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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

命づな 襟裳の西海岸 襟裳の人たちの生活がここにも

2013-11-28 20:53:09 | 風土
写真の綱は何に使われているのでしょうか。

一本の綱が崖の上から下の海岸まで降りています。「この綱を伝って浜の母さんが浜に降りて昆布取りをするためのもの」だとか、話を聞いて驚いてしまいました。崖なんですよ、よく降りれますね。襟裳の女の人にたくましさ力強さを感じ、生活も大変なのだの一言です。
「この綱を伝って海岸まで降りろ」と言われたら、やって見たさ半分、命あってのものだねとやりたくない心が半分と両方の心があります。
  

綱のある場所の、襟裳半島の西海岸に出向いたのは今回で2度目になります。海岸は岩場で襟裳半島の代表的海岸の美しさの見られる場所でもあります。
 

11月16日と、もう秋も進んおりましたので、花も咲いておらず海岸段丘の上から夕日を写真に撮るというのが訪れた目的のひとつでした。幸いこの日は快晴の日で見事な夕日に出会いました。運が付いていました。
しかし、一番強烈な印象はこの綱なのでした。海岸段丘の上からこの綱を使い海岸に降りて昆布漁をする浜の母さんの姿を思い描き、きつい生活なのだろうなとつくづく思うのでした。浜の女の人の生活は危険と表裏一体なのでした。