不具合が起き始めると、徐々に波及してくる。ST-S555ESXを入手して4年くらい
経つでしょうか?この機種には、いろいろ、泣かされた・・・
起きて、コリはびつくりしまいた。 上の2行で、「どうすんじゃ・・・」と
あっぱれです。(失礼いたしました。)
寝る前の 「ぽちっと、なっ」 は、ご安全に・・・・・
昔々4年前かな?帰り道のオフに立ち寄った際に、めったに見かけない、
ST−S555ESがあるじゃ、なーいですか? 心はもうウキウキです。
これも当然ジャンクです。1万円は高かったが、ここ数年オフのジャンクでは、
ST-S555ESの出現確率はかなり低い。この機種になると値付けが高い。
コレを逃すと、もう会えないと感じたので確保です。
何がダメって? チューニングずれ、バリバリノイズが偶に入る、感度が低下
ステレオにならない。高音部分が歪む。レギュレータ部分は熱で基板は
こんがり色づいています。
調整中には、L208とLA1235のFMの同調点がなかなか、mVオーダーに
落ちない・・・・ など・・・ 買って泣けてくるが当時は久々の高級機だったので
直さないと・・・
当初はまさかと思いつつ、4つのセラミックトリマーはそのままで調整していたが
後に交換するかと、秋葉で揃えてきて交換すると・・・・、ばりばりノイズはここが
発生元かとため息(ふう)。調整で収まるところもあるが、
ステレオにならない・・・ 悲しい現実・・・(いいよ、モノラルで聞くのも良いが・・・)
これが結構悩んだところです。先人の「ひろくん」様のページと回路図をにらめっ
こしながら、悩む。測定、部品交換、調整、測定、にらめっこの繰り返し。L301の470μFを
交換すると、ここがー? でとりあえず、様子見・・・それからは安定してステレオ復調
している。(まじで、壊したかと思った。ステレオにならないと意味がない・・)
当時は(今でもですが)、「ひろくん」様、「BLUESS Laboratory」様(失礼致しました。綴間違い)
のコレクションや記事を眺めながら、ため息をついておりました。
いつかは、交換部品のための部品取りチューナーの確保を初めた時期でもあります。
それが徐々に現実に現れ始めた。この555もL208と同等のコイルをKT-V990より
移植して、復帰した。(いやー、高い代償だな、だけど、天秤にかけると555ESが大事)
今回はそれが断線した。 IFTコイルで悩んだ機種はF-120も同様だ、何故切れるの?
もしかして、円筒コンデンサの容量抜け? ああ、それなのに・・・
「ひろくん」様のST-SA5ESの記事のような、そのもののIFTは見つからない。
似たようなIFTで代用だが、LA1235の7−10Pの電位が1.6Vくらいで
下がらない。コンデンサを挟んだり、ダンピング抵抗を変更したりでも、
mVオーダーにはならない。
そこで、最後の確認でLA1235を交換することを決定する。
すると・・・・、めでたく、26mVになった。
その代償として、変化しない・・・
また、コイル切れちゃった? 10PFと10KΩ(これはそのまま)でもうそれ
でいいよ。LA1235動作不良は初めてです。 はあと溜息が出る。
最悪、ダンピング抵抗とコンデンサで値を可変させる事ができるが
基本はIFTコイルでのコイル断線はどうにもならない。
コンデンサの温特? 動かないよりはよい、多少ズレてもいいや。
夏はどうなんでしょうか? 面白いじゃん。(楽しみましょう)
選択幅は −0.2MHz +0.3MHz 広いがクリアに受信中
でも、綺麗な音出しているので、もういい。もうひとつの、LA1235は
マトモに動作してるようだしね。
セパレーション67dBくらい取れた。女性の声やピアノもクリアに聞こえる。
パイロットキャンセルもうまく落とせたし。コレで良しとする。
どうにか動いてね。 ご安全に・・・ またね!