もんもんは徒然なるままに。

気の向くまま。私らしく生きたい、もんもんの日常と趣味。

人生、日々勉強っすね(笑)

私と先生のこと2

2013-04-18 14:04:53 | 記録。
気がつかないうちに好きになってたってのは、もう本当に言葉通りで。
気づかされたときの衝撃といったら!!
もう、半端なくて。平静を装うのがすっごい大変だった。動揺しすぎなくらい動揺しまっくった。けど、周りは誰も気がつかなかったけどね(笑)



もう4年の冬で、卒業論文提出まであと一ヶ月に迫った11月の末だった。
それまでにも、ゼミとしてはいろんなイベントを過ごしてきてたよ。沢山旅行もしたし、先生の誕生日をお祝いしたりもしてた。飲み会も、数え切れないくらいしてた。だけど好きだと気がつかなかった。


この時も、好きだなんて気がつく兆候は全く感じてなかった。というか、いい人で憧れみたいな慕う気持ちはもちろん自覚してたけど。恋愛感情とまではどう考えてもいってなかったし、自分で違うって分かってる感情だった。
私たちゼミ生は、先生の調査のお手伝いで他県に行くため集合場所で先生を待ってた。
先生は遅刻魔で、今日はちゃんとくるのかな?とか軽口叩いてたと思う。


「あれ?」



友達が見た先には先生の車。
乗ってるのも見える。

衝撃だった。抑えきれない、どうしようもないほどの嫉妬。そして動揺。


信じられないくらい嫉妬してた。自分でも動揺するくらいに。
助手席には、知らない女性が座ってた。女学生じゃない。女性が座っていて、たぶん私はこの時初めて、先生の隣は私だと決まってるわけじゃなくて誰かに取られてしまうというか私の決まった居場所ではないんだって思い知らされたんだと思う。先生の知らない部分を見せ付けられて、衝撃。
だけど、どう考えたって、嫉妬の仕方が好きな人に対してのそれだった。

動揺しまくったまま5日間の泊り込み調査が始まって。一緒にいればいるほど、自分が男性として先生を好きになってることを自覚させられるだけだった。
結局、その女性は他大学の研究仲間の先生で、彼氏さんもいることを確認したところで少し落ち着いて。昔のことは分からないけど、今の態度から察するにホントにただの研究仲間であることはわかった。


どうすることもできない恋の始まりだった。


思えば、先生と仲のいいゼミの先輩にだって焼もち焼いてたのに。この時になってみるまでそれが嫉妬だと気がつかなかった。私はやっとあの2年の夏から始まっていた恋に気がついた。


当たり前のことばっかりだけど。どうすることもできないことは明白だった。
私は学生で、先生が私のことどういう風に思ってるかなんて聞かなくても分かってた。
私は先生にとって「かわいい学生」それだけだった。
先生は自分のプライベートの話はほとんどしなくて。彼女がいるのかいないのかもさだかじゃなかったけど。
ダイレクトに聞く勇気はなくて。クリスマスに予定がなくて一人なのを寂しがってたりするのをみて安心してた。

私から4年の冬になって今更アピールするなんてできなかったし、必要もなかった。
だって、学生のうちに迷惑にならないようにアピールする方法なんてのはすでに自然とやってたから。
ケータイのアドレスも知ってた。でも、結構みんなも知ってたし。
一生懸命勉強もしてた。でも、もともと真面目な方だったからで、あとから聞いたらもう一歩で学科の最優秀学生だったとか。卒論も一番いい評価もらった。
他の年よりもたくさんの調査を一緒にしたから、もともと印象には残る生徒だったと思う。そして、誰から見ても気に入られてることは明らかだった。生徒としてね(笑)


そんな風に思われてた私は、先生に卒業ゼミ生同士でアルバムを作りあうから一人一人にメッセージをくれるように頼んだ。メッセージには、私がまだ短い人生ではあったけど、誰かに言って欲しいと切に願ってたことが書いてあった。
もう、この時に思ってた。
私はこの人以外を好きになることはないって。
他の子のメッセージカードを見たら、みんなには冗談みたいなこと書いてるくせに、私にだけ私の本質をつく一言が書いてあった。


大学の食堂で、一人で泣いた。悲しかったわけでも、嬉しかったわけでもなかった。
名前の付けられない感情だった。


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1 コメント

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Unknown (ゆき)
2013-05-02 10:41:35
先生は、あまり幸せでなかったから心であなたを呼んでいたんだと思います。
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