やまだみつるの似顔絵

お写真から似顔絵をご注文の際、
OKアングルとNOアングルがあります
サンプル画像を参考にしてください

未来の巨匠

2009-05-05 06:38:37 | バカ記録
似顔絵を描いてもらいました。

リピーターさんでもある”ゆずちゃん”から。



突然のことでビックリしました。

絵描きの僕だから分かるんです。

似顔絵って、その人の為に時間と脳と手の全てを遣う。

長いか短いかなんて野暮な判断ではなく、

モデルへの人の気持ちを込めて、自分にできることをするって。

僕の為に、ゆずちゃんは描いてくれた。

このストレートなメッセージがめちゃくちゃ嬉しいです。

ゆずちゃんは本当に絵が好きなんだね。

線に迷いが無い。

しっかり描いてある。

普通、顔だけ描くんだけど、手も描くなんて、

表現力は同業者よりも豊かだね、明らかに。

しかも、ちゃんとメッセージまで。

どこでこんなレベルの表現を覚えたんだろうね?凄いよ。

これからも、もっともっと絵を描いて上手になって欲しいです。

ちょっと大人の話だけど、

ゆずちゃんから、改めて教わったよ。

大量生産、大量消費、安いもの安いものに価値感が向いて、

小さな集落や商店街なんかにあった、

人と人が触れ合う「文化」が失われてきている昨今。

お前に「文化」なんて口にするな!って言われそうだけど、

大量生産した物をじゃんじゃん安く売って、

経営側が必死になっているのはコスト削減。

お客も安いものに群れ成して集まってくる。

どんどん人間関係を排除した状況が当たり前になっています。

それこそが「文化」を無視したやり方でしょ?

そんなところには犯罪も生まれやすくなる。

だって商店街みたいに地域と客と店が顔見知りの関係なら、

泥棒に入りたくても入れないんだから。

あ、話が長くなりそうなんで、この辺で止めときます。

いや~、ゆずちゃんの絵でイマジネーションがガンガン広がった。

小さな女の子からのプレゼント。

観光に寄って描いてもらような大都会ではなく、

地元の人と身近に触れ合える距離感が地方にはあります。

地方だからできる特権。

大型店の中で商店街の関係を作っている僕の、

お金じゃ買えない宝物がまた一つ、増えました。