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じゅうそう カフェ

十三で知り合った仲間と語り合う場です♪

「コンビニ人間」 村田 沙耶香

2016-08-21 21:25:50 | 読書




芥川賞受賞作です。


世間が「普通」だと思っている感覚に馴染めない36歳未婚の女性。

家族や友達と一緒に居ても、どのように振る舞うべきか分からず、
周囲からいろいろと説教される日々…。

そんな主人公にとって、アルバイトをしているコンビニが、
マニュアルの存在により自分が「普通」であると実感できる場所になり…。

読みやすいストーリーで面白かったです。

「増山超能力師事務所」 誉田 哲也

2016-08-09 22:59:59 | 読書




超能力が世間に認知された社会。

日本超能力師協会という組織の認定試験に合格すると超能力師を名乗れることに…。

そんな試験に合格した超能力師が集まる探偵事務所の話です。


相手の考えを読み取ったり、物に残っている思念を読み取ったりして、
依頼人の問題を解決していきます。

浮気調査、人探し、警察の捜査のお手伝いなどなど。


超能力が使えても、いろんな悩みを抱える探偵事務所のメンバーが良かったし、
ストーリーも面白かったです。

「死神の浮力」 伊坂 幸太郎

2016-07-31 22:31:03 | 読書



死神の「千葉さん」が、一週間だけ対象者を調査して死の可否の判断をするって話。

前作の「死神の精度」を読んだのは、かなり前なんで、久しぶりの千葉さんです。


前回は短編やったけど、今回は長編でした。


娘を殺害され、犯人が逮捕されるも無罪判決となり、その犯人に復讐を計画していた夫妻。

そんな夫妻のもとに千葉さんが現れ、一緒に犯人を追いかけることに…。


千葉さんは相変わらずイイですねー♪

ストーリーも面白かったので、楽しく読めました。


「ガンゲイル・オンライン(5)」 時雨沢 恵一

2016-07-17 20:07:46 | 読書




参加者がいろんな銃を使って戦闘する「ガンゲイル・オンライン」
というゲームを舞台にした仮想空間の話。

5巻です。


追加された特別ルールと新たに出現したフィールドで、
4巻から続くチーム戦の大会が決着します。

面白かったけど、登場人物とゲームの展開がこれまでと変わらないので、
チョット物足りなさがあったかも…。


ガンゲイル・オンライン(4)

ガンゲイル・オンライン(3)

ガンゲイル・オンライン(2)

ガンゲイル・オンライン(1)

「天才ハッカー安部響子と五分間の相棒」 一田 和樹

2016-07-11 22:48:20 | 読書




隣に住んでいる天才ハッカーの美女に誘われてハッカー集団の一員になった主人公。


利用者への対応に問題があるとされる企業を攻撃することで、
世間の支持を集めるも、警察の捜査の手も迫り…。


主人公と天才ハッカーのやりとり、警察との攻防など
読みやすいストーリーで面白かったです。

「炎の塔」 五十嵐 貴久

2016-06-28 22:02:03 | 読書




高さ450メートルを誇る日本一の超高層ビルが完成。

オープンの初日には、たくさんの人が訪れ、
いろんなイベントで盛り上がっていたところ…。


ビル内で小さなボヤが発生。


初期消火のため消防士がやってくると、
フロアに消火器はなく、消火栓から水が出ない…。


いったいビルはどうなってるのか?


そもそも、何が原因で火事が起きたのか?


大規模な火災に発展する可能性があるのでビルからの避難を勧告する消防士。

最新設備の高層ビルで火災が発生するはずがないと断言する関係者。

100階の最上階に招待されたVIPたち。


いろんな人たちの思惑が交錯して、時間だけが経過するうちに、やがて炎が燃え上がり…。


ハラハラする展開でメッチャ面白かったです♪

「亀と観覧車」 樋口 有介

2016-06-12 21:05:30 | 読書



家は生活保護を受けてる状態のため、
ホテルの清掃員として働きながら夜間高校に通う女子高生。

自分ではどうしようもない境遇を受け入れながら過ごしていたところ、
余命1年の初老の小説家と知り合いに…。

人生に対してしっかりした考え方を持っている小説家と主人公の交流が面白かったです。

「ツバキ文具店」 小川 糸

2016-06-01 22:15:42 | 読書




幼いころから厳しい祖母にキレイな字を書くことを徹底的に叩き込まれ、
それに反発して海外で暮らしていた主人公。


祖母は文具店を営みながら、手紙の代書を請け負う代筆屋としても活躍。


そんな祖母が亡くなったあと、文具店と代筆屋を引き継ぐことに。


文具店のご近所さんは個性的で面白い人ばっかり。

お隣さんバーバラ夫人。

いつも着物姿の男爵。

先生をやってるパンティーさん。


代筆屋に依頼されるのは、
お悔み状、離婚のお知らせ、誕生日のメッセージ、絶縁状、
などなど。


いろんな事情がある人の代筆をしたり、
近所の人たちとの交流したり、
祖母のことを思い出したり…。

何気ない日常の話がとっても良かったです♪

「神の値段」 一色 さゆり

2016-05-22 19:57:42 | 読書




人前にまったく姿を見せない芸術家。

その芸術家と唯一会うことができるギャラリー経営者。

そんな二人が協力して発表される作品は、とんでもない高値で取引されてたけど、
ある日、突然、ギャラリーの経営者が殺害されます。


残されたギャラリーのアシスタントは、
今後の作品の処理、芸術家の居場所、経営者が殺害された理由など、
いろんなことに奔走することになり、その結果…。


面白いストーリーやったし、
絵画の世界とかオークションのことも詳しく書かれてて、
楽しく読めました♪