【 ~心理学と精神世界~ code : 9 】
(最後に、一部加筆あり。第3部(予定)の内容)
実は、これだけ「感情」「感情」と騒いでいるのには、本当にたくさんの理由が
あります。
これから順を追ってご紹介していきたいと思います。
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*今回のバロメーター *
心理学度 ★★★★★ (5)
精神世界度 ★★★★★ (5)
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『欝と暴力犯罪』 『自殺と他殺』 そして 「自己実現」
これらの ”隠された関係”
(*心理学編)
「怒り」の感情が、瞬時に「罪悪感」や「恐怖感」へとすりかわり、自分
が怒っていることを認識できないようになってしまった人は、怒りがわき
おこった瞬間にすばやく抑圧してしまいます・・・・・それは、
●『感情というものを、根本的にわきおこらないようにする』などという
ことは、決してできないからです。
感情が出てこないようにすることは、決してできません。怒らない人間に
なる・・・ということは不可能なのです。
・・・可能なのは、怒っていないフリをする人になる・・・というだけの
ことです。
【人は、自分の意思や欲求をないがしろにされたり、軽蔑されたり、故意
に妨げられたりすると、自然と怒りを感じる】
そして、怒りを抑圧した結果、あらわれる症状は大きく分けて2種類あり
ます。
抑圧した「怒り」が自分に向けられ、自分のなかでこもっていってしまう
と・・・”鬱”の症状が見られることがあります。
また、自傷行為・・・リストカットや過食、薬物乱用、自分に対して暴力
行為をしてくる相手と離れようとしないことなど・・・・につながってい
くこともあります。
・・・・そして、その究極が、自殺なのです。
あるいは、抑えに抑えていた怒りが他者に向けられれば、言葉や行動によ
る暴力などへとつながってしまいます。
相手を自分の思い通りに動かそうと、命令して、支配(コントロール)し
たがるのも、他者に向けられた怒りです。
・・・・そして、その究極が、レイプや殺人です。
『自殺と他殺』 『欝と暴力犯罪』は、一見正反対でなんの関係もないよ
うに見えますが、実は同じ感情の抑圧が原因なのであり、表裏一体なので
す・・・・「怒り」の向かう方向が違うというだけで・・・・
そして、自分に向かうか、それとも他人に向かうかというのは、決して固
定的なものではなく、人によってはかなり流動的だったりします。ですか
ら、殺人犯が、自殺未遂の常習者だった・・・などということがよくみら
れるのです。
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(*精神世界編)
では、『感情というものを、根本的にわきおこらないようにする』という
ことが決してできないのは、どうしてなのでしょうか?
それは、「感情」とは、「魂の言語」だからです。
感情とは、魂=ハイヤーセルフ(*1)=スピリットと、肉体と、(表
層)意識とを結ぶ、唯一の架け橋なのです。
そして、「怒り」という感情は、私たちが生まれてきた目的である、『自
分の本当にやりたいことをやること=自己実現』を現実化させるために必
要なエネルギーの、変化した形なのです。
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自己実現の現実化のために、魂からわきおこる感情・・・・
それは、ものごとに切り込んで突き進んでいくための、「行動」を起こす
エネルギーである、【好奇心】です。
【健全な攻撃性】と呼んでもいいかもしれませんね。
その、自己実現の現実化が妨げられたときに、それを修正する行動を引き
起こすための感情が、実は【怒り】なのです。
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【人は、自分の意思や欲求が実現しなければ、自然と「怒り」を感じる】
そして、その怒りの感情エネルギーがあるからこそ、代案を導き出して
行動し、自己実現に向かうことができるのです!!
これが、【健全な怒り】の姿です。
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(*心理学・精神世界混合)
ところが、怒りが、恥や罪悪感や(自己)無価値感へとすりかわる場合に
は、そのエネルギーを抑圧してしまうため、行動の修正を行うことができ
ません。
すると、「自分には、自分のやりたいことをやるだけの力がないのだ」
「夢をかなえるだけの才能がないのだ」・・・・と思い込んでしまうこと
になります。
・・・・つまり、無力感と無価値感が、さらに増幅されてしまうのです。
・・・こうして、果てしのない苦痛に満ちた悪循環がはじまります・・・
・・・混乱してしまった感情に気づいて、意識的に解放するまでは・・・
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★☆ 【健全な怒り】の感情とは、自己実現をするために必要な【才能】
の変化した姿である ☆★
「怒り」の感情を恐れ、罪の意識にすりかわるとき、私たちは「無力感」
を感じる・・・・「自分には、なんの才能もないのだ」と・・・・・
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つづく
*1 ハイヤー・セルフ
何者にもさまたげられることのない、自分の本質であり、
滅びることもなくなることもない、時間を超越した高次元の自己であり、
ワンネス(すべてのものは一体であり、つながりあっているということ)
の状態にもっとも近い、進化の究極に達した自己の魂。
未来の自分と見なすこともできる。(= フューチャー・セルフ)
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あなたが、あなたの “「怒り」の感情”を 自分のものではない という時、その怒りの周波数は、あなたをも、そして表面上はあなたが大切に思っている人々をも、攻撃します。
あなたが、それを自分自身ではないと言うからです。
そしてその“抑圧された怒り”は、集合化し(集合的無意識と化し)、あなたがた怒りを抑圧するすべての人々を攻撃しています。
“自分”が、自分自身を攻撃している のです。
これが、すべての災害、困難、病気の正体です。
そして、この状態こそが ”無責任である” ということの本当の正体です。
そして、その“抑圧された怒り”は、“すべてのもの” に浸透していき・・・・・・
すべてのものを傷つけ、毒物(など)に変える。
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そしてその抑圧された怒りは、最終的に、あなたの遺伝子をも書き替える・・・・・・
これが、あなたがあなた自身のものではないのではないか?と感じる身体をもっている
理由である。
正確には、集合的無意識が、そしてその集合的無意識のエネルギーを搾取、利用、支配
している者たちが。
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