神戸中央区の常光院さまで18回忌の法要をさせて頂きました。
あの日から18年・・・
神戸でも震災を知らない世代が4割を越えたとか。
経験した者にとっては、決して消えることのない体験です。
それでも、たとえ家や思い出をすべて失おうが、家族を亡くされた方の悲しみには比べようもありません。何の覚悟も心の準備も無く奪い去られた命・・・
「あの日を越えてなお」の会も直後の頃と違い、ご自分のお家でご法要をなされるようになってからは、お馴染みの方々だけの集まりになりました。
ご遺族の方々も年々お年を重ねられる訳で、毎年お元気かな・・・と、1年ぶりの再会が楽しみと心配ですが、今年はお目にかかれず気になる方がずいぶん増えました。
ご住職の山崎泰廣先生とは高野山大学で聴講させて頂いた頃からのご縁で、震災の後、生徒さんたちのご協力で完成した鎮魂の押絵千体地蔵さまをお守り頂いております。
密教の研究家として世界的な学者でいらっしゃる先生ですが、昨年奥さまを亡くされ今日のお話の中、「淋しいもんですな・・・」と。
人間山崎先生に触れる思いがいたしました。
今日は京都教室のTさんがお詣りにお越しくださったので、まずは1階からご案内。
ここには初代絹甫の「風神」と「雷神」をかけて頂いております。
2階本堂の長押には「飛天」が4体、舞っています。
そして私たちみんなの思いが込められた千体地蔵さま。
ご遺族の方々と涙のお電話を交わしながら、生徒さんたちも必死に真心を込めてご協力くださり、1周忌に間に合わすことができました。あれから17年・・・
山崎先生も仰ってました。
思いを持てば、いつでも故人と感応できる。思いのこもったお地蔵さまや飛天のあるところで、故人を偲ぶ気持ちの人たちが集まれば、そこが極楽浄土なのですと。
思いを馳せ、力を頂きながら、与えられた命をしっかり生き抜いて行こうと決意を新たに、私の今年が始まりました。
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