ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

初冬の大台ヶ原 北尾根の三津河落山へ 再び・・・

2020年11月25日 | 山 近畿 台高山脈・高見山

2020年11月22日(日) ☁/強風 日出ヶ岳~三津河落山

 

車の窓から見える景色は…真っ暗

外に出ると冷たい空気が絡んで

襟元を固く閉ざして 身震い一つ…

見上げた空には 無数の星が輝いている

 

余りにも美しさ満天の星空に 不安が過る

 

天気がこのまま持つことを願いながら

夜明け前の暗い中で 準備を始めた…

 

 閉館中のビジターセンター

 

まだ眠りの時間…その空間を

割って聞こえるエンジン音…

 

ここは大台ヶ原ビジターセンター駐車場

星の観測をしていた車

車中泊をした車

様々にも多くの車が停まっている

 

その横をすり抜けながら 

登山口へと向かったのは 日の出の事

 

 日出ヶ岳への遊歩道入口

 

願わくば 日の出が拝めますように・・・ 

 

 エレキの灯を頼りに進む

 

その願いは 時間と共に揺らいでいく…

 

風が出てきて 

仄かに夜明けを知らせるように白む空が 

ゆっくりと姿を現すころ

南の空には雲の陰が見え始める

 

 

それでも…この時は 

まだ間に合うと期待していた

 

急いで白む空と競争するように 

日出ヶ岳を目指した

 

 東大台への分岐 ここを左へ

 急登の階段になれば頂上間近!

 

 

頂上の展望台が 寒々しく迎えてくれる…

 

日出ヶ岳の山頂は の通り道!

何とか 日の出に間に合ったとほっとする暇もなく

我がもの顔で暴れる風が 容赦なく襲ってくる

暫く 展望台の中で 風よけになる場所を探し

ザックを下ろして 日の出を待つことにした

 

その間に どんどん上がってくる

 

 日出ヶ岳山頂

 

風は止むどころか 吹き飛ばす勢いで吹き荒れる

それでも 日の出を待った・・・

待ったが 太陽はその姿を見せてはくれなかった

 

微かに姿を現した太平洋

 

不気味な雲の間から

薄っすらと朱い影が見え隠れするだけ

風で飛ばされるのではなく 集まる雲に邪魔される

これは諦めるしかないのかも・・・

そう思った時

今から向かう 三津河落山が姿を現した

 

三津河落山

 

日の出の暁は望めないものの

今から向かうお山は ほほ笑んでくれそう…

 

そう思うと 日の出を諦めた

 

置いていたザックを取りに戻ると

登って来た若者グループがその場を占領し

私のザックのベルトをんで平気で立っている

 

ザックを取ろうと近づいても どかない!

それどころか 押し返してくる!

 

その場は自分の場だとでも言いたいのか?

仲間と はしゃぎながら無視をしている

 

見兼ねたチチが

「ちょっと御免よ」といって ザックを取ってくれた

それでも 除けようとはしない

 

これも 日の出を諦めて

さっさと に進むきっかけになった

 

 

我がもの顔で はしゃぐ若者たちと

我がもの顔で 暴れるが占領した

日出ヶ岳の展望台に 別れを告げ

北尾根へ進み 三津河落山へ向かった

 

 

 

 

コースタイム

 

5:25 大台ヶ原ビジターセンター駐車場 → 6:05 日出ヶ岳 1695m 6:37 → 7:05 巴岳 1640m → 7:31 川上辻 → 7:45 名古屋岳 → 8:13 如来月 1654m 8:25 → 8:30 三津河落山 → 8:37 日本鼻 1640m → 8:54 大和岳 1597m → 9:10 農林水産省雨量計 9:40 → 9:44 三津河落山 → 9:52 如来月 → 10:23 川上辻 → 10:43 大台ヶ原ビジターセンター駐車場

 

 

 

 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (watanabe_march)
2021-01-23 13:11:25
50数年前、日出が岳から大杉谷を下ったことを思い出しました。当時は「魔の大杉谷」、「黒部よりすごい」と言われましたが、実際はそうではありませんでした。桃の木山小屋に一泊、松坂へ出ました。単独行でした。
大台ケ原は好きな山です。大蛇嵓に座り込むと、景色が良いので動くのが嫌になりました。その後大台ケ原には行っていません。
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Unknown (mituhouse)
2021-01-24 23:06:59
watanabe_march様
こんばんは レスが遅くなり申し訳ございません

大杉谷はまだ行ったことがありません
計画を立てたまま縁なく月日だけが過ぎていきました
災害で崩壊して通行止めになってしまったこともあり
きっとルートなど変わっているのでしょうか・・・?
主人から桃の木山小屋の話や大杉谷の事を聞いていますが
一度 自身の目で見たいと思っています
大台ヶ原は色々な形で魅了してくれますね
天気が良くても そうでなくても・・・♪
50数年前はどんな感じだったのでしょう…密かなる計画を
いつか現実にしてみたいと思います

拙いブログにご訪問下さり 
コメントも残して下さって嬉しく思います
ありがとうございます
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