NIYAの図書室

本の感想などとともに、
ゆるーい出来事を記録。
写真もたまに…

あんじゅう

2013年08月10日 | 時代もの
「あんじゅう 三島屋変調百物語事続」 宮部みゆき 中央公論新社 江戸神田の三島屋は ふしぎな話を集めている そして解決(?)すると 評判に 聞き手は わけあって三島屋にあずけられた おちか 今日も この世のものではない 信じがたい話が 持ち込まれる … 第三話「暗獣」で 寺子屋の先生 加登新左衛門が 語りかける言葉 「同じ孤独でも~出会う前とは違う」 というところが ぐっときました . . . 本文を読む

あくじゃれ瓢六

2012年02月08日 | 時代もの
「あくじゃれ瓢六」 諸田玲子 文藝春秋 賭場でお縄になって 牢屋敷に入った瓢六と 北町奉行所の定廻り同心 篠崎弥左衛門の 江戸捕り物帳 … 牢内の様子がおもしろい 牢名主ってホントに 畳を何枚も重ねてたのかな 瓢六はちょっとワルくて 目利きでイケメン… 玉木宏かな~ まげ似合うし . . . 本文を読む

もののけサムライ

2011年12月14日 | 時代もの
「もののけ侍伝々 京嵐寺平太郎」 佐々木裕一 静山社文庫 わけあって 広島藩江戸下屋敷で 出世と無縁の生活を送る 京嵐寺平太郎は 将軍家重側近 出雲守の依頼で 戸隠藩へ鬼退治に向かう … 妖怪、鬼、式神、陰陽師などなど 江戸の不思議世界のお話 武家版しゃばけ? 楽しいです~ . . . 本文を読む

半七シリーズ

2011年08月28日 | 時代もの
「半七捕物帳(二)」新装版 岡本綺堂 光文社文庫 おじいさんになった 半七さんが 若かりし時代を語る 江戸捕り物ばなし 証拠の指紋もDNA鑑定もないけど スパッと事件が解決します … 今まで何で読んでなかったのかな 続き借りてこなきゃ 映像化もされてるようなので 見たいです いまなら… ハンチョウ佐々木蔵之介 とかいいかも~ . . . 本文を読む

からくり錠前

2011年08月17日 | 時代もの
「数えからくり 女錠前師 緋名」 田牧大和 新潮社 硯屋の娘が殺された 髪結いの甚八 錠前職人の緋名 隠密同心の康三郎 それぞれが関わる出来事が 一つの事件につながる … 世界に入りすぎて 一気読みしてしまい もったいないことした またしても 続編から読んでしまったようですが わかるようになっているので 大丈夫 緋名が住んでる小梅村って 居眠り磐音でも出てきたな~ . . . 本文を読む

なめくじ長屋シリーズ

2011年06月25日 | 時代もの
「ちみどろ砂絵 くらやみ砂絵」 なめくじ長屋捕物さわぎ一 都筑道夫 光文社文庫 なめくじ長屋に住む 砂絵のセンセーが 仲間とともに謎をとく なめくじ長屋シリーズ … 時代物の捕物帳といえば 同心や十手持ちが主ですが なめくじ長屋の住人たちは 大道芸で生計をたてる 町人より下の身分の者たち 砂絵のセンセーは 浪人ぽいです 謎ときも 犯人に縄をかけるよりも 謝礼が目的で 世の中の裏も表も知りつ . . . 本文を読む

のぼうの城

2011年02月13日 | 時代もの
「のぼうの城」 和田竜 小学館 戦国時代 豊臣軍の小田原攻めの際 関東の主要な城で 唯一落城しなかった「忍城」のお話 総大将石田光成率いる 豊臣方の大軍に対し 城主不在の成田軍は のぼう様といわれる 成田長親を忍城城代とし 家臣農民一同が結束して戦います もぅ140ページくらいまで 読むのがすごくしんどかった… (読みなれない漢字ばっかりだし!) でもがんばって良かった 合戦の場面がおも . . . 本文を読む

はんなり言葉はいいですね

2011年01月13日 | 時代もの
「ええもんひとつ とびきり屋見立て帖」 山本兼一 文藝春秋 「千両花嫁」の続編 京言葉がとても魅力的で 着物の時代に京都で暮らしたかったなぁと 思ってしまう 「お金のにおい」という話がよかった 騙されたと思ったけど… ほんとにお金のにおいってするのかな? . . . 本文を読む

2011年おめでとうございます

2011年01月04日 | 時代もの
「千両花嫁 ~とびきり屋見立て帖」 山本兼一 文藝春秋 幕末の京都で 道具屋の真之介・ゆず夫婦が 目利きと見立てで トラブルを乗り越えていく 幕末の志士が何人か登場します それがトラブルの種だったり 芹沢鴨も登場しますが すごくやなやつで… う~ん 前に読んだ幕末マンガは そんなことなかったけど これが一般的な芹沢像なのかな? 続きがあるようなので うれしいな 探して読みます . . . 本文を読む