おはようございます。
鎌田實『相手の身になる練習』(小学館)は、
中高生向けの新書シリーズの1冊、
タイトル通りの内容です。
相手の身になる力があれば・・・
新しい自分の発見、生きづらさの解消、社会と生きていくことに
つながっていくと・・・鎌田先生は、おっしゃいます。
アラ還のオトナとして言えば
書かれている方法は、どこかで聞いたような項目です。
でも、読んでいる間、
ずっと、自分はどうだろう?と
問い続けることになりました。
そんなアレコレに、おつきあいくださいませ。
まず、問い続けた結果、アチャ~(+。+)も、多々w
たとえば、話泥棒。
相手が話しているときに、自分が割り込み、話を盗んでしまう・・・
結果として相手は話せなくなる・・・
やっちゃうんですよね・・・途中で気づくことも、しばしば。
「あ、ごめんなさいね」と戻すようにしていますが・・・
街中で、よそ様の会話が聞こえてくると、
こういうのって、わたしだけじゃないようですw
「相手の話は最後まで聞く」
基本のキですよね・・・
介護現場では当たり前かもしれませんが・・・
認知症ケアに「バリテーション」という技法があるそうです。
認知症の人に対し、「傾聴する」「受容する」「共感する」
「誘導しない」「ごまかさない」の
五つを基本に接するのだとか。
これは「相手を価値ある人」として接することで
人間関係の基本です。
職場や家庭など身近な人間関係に応用できますよ・・・
・・・と、鎌田先生のお言葉。
なるほどなぁ・・・でした。
そもそも、この本を読み出したのは、
夫が定年を迎え、一緒に過ごす時間が増えた一方、
パート仕事を辞め、他人様と接することが減ったからです。
機会が増えたり、逆に減ったりしただけに考えました。
人とのコミュニケーションを大事にしたい・・・
「相手を傷つけてしまったのでは・・・?」
と悩むのは、もう、まっぴら!
(そうじゃなくても、言葉が、きついんだしさぁ)
繰り返しますが・・・
「相手の身になる力」は、自分のためでも、あるとか。
「新しい世界への扉」を開いてくれるだけでなく、
うれしいことに、相手を思いやると、
幸せホルモン「オキシトシン」も出るそうです♫
もう少し、本書に関して云うと・・・
新書、しかも中高生向きですから、平易な言葉でサクサク読めました。
思うに「相手の身になる」方法も、普遍的なことが書かれています。
それでいて、その方法に至るまでに、
科学的な例や、鎌田先生の豊かなボランティア体験が語られるので、
オトナも、深く受け止めることができるのでしょう。
「相手の身になる」ことを・・・
ただいま、もっとも身近な夫で練習中ですww
年齢を重ねれば重ねるほど、
もろもろが難しくなってくるわけで・・・
だからこそ、笑って暮らしたいですもんね~~~~
皆さま、アタクシ、そんな心がけでおりますのよw
今後とも、どうぞ、よろしく・・・
長い目でみてやってくださいませ。
本日も、おつきあいいただき、どうもありがとうございました。
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梅雨の晴れ間、さんぽ道で紫陽花を撮りました。