Lia misaki -璃亜 未沙樹- の 「光の世界」への日記  地球-魂- との ~完全な調和へ~

インナーチャイルドワーク・セラピスト、集合意識(アカシックレコード)、薬剤師資格(石油薬の害など)&Vo(音楽)♪

「~ 心理学と形而上学 ~」(旧:心理学と精神世界)第1部サンプル code : 7

2013-01-27 05:48:28 | 心理学関係・・・インナーチャイルド・ワーク、アダルトチルドレン(AC)、虐待など

【 ~心理学と精神世界~   code : 7 】


                 「きっかけ4」

         隠された家族の秘密 ~暗黙のルール~


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〈気づくな〉 何もしゃべらないこと。 
〈話すな〉  「問題を表に出すな。問題について話し合うな」

小さな少女が学校から帰ると、母が泣いていました。「ママ、どうした
の?」と彼女が聞くと、「なんでもないわ。外で遊んできなさい」と母は
答えました。
また、ある朝早く、父が車庫のなかの車の側で横になっているのを見つ
けました。好奇心と混乱した気持ちで、母に尋ねました。「パパはどうし
て車庫で寝ているの?」母は答えました。「背中が悪いので、車庫のセ
メントの上で寝なきゃならないのよ」

あるいは、夜中に父と母がけんかしている声を聞いて、深い眠りから起こ
されました。大声に驚きながらも両親の部屋に行き、「どうしたの?」と
尋ねました。
両親は答えました。「なんでもないから、戻って眠りなさい。お前は夢を
見たんだよ」

このようなメッセージ、【親による問題の否認】を受け続けた子供たちは、
自分の“おかしい。何かが起こっている。それを知りたい”という感覚を
信じられなくなります。『自分の認識は間違っている』と思い込んでしま
うのです・・・・
そして、感覚的な情報を否定し、抑圧してしまうと、生きることはとても
難しくなってしまいます。その人たちにとって、世の中は、訳の分から
ない世界となってしまうでしょう。
                                 
                            


〈感じるな〉 感情をあらわしてはいけない。
        感情を見せるのは弱い証拠だ。

小さな兄弟たちが、部屋で遊んでいました。とても楽しく、夢中になって
遊んでいて、「キャーッ!!やめてよおー」などと大きな声ではしゃいで
いました。
すると、ものすごいけんまくで父が部屋に入ってきて、いきなり子供た
ちを殴りつけました。そして、「うるさい!静かにしてろと言っただろ
う」と怒鳴りつけました。
殴られた子供たちは、その痛みと恐ろしさのあまり泣き出しました。
すると、父はさらに激怒して、「うるさいっ!!泣くんじゃないっ!」と
言って、子供たちをさらに殴りました。そして、「泣いたら、もっとだ
ぞ」と言って、こぶしをふりあげました。
子供たちは、さらに殴られるのを恐れ、泣き声を必死に押し殺そうとし
て息を殺し、のどに力を入れてこらえました。
父は、「静かにしてなかったら、ただじゃおかないからな」と言い残し
て、部屋を出て行きました。

子供たちは、声を押し殺してすすり泣きながら、眠りにつきました。
        ~~~~~~~~~~~~~~



〈求めるな〉  親の関心や承認を欲しがってはいけない。
         欲しい物をねだってはいけない。

その小さな少女は、歌を歌うことが大好きでした。
ある日、家で一人でお留守番をしていた少女はちゃぶ台の上に立って、
アニメソングなどを楽しそうに歌っていました。すると、外でカギを開け
る「ガチャガチャ」という音がしました。少女は、すぐに歌うのをやめ
て、あわててちゃぶ台から飛び下りました。

