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鎌倉ランチは老舗の中華を♫

2022-01-16 | 外ゴハンへ
おはようございます。
本日は、前記事に続く、鎌倉華正樓 について、
どうぞ、おつきあいくださいませ。




この第6波の中、午後遅く、予約もなしで訪ねたのに
思いがけず、眺めの良いお部屋に通していただきました。
もう、これだけで大興奮・・・というところが前回のお話



本日は、まずは食事のお話からまいりましょうか♫

華正樓は横浜・中華街に本店を置く、
創業82年の北京料理の老舗です。

ハマッ子ゆえ、中華街のお気に入りは数あり・・・
広東、四川、上海・・・食事の店は、その時、その時・・・。

それでも、お土産の中華まんだけは、
絶対に、華正樓さんで買って帰ります!



で、鎌倉華正樓さんでのランチコース♫

これから、また車に乗るので(助手席だけど)
飲み物は、ノンアルコールのスパークリングワインを注文。↑



全体に北京料理らしく、上品なお味です。

わたしは、気になりませんでしたが、
薄味好みの方にはちょっと塩気が強いかもしれません・・・
(北京は寒いから塩味が強いのかも・・・!)

どのお料理もおいしかったのですが・・・



野菜がおいしいのには、脱帽でした。
↑炒め合わせたブロッコリーも、青菜炒めのA菜 (エーサイ)↓も
あとを引く美味しさ!さすがの老舗♫




「なんで、中華街のある横浜・ハマッ子が、わざわざ鎌倉で中華を!?」

長いこと、ずっとそんな気分で、
中華街の華正樓は、おなじみでも、
鎌倉の華正樓さんは、今回が初めてでした。



遅まきながら・・・
中華街の華正樓さんと、こちらとは別のお楽しみがあることに
気づきました。

まず、鎌倉という独特のたたずまい。
長谷の海を眺められるうえ・・・
お店は、長谷の大仏こと、高徳院の、なんと向かいです!


(正面のこんもりした山が、たぶん大仏切り通し。
歩いたことはないけれどw)


それに加え・・・
この建築のすばらしさ!
戦前の鎌倉の木造建築らしく、大興奮でした♫

建物の由来はというと、
 「昭和14(1944)年、旧華族の別邸として建築」です。
・・・と、ここまではネット情報で出てきます。

旧華族って、どなた?
・・・いくら検索しても出てきません。

仲居さんにうかがうと・・・


(画像ではわかりにくいけれど、逗子マリーナまでよく見える)


「旧華族と言うこと以外は伏せられていて、
私どもも存じ上げませんで・・・
ご事情があったらしく、五年ほどしか、おいでにならなかったそうです。

おそらく、宮様でいらしたのではないかと・・・」とのこと。


(お部屋は「桜の間」)


なるほど、そもそも、公にしていないのなら、
ネットで、たやすくヒットするはずがありません。

建物は、その後、華正樓ではない別の中華料理店を経て、
今の鎌倉華正樓となったそうです。

「華正樓さんは、こちらで何年になりますか?」と伺うと
「73年になります」とのお答え!

ひゃっ!



アラ還のわたしが、子どもの頃から、
ここに、どっしりと構えていらしたのですから・・・
当然と言えば、当然ですね・・・w

ここ鎌倉の長谷は、若き日の父が働いていた街でして・・・
幼い私が、最初に覚えた「パパがお仕事で行くところ」は
「ハセ」だった気がします。

当時は、上役(今は「上司」が一般的かな)への
挨拶もしょっちゅうでしたから、父や母に手を引かれ、
幼いわたしも、長谷を訪ねたものです。


(ウェイティングルーム)



その折りに見かけた、鎌倉華正樓。

幼な心に強烈な印象で・・・
後々になっても、ここを通る度に、
当時の記憶がよぎったものでした。




実は、この日は、母と一緒に、
今年初めて、父の墓参をしてきたのです。

葉山に寄りたいお店があって、湘南を走ってきたものの
長谷にある、鎌倉華正樓に寄ったのは、本当に、わたしの思いつき。
墓参の後、父のことを考えていたからかもしれません。



この日、一番喜んだのは八十を超えた母でした。
「お父さんが・・・」「お父さんは・・・」と
若き日の想い出を、嬉しそうに話してくれました。

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昨夜は、度重なるスマホの音で・・・何度も目が覚めました。
トンガも、津波も、大事ないと良いのですが・・・

また本日は大学入試共通テスト2日目、昨日の東大でのようなことが
ありませんよう、皆さんがベストを尽くせますように!

本日も、おつきあいいただき、どうもありがとうございました。

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