「蕗の薹 春一番の癒しの野の花」
3日前に庭に出てきていた蕗の薹を採って、「蕗味噌」を作ってもらいました。
春はラビ妻の出番です。
20株ほど収穫があったのですが、出ていたすべてをとってしまったので、ラビ妻にがっかりされました。
我が家の春一番に春を知らせてくれている「蕗の薹」ですから、「庭で毎日眺めて楽しんでいたのに」と残念がられたのです。
庭から取らずに、野に行っていただいてくれば(蕗の薹を採ってくれば)よかったかなと 少々反省したのでした。
「蕗味噌」を料理している時間帯は、部屋に漂い蕗独特の灰汁の匂いと云うか、これがたまらなく体にしみます。毎年のことながら春一番の山菜の楽しみです。
毎年この蕗味噌がテーブルの上にならべられます。白いご飯にのせて頂くと春が来たのだなあと幸福が家に満ちます。
食が進みます。
平地から奥地にと順次「蕗の薹」が出てきますので、時期が立てば山の方へ車を走らせ取ってきます。
2年前は十勝岳温泉卿に向かう途中で、5月連休に蕗の薹を採取しましたが、山での野の恵みを頂くのもまんざら(最高です)ではありません。
その時旅行中でしたが 私が体調を崩し、採取した蕗の薹は料理もできず廃棄したので、可哀想な事をしたものだと 思い返しています。
ある年の事、吹上温泉に宿泊した時、同じく旅行していた人たちから、フキノトウの天ぷらを頂いたことがあり、嬉しかったものです。高山のフキノトウは時期外れに野の恵みを食べれるので、これまた最高というものです。
蕗の薹のテンプラ揚げも これまた美味で、アクが取れていくらでも食べれますので 今年もこれから挑戦するところです。
我が家では蕗の薹は春の料理に欠かせないものですが、これは美味しいとばかりに、隣近所にいかがですかと声をかけると 意外なことに食べないから我が家の両隣からことわられたことがあります。
自分には好物でも、人にとってはまったく好まないものだと反省しています。
まだ、スーパーには蕗の薹は並んでいませんが、何日か後に店にも並ぶことでしょう。
蕗の薹は花ではなく、しばらくしてから花が開きます。咲きはじめは綺麗です。