「オクラは粘々食品 健康食」
野菜の花をなかなか感じ入って見る時はありません。目的が食べるために作る物(野菜)なので、花に関心を持たぬのが普通なのです。
その中にあってオクラの花は別格です。「世界で最も美しい野菜の花」と言われているほどです。クリーム(黄色)色の花は人の心を引き付けます。
アオイ科の花で直径が6㌢ほど、ハイビスカスやムクゲの花に似ています。
もともとオクラは幕末から明治初期に、食用でなく観賞用に日本に持ち込まれたそうです。オクラの花は美しいだけにうなづけます。
今では健康食として知られ、粘々感が身体に良いとされ店に並んでいます。
原産地はアフリカで、なにより暑さを好む植物なので東南アジアからの輸入物や、日本では鹿児島や沖縄が中心です。近年は地球温暖化のためか北海道でもつくられています。
旭川の隣りの町の「比布町」が、道内のシェアの7割を占めているそうです。
我が家でもオクラの種子を蒔き育てて、オクラの花の美しさに満足しています。ある農家ではビニールハウス内で育てて1m50㎝にも伸び結構収穫が出来ています。
このオクラの花は短命で朝に咲いたら午前中にはしぼんでしまいます。
同じ科のムクゲの花も一日花で、毎日落ちるムクゲの花の処理が嫌だという人さえいます。しかし、オクラには実が付きますが、ムクゲの実は見たことがありません。
・今年は天候不順なのか、わが別荘のムクゲの花が未だに満開になっておりません。ムクゲの咲く季節(月)は私の誕生月なのですがね。