
賭場でお縄になって
牢屋敷に入った瓢六と
北町奉行所の定廻り同心
篠崎弥左衛門の
江戸捕り物帳
…
牢内の様子がおもしろい
牢名主ってホントに
畳を何枚も重ねてたのかな
瓢六はちょっとワルくて
目利きでイケメン…
玉木宏かな~
まげ似合うし . . . 本文を読む
「もののけ侍伝々
京嵐寺平太郎」
佐々木裕一
静山社文庫
わけあって
広島藩江戸下屋敷で
出世と無縁の生活を送る
京嵐寺平太郎は
将軍家重側近
出雲守の依頼で
戸隠藩へ鬼退治に向かう
…
妖怪、鬼、式神、陰陽師などなど
江戸の不思議世界のお話
武家版しゃばけ?
楽しいです~ . . . 本文を読む
「半七捕物帳(二)」新装版
岡本綺堂
光文社文庫
おじいさんになった
半七さんが
若かりし時代を語る
江戸捕り物ばなし
証拠の指紋もDNA鑑定もないけど
スパッと事件が解決します
…
今まで何で読んでなかったのかな
続き借りてこなきゃ
映像化もされてるようなので
見たいです
いまなら…
ハンチョウ佐々木蔵之介
とかいいかも~ . . . 本文を読む
「数えからくり
女錠前師 緋名」
田牧大和
新潮社
硯屋の娘が殺された
髪結いの甚八
錠前職人の緋名
隠密同心の康三郎
それぞれが関わる出来事が
一つの事件につながる
…
世界に入りすぎて
一気読みしてしまい
もったいないことした
またしても
続編から読んでしまったようですが
わかるようになっているので
大丈夫
緋名が住んでる小梅村って
居眠り磐音でも出てきたな~ . . . 本文を読む
「ちみどろ砂絵 くらやみ砂絵」
なめくじ長屋捕物さわぎ一
都筑道夫
光文社文庫
なめくじ長屋に住む
砂絵のセンセーが
仲間とともに謎をとく
なめくじ長屋シリーズ
…
時代物の捕物帳といえば
同心や十手持ちが主ですが
なめくじ長屋の住人たちは
大道芸で生計をたてる
町人より下の身分の者たち
砂絵のセンセーは
浪人ぽいです
謎ときも
犯人に縄をかけるよりも
謝礼が目的で
世の中の裏も表も知りつ . . . 本文を読む
「のぼうの城」
和田竜
小学館
戦国時代
豊臣軍の小田原攻めの際
関東の主要な城で
唯一落城しなかった「忍城」のお話
総大将石田光成率いる
豊臣方の大軍に対し
城主不在の成田軍は
のぼう様といわれる
成田長親を忍城城代とし
家臣農民一同が結束して戦います
もぅ140ページくらいまで
読むのがすごくしんどかった…
(読みなれない漢字ばっかりだし!)
でもがんばって良かった
合戦の場面がおも . . . 本文を読む
「ええもんひとつ
とびきり屋見立て帖」
山本兼一
文藝春秋
「千両花嫁」の続編
京言葉がとても魅力的で
着物の時代に京都で暮らしたかったなぁと
思ってしまう
「お金のにおい」という話がよかった
騙されたと思ったけど…
ほんとにお金のにおいってするのかな? . . . 本文を読む
「千両花嫁
~とびきり屋見立て帖」
山本兼一
文藝春秋
幕末の京都で
道具屋の真之介・ゆず夫婦が
目利きと見立てで
トラブルを乗り越えていく
幕末の志士が何人か登場します
それがトラブルの種だったり
芹沢鴨も登場しますが
すごくやなやつで…
う~ん
前に読んだ幕末マンガは
そんなことなかったけど
これが一般的な芹沢像なのかな?
続きがあるようなので
うれしいな
探して読みます . . . 本文を読む