2010.02/01 (Mon)
「日本は単一民族の国」と発言したら、
「アイヌ人は日本人じゃない!事実誤認だ!」とやられ、さらに
「沖縄だって、ずっと琉球王国だったのを薩摩が武力統治したんじゃないか!」というのまで入って、えらい目に合わされた国会議員がいましたね。
「旧土人法」というのがあって風俗、習慣の違うこれらの人々を普通の日本文化になじませようとの努力がなされました。
もっとも、これは朝鮮人にやったことと同じくアイヌ人にとっては大きなお世話だったと思います。
保護(事実、保護といえば、保護です。感じ方は別にして)の内容は、生活習慣を日本人と同じにする。狩猟採集、移動の生活をやめ、定住する。日本風に名前をつけ、定職を持つ。文字を持たないから、日本語を教える。などです。
名前が変り、生活習慣を根本から変え、文字を読み書きするうちに、アイヌ語は忘れ去られていきます。生活習慣を変え定住することによって、アイヌ人のアイデンティティ-がぼやけていきます。
「我々はアイヌ民族だ。日本人ではない」との主張がやっと認められ、「北海道旧土人法」が廃止になったのは、1997年のことです。明治からの法律がやっと十数年前、アイヌ人の血を持つ国会議員の奔走でやっとなくなったのです。
ところで、富士山を祭る神社の名前を御存知ですか?
「富士浅間神社(ふじせんげんじんじゃ)」ですね。同じ名前の山が長野県にあります。
「浅間山」。「浅間神社」の「せんげん」は音読みですが本来訓読みで「浅間」と表記したのです。だから、本当は「あさま神社」。けれど、富士山と浅間山は同じものではありません。
伊勢神宮の御神領地に「朝熊山」があります。「あさまやま」と読みます。「あさま」というのはアイヌ語で「むこうのやま」という意味なのだそうです。(ついでながら神戸から西ノ宮にかけて広がる「むこうのやま」に字をあてて、「六甲山」。これは紛れもなく日本語です。武庫も「向こう」の当て字。兵庫と武庫は関係ない。)
つまり、我々の知るアイヌ人は「千島アイヌ」「樺太アイヌ」と北海道の蝦夷と呼ばれた人々なんですが、古代は富士山、浅間山どころか伊勢神宮の辺り(三重県)にも居住していたことになります。
それが、我々の先祖、大和民族が段々に勢力を伸ばして来たため、対立はしなかったものの、アイヌ人は移動して遂には海を越え、北海道に渡った。ということなんだそうです。
「日本は単一民族の国」と発言したら、
「アイヌ人は日本人じゃない!事実誤認だ!」とやられ、さらに
「沖縄だって、ずっと琉球王国だったのを薩摩が武力統治したんじゃないか!」というのまで入って、えらい目に合わされた国会議員がいましたね。
「旧土人法」というのがあって風俗、習慣の違うこれらの人々を普通の日本文化になじませようとの努力がなされました。
もっとも、これは朝鮮人にやったことと同じくアイヌ人にとっては大きなお世話だったと思います。
保護(事実、保護といえば、保護です。感じ方は別にして)の内容は、生活習慣を日本人と同じにする。狩猟採集、移動の生活をやめ、定住する。日本風に名前をつけ、定職を持つ。文字を持たないから、日本語を教える。などです。
名前が変り、生活習慣を根本から変え、文字を読み書きするうちに、アイヌ語は忘れ去られていきます。生活習慣を変え定住することによって、アイヌ人のアイデンティティ-がぼやけていきます。
「我々はアイヌ民族だ。日本人ではない」との主張がやっと認められ、「北海道旧土人法」が廃止になったのは、1997年のことです。明治からの法律がやっと十数年前、アイヌ人の血を持つ国会議員の奔走でやっとなくなったのです。
ところで、富士山を祭る神社の名前を御存知ですか?
