涙と笑いのHIV奮闘記

自分とは無関係と思っていた病気と思いがけなく向かい合い、闘病を続けるオヤジの日記。
仕事に趣味に彼氏との生活に奮闘中。

たまには真面目に勉強してみる:HIV

2011年07月13日 | HIV


たまにはHIVのことも勉強してみるということで。
県立図書情報館でいろいろ探してみたところ、こんな論文が。



ARTの遅れで医療費激増



 ジョンズホプキンス大学(ボルティモア)感染症科のKelly Gebo准教授らの研究から,
CD4陽性Tリンパ球数を指標とした抗レトロウイルス治療(ART)の開始が遅れると,
早期開始患者と比べて健康状態が悪化するだけでなく,
治療開始後数年間に何万ドルもの医療費が余分にかかることが明らかになった。
詳細はMedical Care(2010; 48: 1071-1079)に発表された。


43%超が感染後期に受診


 研究責任者のGebo准教授らは
「早期治療が健康状態の維持と予後改善に重要であることは周知の事実である。
しかし今回の研究の結果,治療の遅れによって治療開始から数十年にわたって余分な医療費がかかり,
医療制度にとって大きな負担となることも明らかになった」
と述べている。


 ARTの進歩によりHIV感染者の生存年数は延長し,健康状態の維持においても改善が見られている。
しかし治療の開始が遅れ,疾患が進行してしまうと,これらの効果も低下する。
治療が遅れる理由としては,
 (1)HIV感染に気付かない
 (2)医療制度の利用方法が分からない
 (3)メンタルヘルスまたは薬物乱用問題など他の問題を抱えている
などが挙げられる。


 同准教授らは今回,2000~07年に米国各地のHIVクリニックで作成された8,348例の医療記録を検討。
その結果,患者の43%超が感染後期に初めて医療制度を利用していることが分かった。
これらの患者は,来院時点で既にCD4陽性Tリンパ球数200/μL未満という極度に免疫力が低下した状態であった。
CD4陽性Tリンパ球は免疫系が正常であるか否かを示すマーカーで,
健康人のCD4陽性Tリンパ球数は800~1,000/μLである。HIVなどによりCD4陽性Tリンパ球が破壊されると,
同リンパ球数が劇的に減少して感染症や特定のがんを発症しやすくなる。


 同准教授は「CD4陽性Tリンパ球数が減少すると患者が合併症を起こす可能性が高くなり,
ARTを実施しても同リンパ球数が正常レベルに回復しない可能性が高くなる」と説明している。
先行研究では,感染後期に受診すると生存期間が短くなり,ARTによって得られる便益が少ないことが示されている。


大幅な医療費増につながる


 また今回の研究では,感染早期受診者と比較した場合,感染後期受診者の累積治療費は
治療開始後7~8年間で平均2万7,275~6万1,615ドル高いことが明らかになった。
感染後期受診者では,感染早期受診者より健康状態が悪化しており,
特に治療1年目の医療費が高かったが,この医療費の差は7~8年後も縮まらなかった。
Gebo准教授らは,この結果について「感染後期受診者では入院頻度が高く,高額なARTや抗菌薬が必要となり,
免疫力の低下により悪化した他の疾患の治療も行わなければならない場合が多い」とコメントしている。


 また,同准教授らは
「今回の研究結果は,感染リスクのある人に対してHIV検査を促すこと,
同検査で陽性と診断されてから最初にクリニックを受診するまでの期間を短縮することの重要性を強調するものである」
と結論付けている。


自分がまさにそのケースで。


なかなかアメリカと日本は医療費に差があるので、そのままあてはめて良いのかどうかわかりませんが、
治療初めてもう6年にもなろうとするのに、CD4値は300代をウロウロ。
なんとかならないんでしょうかね。


今日の弁当。
揚げ油が一杯残っているので、今日は揚げもの弁当。


ハムカツ、海老フライ、コロッケ、鶏のから揚げ。冷凍してあったハンバーグ。
青い野菜が冷蔵庫に全然なく、ジャガイモと玉ねぎでポテトサラダ。
青いのはドライパセリ。


小さいおむすびを4つ作って、上に梅ペースト、海苔玉、鮭フレークをのっけてみました。
一つは海苔で巻きました。


カロリー高すぎ?




 


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