こんにちは、雨に濡れた緑が、キレイな季節になりました。“雨が滴るアジサイの葉とカタツムリ”なんて、6月のイメージの定番ではないでしょうか。ところで、カタツムリは、「でんでん虫」という呼び方もありますし、「虫」なんでしょうか?調べてみましたら、そもそも「虫」という漢字は、ヘビの象形文字で「虫」を3つ集めた「蟲」という漢字は、生物全般を表し、その略字として使われているうちに、「虫=ヘビ」から、「虫=人・獣・鳥・魚以外の生き物」というように意味が変わっていったそうです。ですので、今の分類で言うところの爬虫類や両生類、そして無脊椎動物などの全部が「虫」というわけです。今の私たちが「虫」と聞いてイメージするものは、昆虫やクモ・ムカデ・ダンゴムシなどだと思いますが、ヘビのことは「長虫」と呼んだりしますし、カタツムリを「でんでん虫」と言ったりしますから、昔の分類法の名残が色濃く残っていると言えそうです。では、カタツムリは何なのかというと、「陸に住んでいる貝のうち、殻をもっていて、触覚の先に目があって、肺呼吸で、殻にフタがついていないもの」で、陸に住んでいる貝のうちで、「殻をもっていないもの」がナメクジです。子供の頃、カタツムリの殻から出たものが、ナメクジだと思ったことがあるかもしれませんが、カタツムリの殻の中には内臓がそのまま入っているので、殻から引き出してもナメクジにはなりません。カタツムリの、あのゆっくりした動きと、殻の中から目や触角を出したり引っ込めたりするところは、なんとも愛嬌を感じます。ご自宅で犬や猫などのペットを飼うことが難しいという方は、カタツムリを飼ってみるのはどうでしょう。「マイペースな姿を見ていると癒される」という声もあるようです。カタツムリはご近所の公園やご自宅の庭でも見つけられる可能性大で、梅雨時期や秋の穏やかな雨の降る日は、活発に活動するので見つけやすいそうです。休日などに散歩がてらカタツムリでも探してみてはいかがでしょう。
清里萌木の村にあるノスタルジックなメリーゴーランドと車。5/26(日)
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