「富士浅間神社(ふじせんげんじんじゃ)」ですね。同じ名前の山が長野県にあります。
「浅間山」。「浅間神社」の「せんげん」は音読みですが本来訓読みで「浅間」と表記したのです。だから、本当は「あさま神社」。けれど、富士山と浅間山は同じものではありません。
伊勢神宮の御神領地に「朝熊山」があります。「あさまやま」と読みます。「あさま」というのはアイヌ語で「むこうのやま」という意味なのだそうです。(ついでながら神戸から西ノ宮にかけて広がる「むこうのやま」に字をあてて、「六甲山」。これは紛れもなく日本語です。武庫も「向こう」の当て字。兵庫と武庫は関係ない。)
つまり、我々の知るアイヌ人は「千島アイヌ」「樺太アイヌ」と北海道の蝦夷と呼ばれた人々なんですが、古代は富士山、浅間山どころか伊勢神宮の辺り(三重県)にも居住していたことになります。
それが、我々の先祖、大和民族が段々に勢力を伸ばして来たため、対立はしなかったものの、アイヌ人は移動して遂には海を越え、北海道に渡った。ということなんだそうです。
「追いやられたちょっと気の毒な民族」という感じで、長い間捉えていましたが、どうもそんなものではないらしい、と思い始めたのは北海道ツーリングで網走に行き、私立の先住民博物館を見てからでした。
ここには、昔オロッコ(オロチョン)族が居住していた。そこへアイヌ民族がやって来たため、彼らは列島沿いに大陸へ渡り、遂にはロシア(モスクワ)に程近い土地に住むことになったそうです。
オロッコ族が居て、アイヌ人が来て、和人が来た。この小さな島国の中でも、これだけの変化がある。これが、単一民族と言われてもさほど不自然でない、由緒正しい、と言えば世界最古と言ってもいい日本です。(最近の研究では、北海道アイヌ以前から和人がいた形跡もある、とか。)
隣の半島国なんかは、戦さがないのが不思議なくらい。占領されてない時期のあることが不思議なくらい。さらに隣の人口十数億と言われる超大国は、殷の昔は小さな国ですよ。とても今みたいに尊大に「大中華」なんて言えませんよ。
それが、周となると大きくなり、大きくなると分裂し、戦国時代に入って、また統一される。
戦いに敗れた人々は南の方に逃れ少数民族となる。大きくなった国は国防に金をかけ過ぎ、貧しさから叛乱が起り、滅びる。今度は近隣の国が隙ありっとばかりに侵入、まとめあげる。
纏め上げたら政治が腐敗し、また内乱が起り、ドサクサにまぎれてまた、攻め込まれる。この国の怖いところは内乱が起き、滅びる度に周囲を侵食するということ。今、チベットとウィグルです。
ということは、次は間違いなし、日本と台湾ですよ。
ここには、昔オロッコ(オロチョン)族が居住していた。そこへアイヌ民族がやって来たため、彼らは列島沿いに大陸へ渡り、遂にはロシア(モスクワ)に程近い土地に住むことになったそうです。
オロッコ族が居て、アイヌ人が来て、和人が来た。この小さな島国の中でも、これだけの変化がある。これが、単一民族と言われてもさほど不自然でない、由緒正しい、と言えば世界最古と言ってもいい日本です。(最近の研究では、北海道アイヌ以前から和人がいた形跡もある、とか。)
隣の半島国なんかは、戦さがないのが不思議なくらい。占領されてない時期のあることが不思議なくらい。さらに隣の人口十数億と言われる超大国は、殷の昔は小さな国ですよ。とても今みたいに尊大に「大中華」なんて言えませんよ。
それが、周となると大きくなり、大きくなると分裂し、戦国時代に入って、また統一される。
戦いに敗れた人々は南の方に逃れ少数民族となる。大きくなった国は国防に金をかけ過ぎ、貧しさから叛乱が起り、滅びる。今度は近隣の国が隙ありっとばかりに侵入、まとめあげる。
纏め上げたら政治が腐敗し、また内乱が起り、ドサクサにまぎれてまた、攻め込まれる。この国の怖いところは内乱が起き、滅びる度に周囲を侵食するということ。今、チベットとウィグルです。
ということは、次は間違いなし、日本と台湾ですよ。
脱線したまま終わります。