美里町の探検日記GP

津市美里町(旧美里村)に住んでいるコレクターです。コレクション自慢(?)のほか、津のこと、美里のことも書いていきます。

サークルKを私は「マルK」と呼んでいますが

2010-05-10 13:15:20 | コンビニに行く

(サークルK大里睦合店)

うちの娘は、4月から愛知県の大学に通っています。
そこは、丘の上に大学があって、周囲は畑で、ぱらぱらと民家があって、
また畑があって、という、のどかな田舎だそうです。

こちら(津市)のようにコンビニがいろいろあるわけでなく、
ファミリーマートしかないと言っていました。

全国から集まってきた学生も、
都会から来た子は「セブンイレブンが無いなんて、信じられない」と思うらしく、
各地から来た学生が集まると、
「ここには何もないねえ」という話になるそうです。

無いものは仕方ない。

けれど、地方によってコンビニの呼び方が違うので、
迂闊にローカルな呼び方を口にすると
「ええっ?そんなこと言わないよ、何それ?
 あなた、どこから来たの?」
と言われるので、
コンビニの話題が出た時は、
調子に乗って津ローカルの呼び方をしてはいけない、
ということに娘は気を付けていると言っていました。

例1)
わが家では「サークルK」を「マルケー」と呼んでいますが、
大学の友人では
「マルケー」「サーケー」「略さない」と分かれたそうです。

例2)
同じく「セブンイレブン」を、娘は「セブン」と呼んでいましたが、
大学では「略さない」が多数だったようです。

例3)
同じく「ミニストップ」「ampm」を
娘はそれぞれ「ミップ」「エーピー」と呼んでいましたが、
大学では
「略さないし、近所にampmなんか無かった」という子が多かったそうです。

例4)
四国の某県から来た子は
「実家には、ローソンもサークルKも無かったよ、
 でも、デイリーヤマザキはあったよ」と無邪気に言ったところ、
みんなから「そんなコンビニあるの?」と口々に言われ、
「ええっ、そうなの?三重は関西だからあるよね?」と
その子から、助けを求められた娘は
(知ってたけど)「知らない」と言った、ということです。



略して呼ぶというのは、コンビニだけに限らず、
若者の間ではよく見られることです。
1.言葉を短くして、情報の伝達時間を短くする(メールの文字数を少なくする)
2.同じ短縮語を理解できることで、仲間意識が強くなる
という理由だと思います。

コンビニの場合、
そのコミュニティに、コンビニが何種類かあり
それぞれを区別して呼ぶ必要があることが条件ですね。
つまり
「ファミリーマート以外の店舗はほとんどない」のならば
「どこのファミリーマートか」ということのほうが重要になってくるので、
「何々通りの郵便局の隣のコンビニ」と言うだけで足りるでしょうし、
逆に
(例3)のような、そのコミュニティに無いコンビニについては
話題にも出ないので、短縮語も生まれない、ということです。

娘の通っていた高校の近所には、
ファミリーマート、セブンイレブン、サンクス、サークルK、ampm、
ミニストップ、ローソンがあったので、
上記のように、店名を区別して情報を伝えることが
日常的に必要不可欠であり、
繰り返すことで段々と短縮語を使うようになったということです。

ミニストップを「ミップ」と呼んでいたとしても
それは、その地域(コミュニティ)で
そういう呼び方が馴染みやすい背景があって
(例えば、その地域の方言の語感に良く似ていたとか、)
それを多数の住民が受け入れていた、ということですから
地方によって呼び方が違ったとしても
「うちは田舎なんだあ」と卑屈になる必要は無いと思うんですけどね。

津のええもん発信!(5/20-21 東京有楽町)
コメント
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