Towards the Universe....

~Miyuki Ito-Composer's Life~

ウルグアイの映画「ウイスキー」

2011-02-28 18:08:56 | ♪video/アメリカドラマの大ファン!

久しぶりにビデオを見ました。ウルグアイの映画の「ウイスキー」(2004)


数々の国際的な賞を受賞してるみたいです。タイトルのウイスキーは、カメラで写真を撮るときに日本では、「はいチーズ」をウルグアイでは「ウイスキー」という言葉からきてます。スペインでは、「パタータ(ジャガイモという意味)」といいます。国ごとに、口が横に広がる単語を選んでいうわけですが。
ウルグアイはスペイン語圏ですが、なぜかウイスキー?

つまり、作り笑いですかあ。この映画とにかく暗い。こんなに暗いのってありってくらい徹底的に暗いです。
主人公は3人で、さびれた靴下工場の社長のおじさん、そこで働いているおばさん、そこへブラジルで靴下工場をやって成功している弟が訪ねてきます。
ウルグアイっていわれても全然、イメージがわかないのですが、南米だからいわゆる明るい性格のイメージを考えていたら、どうしてそんなに暗いのか?

そのメインのおじさんがとにかく、言葉少なしで静かで暗い。とはいえ、ちゃんとお礼をいったり変な気遣いがあったりと意外に優しそう。ついでに、現状維持っていう毎日同じ生活態度で、ぼろぼろの工場で父の時代からの機械で古いスタイルの靴下作って安いお店に売ってるというさえない生活だけど、それで満足そう。弟は、新しい機械を買い新しいスタイルでブラジルで成功していて、兄を説得するものの反応無し。頑固そうだけど、怒る事は一切なく穏やかそう。さえない代わり映えのしない生活に満足している兄なのに、弟に見栄を張って弟の滞在中のみ工場に来ているおばさんに奥さん役を演じてもらうという何とも変な感じ。そのおばさんも、見た目は冴えないおばさんなんだけど、タバコすったり、仕事帰りに映画館に行ったり、お出かけに派手な服来たりと、何か生活に楽しみを探してる感じ? スローテンポで会話が続かないこの映画。みんな何考えてるのか謎めいています。
最後が特に謎めいています。見る人それぞれに託してるって感じで終わるのですけど。

弟が帰る際におばさんがメモを渡すのですが、一体何が書いてあるのか?
弟が戻ったあとにおじさんがすっごい大金をつつんでおばさんに渡します。次の日におばさんは工場にあらわれません。その意味は?
見た人の意見聞きたいですねえ。

不思議な映画です。これ作った監督と、役にはまっている俳優さん達がすごいよなあって思いました。

会話が少ないのですが、スペイン語が聞き取りにくかったですね。南米特有の方言があるのかも?




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2 Comments

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Unknown (ささら)
2011-03-01 17:11:17
ビデオの表は絵ですかね?
それを見るとなんとなく雰囲気が想像できる気がします。w
きっとお国柄も漂ってくる感じなのでしょうか。
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Unknown (miyuki)
2011-03-04 11:49:44
イラストみたいです。主人公の雰囲気そのものです。
ウルグアイの場所を地図で探したら、本当に小さい国なんですね。そしてなんとサッカー、ワールドカップでも2回も優勝してるんですよ、びっくり! たしかにビデオのなかでもおじさん達、サッカーファンでしたけどね。

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