私が初めてのサイト"You know what?" (Lenny Von Dohlen Unofficial Fan Pageの前身)をたちあげたのは1998年ですから、もう6年前のことになります。他の人たちがサイトを作っているのをネット上で見て、私もやってみたいな、と思ったのがきっかけでした。
一体何をテーマに作るか。私が一番好きなのは映画ですから、映画をテーマにしようとは決めていました。でも、レビューサイトは既に沢山ある。じゃあ誰か俳優のファンサイトにしてみるか。でも、有名どころは、もう色んな人が作ってるなぁ。どうしようかなぁ。私がわざわざ作るまでのことはないよなぁ。
で、結局選んだのは、Lenny Von Dohlen(レニー・フォン・ドーレン)という名前の俳優でした。どうですか。ご存じないでしょう。まあ、日本では出演映画が公開されないんですからしょうがないんです。だいたい本国ですら公開されない。そんな人なのです。主演するとすればC級クラスの映画。メジャーでは脇の脇。テレビのゲスト出演が活動の殆ど。代表作はテレビシリーズ「ツインピークス」とジャリタレ映画「ホーム・アローン3」、80年代の恋愛映画「エレクトリック・ドリーム」。どうですか、ダメな感じが匂ってきませんか。それゆえ、アメリカ人の役者ですが、本国にすらファンサイトがない。日本ではさらにない。言及している人が第一誰もいない。これだ。競合サイトが地球上に存在しない、そしてもしかしたら今後も存在しないかもしれない俳優。これこそ私が初サイトで取り上げるべき人だ!
そんなわけで宇宙初のLenny Von Dohlenファンサイトを立ち上げたのが1998年の11月。英語版も同時に始めたため、海外からも「好きなのは自分ひとりだけだと思っていた」という泣けるメールを頂くこと数知れず。さらにはご本人からもメールや手紙を頂くようになりました。自慢です、ハイ。(どうせ自慢しても誰も知らんだろうよ…)
で、6年の間、(正確にはその前からでしたが)この一人の俳優の出演作を追ううちに、ひとつの楽しみを覚えました。この人、昔はあまり演技が巧い人ではなかったのです。セリフや動作が芝居がかっていたり、表情が少し硬かったり、と、素人が見ても時折おや、と思ってしまう始末。ところが徐々に近年の作品を観るにつけ、その演技が格段に巧くなっているのです。最初は(むろん愛しながら)「ダメじゃん!」と罵声を浴びせていた私でしたが、新しい作品(しかしほとんどがTVシリーズのゲスト)を観るたびに「やるな、お主」と唸ることしきり。きっと既に世に名優や性格派俳優などとしての地位を確立している俳優のファンであれば、こんな楽しみを得ることはできなかったでしょう。
そしてこのLenny Von Dohlen氏、ここ1,2年は殆ど活躍の場所を舞台に移動させており、出演作を見ることが全くできなかったのですが、数日前、ご本人からメールが届きました。昨秋に出演した舞台について、ローカルなものではありますが、Los Angeles Drama Critics Circle Awardという賞で、主演男優賞にノミネートされたとのこと。
不覚にも私、そのメールを読んで目頭が熱くなりました(笑)。
細々とだけど、ファンやっててよかったなぁ。ファンサイト作っててよかったなぁ。
出演作のLAプレミアの招待状をメールに添付して送ってくれるレニー君。行ける訳ねえよ、というツッコミはおいといて、私はあなたが大好きです。今までも、これからも。
一体何をテーマに作るか。私が一番好きなのは映画ですから、映画をテーマにしようとは決めていました。でも、レビューサイトは既に沢山ある。じゃあ誰か俳優のファンサイトにしてみるか。でも、有名どころは、もう色んな人が作ってるなぁ。どうしようかなぁ。私がわざわざ作るまでのことはないよなぁ。
で、結局選んだのは、Lenny Von Dohlen(レニー・フォン・ドーレン)という名前の俳優でした。どうですか。ご存じないでしょう。まあ、日本では出演映画が公開されないんですからしょうがないんです。だいたい本国ですら公開されない。そんな人なのです。主演するとすればC級クラスの映画。メジャーでは脇の脇。テレビのゲスト出演が活動の殆ど。代表作はテレビシリーズ「ツインピークス」とジャリタレ映画「ホーム・アローン3」、80年代の恋愛映画「エレクトリック・ドリーム」。どうですか、ダメな感じが匂ってきませんか。それゆえ、アメリカ人の役者ですが、本国にすらファンサイトがない。日本ではさらにない。言及している人が第一誰もいない。これだ。競合サイトが地球上に存在しない、そしてもしかしたら今後も存在しないかもしれない俳優。これこそ私が初サイトで取り上げるべき人だ!
そんなわけで宇宙初のLenny Von Dohlenファンサイトを立ち上げたのが1998年の11月。英語版も同時に始めたため、海外からも「好きなのは自分ひとりだけだと思っていた」という泣けるメールを頂くこと数知れず。さらにはご本人からもメールや手紙を頂くようになりました。自慢です、ハイ。(どうせ自慢しても誰も知らんだろうよ…)
で、6年の間、(正確にはその前からでしたが)この一人の俳優の出演作を追ううちに、ひとつの楽しみを覚えました。この人、昔はあまり演技が巧い人ではなかったのです。セリフや動作が芝居がかっていたり、表情が少し硬かったり、と、素人が見ても時折おや、と思ってしまう始末。ところが徐々に近年の作品を観るにつけ、その演技が格段に巧くなっているのです。最初は(むろん愛しながら)「ダメじゃん!」と罵声を浴びせていた私でしたが、新しい作品(しかしほとんどがTVシリーズのゲスト)を観るたびに「やるな、お主」と唸ることしきり。きっと既に世に名優や性格派俳優などとしての地位を確立している俳優のファンであれば、こんな楽しみを得ることはできなかったでしょう。
そしてこのLenny Von Dohlen氏、ここ1,2年は殆ど活躍の場所を舞台に移動させており、出演作を見ることが全くできなかったのですが、数日前、ご本人からメールが届きました。昨秋に出演した舞台について、ローカルなものではありますが、Los Angeles Drama Critics Circle Awardという賞で、主演男優賞にノミネートされたとのこと。
不覚にも私、そのメールを読んで目頭が熱くなりました(笑)。
細々とだけど、ファンやっててよかったなぁ。ファンサイト作っててよかったなぁ。
出演作のLAプレミアの招待状をメールに添付して送ってくれるレニー君。行ける訳ねえよ、というツッコミはおいといて、私はあなたが大好きです。今までも、これからも。