韓国はチェ・スンシルゲート問題で今も落ち着かない日々をすごしている。
そんな中、釜山大使館の前に出現した少女像問題を受けて、
長嶺安政駐韓日本大使が1月9日、日本に帰国した。
日本人としては当然、あの少女像は目障りだ。
あんなものは早くとっぱらってほしい。
しかし、あの少女像は、民間団体が作って釜山大使館の前においたものだ。
韓国は、国としてはあの少女像には何もできないのだ。
日本政府がいくら声を張り上げて少女像の撤去を叫んでも、
韓国の民間団体が動いてくれなければ、少女像は撤去されないだろう。
韓国に対して抗議するのは日本としては当たり前とはいえる。
しかし、だからといって、「駐韓日本大使」を引き上げさせるというのはどういうことなのか。
大使というのは、邦人のために邦人を守るためにそれぞれの国に配置されている公務員だ。
大使を自国(日本)に引き上げさせる、これじゃ、残された邦人(わたしのようなもの)は
どうなるのだ。
有事の場合、最後まで残って邦人のために尽力し守りサポートしてあげたあと、
最後に引き上げるのが大使の役割ではないのか。
それを一等先に自国に帰る。
こんなことが当たり前のように行われているのは、どう考えてもおかしい。
韓国にはすでに数万人単位の日本人が住んでいる。
少女像問題が惹起されたからといって、
これらすべての日本人が危険に晒されることはないのだけれど、
日本政府のやりかたには、大きな疑問を感じたしだいだ。
やむにやまれず声を絞り上げて叫びたい。
日本政府よ、自国民のことをもう少し考えてもいいんじゃないのかと。
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