休日、ちょこっと時間をつくっておじさんの縄張りに行ってきました。十勝人だけかもしれないけれど、いろいろな山菜のあるところを人それぞれが特定の場所を見つけているようです。おじさんの縄張りとは、おじさんがしょっちゅう行く山菜のある場所ということです。きっと、ほかの人も入っていると思いますけど。
この日は、ギョウジャニンニクのあるところを二か所訪問しました。十勝西部で雪解けも遅い所なものですから、どうかなと思いつつ行きました。一つ目の場所はまだ葉っぱも出ていませんが、結構ありました。葉っぱが出切らないうちが強い香りと濃厚なニンニク味が出て美味です。二つ目の場所は太い茎でした。下の1枚は、一つ目の所に出ていたギョウジャニンニクです。
この日行ったわけは、おじさんの知人が陸上指導に来ている大学の先生と関係者10名ほどを接待するため、ジンギスカンでもてなすので、その具にしたいとの相談を受け、ならばと、早いと思いつつ出動したわけです。でも結果オーライでホッとしました。自宅用にも一握りほど残し届けました。喜んでもらえたようです。
沢の中は、山采採りはそれなりにですが、小鳥たちのさえずりもいっぱいあり、野の花たちも慎ましやかに春を告げていました。福寿草などはもう花も咲き終わっているところがほとんどですが、ここの場所では今が旬でした。エゾエンゴサクにもお目にかかれました。青いラッパ状に見える花が何ともいえない色合いを出しています。
この連休からしばらくは、大地の芽ぶきと野の花々から目が離せません。
花々の色合いと山采独特の香り(味)、春をストレートに感じます。