昭和最大の未解決事件「ギンガ萬堂事件」。
(「グリコ・森永事件」をモデルにしてるそうです)
ある日、京都でテーラーを営む男は、父の遺品からカセットテープを発見。
再生してみると、「ギンガ萬堂事件」で恐喝に使われた録音テープ…。
しかも、その音声は幼いころの自分の声!!!
自分の声が犯罪に使われていたことを知り、事件について調べ始めます。
一方、新聞社の企画で未解決事件の「ギンガ萬堂事件」を取材することになった一人の記者。
どうせ大した取材はできないと思いながら調査を開始すると、
予想外の物証を手に入れ…。
時効になったことで事件のことを語るようになった関係者の証言や、
新しく発見された資料などから、独自の調査を進める2人が未解決事件の真相に迫っていきます。
事件の全体像が徐々に明らかになってくる過程が面白かったし、
結末が気になる展開で、最後までとっても楽しめました♪
ある人物が開発した市場予測システム「エアー」。
そのシステムを使って資産運用すれば莫大な利益が得られるが、
政府しか持っていないデータをシステムに入力する必要が…。
そんなシステムの開発者は、なぜか、工事現場で働いており、
現場で知り合った主人公と協力して政府と交渉を開始。
その結果、政府にシステムを渡す見返りとして、
運用益の15%を譲渡してもらい、
さらに、福島で震災により帰還困難区域となった地域を
経済自由区として指定してもらうことに。
莫大な資金を得た主人公と開発者は、
経済自由区で起業しようとする人達にどんどん投資。
たくさんの人を集め、そして、その経済自由区で、
円とは違う独自通貨を導入。
世間の注目を浴び、独自通貨の流通量が増えてくると、
政府は無視できなくなり、いろんな妨害工作を展開。
そんな時、エアーが突然停止し、
経済自由区を維持するための資金がなくなり、
システムの開発者が突然いなくなり…。
独自の通貨で新しい経済圏を確立しようとするストーリーが面白かったです。