6月の襟裳岬 平地でも高山植物のお花畑
襟裳岬にはまだ観光客はわずかででした。岬のバス停でバスを待っている5人の外人さんと目が合い、頭を下げると心が通じたと見えて挨拶を返してきました。外人さんが来ているのに、まだ襟裳岬の観光は日本人には時期早々のようです。
何台かの車が訪れては去っていきます。まだ風は冷たく人は長く足を止めていません。その中でカムイラビット夫婦は、6月1日、6月2日の夕日と朝日を拝みに岬に立っていました。岬に立っての太陽を拝むことは心が洗われます。「運気が上がる」とは、このことを言うのでしよう。
襟裳岬の夕日・・・。
6月初めの日の出は朝も早く3時30分ころなので、ちょっと寝不足にぎみになりますが岬に向かいます。
幸い夕日も朝日も空は晴れていたので、満足の心でその時をいただきました。灯台の周りにはもう時期はすぎているエゾエンゴサクの花が今盛りと咲いています。5月の連休に襟裳岬に来た時に咲いていた姿そのままにあるのです。襟裳の春はそのままにとどまったままなのです。
岬がミヤマアズマギクで満たされていました。
エゾエンゴサクはそのままなのに、他の花が岬をわが物顔に広がりを見せ出してました。昨年はわずかな群落であったのに、今年は岬の広場全体に「ミヤマアズマギク」が咲いていたのです。
夕日を浴びて咲くミヤマアズマギクも魅力があり、朝日を受けて咲くミヤマアズマギクも素晴らしい。今回の旅の目的も襟裳岬の花の撮影なのですが、夕日・朝日を受けて咲く花の姿には趣があります。
日中撮影した作品より深みが出ているように思われるのです。人の撮る写真以上のものが作品にあるはずです。
★ 「カムイラビットの楽園」を見ていただいている方に申し訳ありませんでした。襟裳旅行のために心が落ち着かず3日間、そして襟裳岬での2日間と次の日も疲れで6日間 もブログを休んでしまいました。とうとうさぼり癖ができてしまったかと反省しています。