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ただの日記

「駄目なものはだめ!」、じゃ、ダメだろう。 (前)

2020年06月16日 | 心の持ち様
2014.10/02 (Thu)

 日記を書くことも滅多にしないままグズグズしていたら遂に10月になってしまいました。
 せめて記憶に留めて置かねば、ということは、ここ半月ほどの間にだって、結構あるんですよね。
 御嶽山の事故のことは言うまでもなく、香港での大抗議集会、土井たか子氏の逝去、神戸女児殺害遺棄事件、北朝鮮による拉致問題に関する、あまりと言えばあんまりな朝鮮からの返答。

 そんな中で、歴史から学ぶ、事実と事実のつながりから、考え方、筋道を見出していく、という好例が土井たか子氏の逝去です。

 「歴史を真摯に見詰めようとしない者は歴史の歯車に踏み潰される」
 
 何でも、亡くなってから一週間ほど経って、関係者は亡くなったことを知ったんだそうですね。

 「ということは、社民党や氏の後継者と言われていた人は、彼女と連絡も取っていなかったのか。随分薄情なもんだな、社会主義者ってのは。」
 、なんて厳しい声も出ていたようですが、こればっかりはどうかな、と思いました。却って社会主義者ならそうあるべきだ、立派な態度だ、とも言える。

 何しろ、「現体制、現実社会を打破することによってのみ、理想社会建設の扉は開かれるのだ」と考えて活動してきたわけですからね。
 たとえ同志であっても、途半ばにして倒れた者の屍を踏み越えていってこそ、革命は成るんですから。

 「私のことなんか構わないで!そんなことより理想社会実現のために雄々しい一歩を進めてちょうだい!」
 と、土井党首ほどの人物です、思ってたんじゃないでしょうか。

 「今、この時、一歩だって歩みを止めることは許されない。私の告別のために、貴重な活動の時間を減らしちゃいけない」
 ・・・・・・だったらなあ、なんて思ってました。
 そうだったら歩み方は違っても、人としては立派な生き方だったなと感銘を受けてたんじゃないか。

 ・・・・・・・・・・・。
 でも、違ってたんですね、やっぱり。みんな忙しさにかまけて知ろうともしなかった。
 身体の調子が悪くなってからは関係者は大体政治家、自身の秘書にでも、「土井先生の具合が良くないらしい。付添いの人と能く連絡を取って置くように」とか「見舞いに行きたいから、連絡を取って置いて」くらい、言っておけば済むことでしょう?

 彼女のことを振り返る時、「山が動いた」、という名文句が必ず出て来ます。
マスメディアのつくった「マドンナ旋風」というのも。
 そして私が一番忘れられない言葉が、「駄目なものはだめ」でした。

 ただし、私の場合は三つの表現の頭に全て大きな「?」が付いています。
 これらの言葉が発せられた当時から、ずっとそうでした。

 「何故?」って?「山」、って何です?自民党ですか?違うでしょう?国民の意志がジワリと動いた、ってことじゃないですか。本当ですか?
 第一、国民は、山ほどどっしりと、沈着冷静にかまえてたんですか?
 「マドンナ旋風」みたいな、つむじ風如きで動くようなもの、「山」、ですか?軽挙妄動の民だったんじゃないですか?
 それがために政治は混乱を始めた。

 「マドンナ」、って何です?国政を聖母が動かした?
 まあ、これはマスメディアの言い出したこと。報道の軽佻浮薄を雄弁に物語るだけの言葉ですか。

                           (後半に続く)

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