人生100年時代を55歳でセミリタイアしてみた独身女の家計簿日記

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映画「ゲゲゲの謎」が脳髄にガンギマってやばい毎日

2023年12月16日 | オタク語り(腐女子妄言もあり)
⚠️オタク発言注意‼️腐女子発言注意⚠️











☆現在2023年12月に公開中の「ゲゲゲの謎」ですが、ずでに3回見ています。

ヤバイほどキマる。ガンギマリとしか言いようがない。



私のように子供時代からゲゲゲの鬼太郎が好きな世代の、懐かしの記念アニメ作品的位置付けと思いきや。

映画館はいつも80%の席が埋まっている。

しかも客層は若いお兄さんお姉さんが多い。

同世代の昭和人間ほとんどいない。

いやさ、第6期まで鬼太郎のアニメをしているらしいのは知ってるけど、少なくとも萌えアニメじゃないし、子供のアニメ枠でしょ。

デートやリア充同士でくる作品か?

その上12歳未満要指導的なマークついてるし。

いやでもね、マジでハマる作品なんですけどね。

制作する方もさあ、「万人受け」「ファミリー受け」完無視で、横溝正史ばりのアングラ映画作ろうとしたよなあ。

興行収入より大事なものがあるのか?

11億超えたけどさ!!



初期の鬼太郎のアニメしか知らず、原作で読んでいるわけではなく、「墓場の鬼太郎」冒頭をうっすら知ってる程度の私。

でもずっと疑問に思っていたことが50年の年月を経てやっと氷解した気持ちだった。

「鬼太郎君はなんでお父さんがあんなに大好きなんだろう?」

「妖怪なのにどうして人間を助けてくれるんだろう?」

子供心に思っていたこの二つの問いが、今回の映画の中にあった。

水木先生は長年鬼太郎と言う作品をベースに、色んな連載をしていたので色んな鬼太郎がいるらしい。

その時間軸が一本の太い縄に編み上げられたような映画だった。

目玉親父の過去、お母さんと言う人、育ての親の水木。

この三人のエピソードが、涙なしでは見られない。


どこにもイケメンはいないし、イケメンなアイドルのアテレコもないし、タイアップのミュージシャンもおらんのに。

女性ファンが沸いた。そして11億を超えた。

100年の歴史を背負う覚悟で、ゲゲゲの沼にどハマりしている同志たちがいる。

「X」に流れてくる作品への考察は深すぎて目から鱗状態だ。

正直、「見えないものを見る」「書いていないことを感じる」能力は、女性が凄まじく高いと思う。

実際公式サイドもSNSを見ていて、かなり合ってると発表している。

人間ドラマの奥深さを真正面から受け止める力は、女の方が強いんだと思う。


その派生にBL系の妄想があるけど、それはおまけだから許してほしい。


原作や公式の偉大なる感動の本の端っこに、ちょっとした趣味の妄想が生まれるだけのこと。

感動が無ければ妄想も生まれないのだから。

(実際「イケメン出しときゃ良いんだろ?ほら妄想しろ!」って系の作品はことごとくドツボにハマっている。顔じゃないんだよ顔じゃ!)



本編は本来なら若い女性に嫌悪される要素満載な内容だ。

ほの暗い世界観、昭和中期の戦後復興時代でゴミゴミしいし、タバコの煙で臭そうな画面。

イケメンはいない。

可愛い動物もいない。

血と暴力と吐き気を催す設定と妖怪に最悪の人間像。

これでも最高に面白いのだからすごい。

本当に!公式!よくぞこの路線で行こうと思ったよな!!

声優さんたちがベテランと実力派で埋められているので、もう感謝しかない。最高の最高。

関さんありがとう!木内さん最高でした!!

ラスボスのアテレコは本当に感動もののゲスさで、どんな目に遭っても「ザマァ!」と言えるのが爽快&爽快。


最寄りの映画館では上映時間を増やして、社会人に優しい夜間枠ができたようです。

ありがとうありがとう。

パンフも売り切れで第二次受注生産に予約中。

こりゃあ円盤発売となったらどうなるか……。

オタクとして財布の紐を緩めねばなりますまい。

人生折り返してから、まさか原点中の原点に回帰するとは思わなかった。

鬼太郎と目玉親父と水木養父を語り尽くすことに人生を捧げようと思う。


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