ちょっとその気になって過去問を解いて(訳して)みました。1問だけだけど。
イマイチですわー。これじゃ、1級なんて狙えませんね。
http://www.abes.co.jp/nintei/v12_mondai_1.pdf
<導入>
クラウドコンピューティングに対する熱はいまや最高潮に達している。
次世代のインターネットの進化における圧倒的なトレンドであるという人もいるし、
長く培われてきたテクノロジーを使っただけの誇大広告だという人もいる。
ITにおける新しいトレンドと同じように、企業はクラウドコンピューティングにおける
利点と欠点、さらにこの技術を使うための最適な方法を考えなくてはいけない。
1つは明確だ。
企業は、この新しいパラダイムが企業にどのように影響を及ぼすか、
既存の技術とともにどのようにして使用するのか、
さらには独自技術による縛りになってしまうような潜在的な落とし穴について、
客観的で簡単な対話を必要としている。
この文書は、新しいクラウドコンピューティングの中心となる原則についてコミュニティ(クラウドのユーザ側と提供する側)
をまとめて対話を始めることを意図している。これらの中心となる原則が、他のすべてのIT技術と同様、
クラウドコンピューティングがオープンなものであるべきだという信念に基づいている。
この文書には、クラウドコンピューティングを最終的に分類したり、新しく標準付けしようという意図はない。
ましてや、クラウドのアーキテクチャとデザインの理論を展開する意図もない。
むしろ、この文書はクラウドコンピューティングを使おうとしたり、
クラウドの提供側に対して原則を決めようとするようなCIOや政府、ITユーザやビジネスリーダ向けである。
クラウドコンピューティングはまだ、始まったばかりであり実験段階にある。
しかし、新興のクラウドコンピューティングのコミュニティのメンバに対して
オープンなクラウドの概念をまとめるには、いいタイミングである。
<クラウドコンピューティングとは何か、なぜ重要なのか?>
オープンなクラウドの中心となる原則を理解するために、最初にクラウドコンピューティングそのものに対する、
いくつかの基本的な定義と概念を知る必要がある。
まず最初に「クラウドとは何か?」
クラウドコンピューティングのアーキテクチャと専門用語は「クラウド(雲)」そのもので、明確かつ正確である。
クラウドコンピューティングは、グリッドコンピューティングや、ユーティリティコンピューティング、SOA、
Web2.0や他の多くの技術の集大成であるため、正確な定義づけというのはしばしば議論の対象となる。
定義や分類、アーキテクチャは興味深いが、
クラウドコンピューティングの命題を理解することがより重要となる。
クラウド技術の提供側がクラウドコンピューティングの約束事を提供しているかを理解する必要がある。
クラウドのキーとなる特長は、提供するコンピューティング能力をコストの掛からない方法で動的に変更でき、
客側(エンドユーザ、団体、ITスタッフ)が、クラウドを提供する数々の技術を管理することなく、
その能力を利用できるということである。
クラウドのアーキテクチャそのものは、インターネット上でプライベート(企業のファイアウォール内)
もしくは公開されている。
これらの特長は命題を提供することになる。