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所属しているコミュニティで私の問いかけに対して
多くの意見を頂きましたので、続きです。
76.私は、東芝のファンですが、たしかに昨シーズンまでの東芝が多用して
いたモールを中心としたパワープレイを軸とした戦略を、そのまま日本
代表の戦略として採用して強豪国相手に成功するとは思いません。
その点は、75番さんに異論はありません。
しかし、東芝のようなチームがトップリーグに君臨しているから日本代表
は勝てない、というような因果関係による説明は、やはり私には説得力が
ないように思います。
大西ジャパンの時代にも、トップレベルに明治に代表されるようなパワー
プレイのチームが現に存在していたわけですし、全盛期の釜石のフォワード
の強さは周知の事実です。そういうチームモ含めた様々なチームの切磋
琢磨から、その時の日本代表の実力が培われていたことは間違いないと
思います。
また、今度の日本代表のメンバーに東芝の選手はそれほど多くはあり
ませんから、東芝の戦術・戦略を真似してあの12人モールを作ったとは
思えません。
あれは、単純に選手たちがプレー中にフィジーの弱点を感じ取り
「ここは押せる」と判断した結果でしょう。
逆に、そういう選手の単純な判断に頼らざるを得ないチーム作りをした
ことこそ問題にするべきではないでしょうか。
このプレーが、東芝の戦術の一部に類似していたからといって、東芝を
責めるのは、あまりにも酷です。
もちろん、東芝というトップチームのカラーが強い印象として代表選手
たちに定着しているという可能性は否定できません。
しかし、だからこそ、それに代わる統一した戦術・戦略を開発し、選手に
落とし込むことが、コーチング陣のうでの見せ所だと思います。
77.76番さんの建設的なご意見参考になりました。でも、様々な意見があ
って当然だと思います。絶対的な答えなんてありませんので以下に私の
見解を述べます。
私は、リスクを負わずにポイントに近いところでプレーするというスタイル
が日本代表に定着しつつある事を嘆いています。
日本のトップリーグ覇者が結果を出しているので、その事実がなんとなく
免罪符になっているように感じています。
工夫を凝らさず、楽な戦術を選択する思考回路が定着したらトップリー
グにも、日本代表にも未来はありません。
トップリーグで経験した事のないプレーを代表で披露することは不可能
だと思います。(全体の戦術というよりは、個々の判断の方です)
オプションの一つとしてモールを形成することになんら異議はありま
せん。ただ、頼みの綱がモールという現状は変えていくべきです。
前回のフィジー戦も別の角度から見れば、あれほどバックスのディフェ
ンスが統一されていない世界の強豪国は珍しいと思いました。もちろん、
フィジーのディフェンスです。戦術うんぬんを持ち出すまでもなく、二、三
人の閃きとギャップを見つける嗅覚があれば楽々とゲインラインを突破
できたと思います。
ゲインラインを突破するアイデアとセンスをトップリーグで磨くべきです。
すべてのチーム、すべての選手ではありませんが、当たり前の事を当たり
前にやる選手が多すぎる事が問題でしょう。そして、日本で当たり前の
プレーが世界に通用しなかった時の解決策を放棄。
代表チーム個別の戦術云々よりも、トップリーグ全体が変わる事の方が
重要だと考えています。
具体的には、世界を見据えた戦術を提示し、世界と戦える日本人らしい
個性を伸ばしてくれるようなトップリーグの監督が増えることを期待してい
ます。
同時並行が好ましいのですが、
①日本代表のHCを始めとする首脳陣の改革、トップダウンと
②トップリーグの改革から始まるボトムアップの二者択一ならば、
私は②の方が現実味があると思います。時間はかかってしまうでしょう
が・・・・。
まだまだ続きます