2月14日、韓国伝統シンマニ協会によると、密陽(ミリャン)に住むパク・ピルスンさん(64)と息子が鍾南山(チョンナムサン)を登る途中、計40キロ余りの何首烏(ハスオ)の根を掘った。12キロの1本と9キロの1本プラスアルファなどだ。
協会はこのハスオが180年以上経っていると鑑定した。協会のチョン・ヒョンボム会長は「今まで国内で発見されたハスオは9.5㎏が最も大きいものだった」として「今回のハスオは国内から出てきたものの中で大きさと重さなどが歴代級」と説明した。ただ、鑑定価格はまだ公開されていない。
つる植物のハスオは、国内各地の山野で野生する。根は地中に伸び、丸い形を整え、複数の茎につながる。韓国と中国などで漢方薬材として使われるが、一時中国では高麗人参・クコの実と共に精力剤として知られたという。
16世紀の中国明の薬学書「本草綱木」によると、ハスオという名前は髪の毛を黒くすることができるという意味で付けられたという説がある(ハスオのオが烏の字)。また、これをよく服用して長生きしたハ・スオという人の名前を取ったという話があり、これはホ・ジュンの「東医宝鑑」にも載っている。
辞書によると、ハスオは、「つるどくだみ」と出ている。日本ではあまり見られないものかもしれない。5年ものくらいのハスオは筆者も採ったことがあるけれど、180年ものとなるとみたこともない(当然だが)。 山歩きをして、こんな大物に出会ったときの気分はいかほどだろうか。
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