あるとき少女は、今度のお祭りで、こどものカラオケ大会のイベントが行
われることを知りました。
「いつも、お母さんは歌を歌うとうるさいって怒って、ぜんぜん聞いてく
れないけど、カラオケ大会に出たら、もしかしたら聞いてくれるかもしれ
ない!そこで優勝できたら、わたしの歌をほめてくれるかもしれない!」
少女は、ドキドキしながら、母に「カラオケ大会に出てもいい?」とたず
ねました。
母は、「なにバカなこと言ってるのっ!そんなくだらないこと言ってる暇
があったら、もっと勉強しなさい!この前のテストはなに?恥ずかしいと
思わないの?それに・・・・・」と、次々とお説教をまくしたて始めまし
た。
少女は、歌が好きなこと、どうしてもカラオケ大会に出たいという思いを
一生懸命説明しようとしましたが、叱られるだけで、まったく聞いてもら
えませんでした。

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ひどい虐待を受けていた人ほど、自分の両親や生い立ちを美化する
傾向が見られるのですが、それは「機能不全家族」では、次のような
暗黙のルールが家族内を支配しているためと考えられています。 

〈気づくな〉 何もしゃべらないこと。問題について話し合うのはよく 
〈話すな〉   ない。 

〈感じるな〉 感情を率直に表すのはよくない。感情を表すのは弱い子
        だ。
              だから、感情を出すべきではない。
        (例えば、子供が泣く、怒る、はしゃぐなどの強い感情を
        表現すると、ひどく辱められ罰を受けるなど。)

〈求めるな〉 物や、親の関心や承認を欲しがってはいけない。
            (例えば、子供の欲求、意思、空想に対して、「それ
        は馬鹿げている」と言われたり、関係のない説教で
        おさえつけられるなど。)


このような暗黙のルールのなかに育つと、『問題に気がついたとき』や、
『欲求』、『強い怒り』、『悲しみ』、『喜び』などを感じたときに、自分の感
覚や感情が、あるものにすりかわるようになります。     ~~~~~~~~~~~
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■それは、【恥】や【罪悪感】などという、「自己否定感情」です。

子供たちが自然に感じた感情が、自己否定的な感情へとすりかわってしまうよう
になるのです。


暗黙のルールで、言葉や暴力によって押さえつけられた子どもたちは、当
然混乱したり、「怒り」を感じたりします。しかし、子供たちは自然な
【感情】と【意思】を否定され続けてしまうのですから。    ~~~~~~~
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「怒り」は私たちの個人的パワーの一部です。それは私たちが基本的欲
求を守るために用いるエネルギーです。もし怒りがなければ、私たちはば
かにされても黙っている人や、他人を喜ばせるだけの人になってしまうで
しょう。

しかし、このような暗黙のルールのある家庭のなかでは、怒りを表現した
子供は、自分は悪い子だと感じさせられます。怒りのどのような表現も、
失礼な反抗的なものだと教えられるのです。そのような行為は道徳的に悪
いことだと教えられるのです。子供が両親に対する怒りを経験するとき、
彼らはすぐに罪悪感を感じてしまいます。彼らは何か悪いことをしてし
まったと思うのです。
自分はダメな子なんだ。無価値な人間なんだと・・・・

◎そう感じる人々の、【両親に対する「罪の意識」】のほとんどは、
【両親に対する「怒り」】の変装した形なのです。

子供時代に、怒りを表現するとひどく辱められたり強く罰を受けたりした
のかもしれません。そして、怒りを感じないようにしようと思い、そして
そのうちにあまりにも無感覚になり、自分が怒っていることに気がつか
なくなったのでしょう・・・・
あるいは、怒りの感情を表すと養育者からかまってもらえなくなるという
ことを学習したかもしれません。養育者から見捨てられることとは、子ど
もにとっては死を意味します。大人の方がなにも餓死させようなどとは思
っていなくとも、子どもの潜在意識ではそう感じてしまうのです。
そして、怒りを感じただけで、傷ついたり悲しんだりするようになったの
かもしれません・・・・


また、多くの人が、”健全な怒りの解放”と、それ以上怒りを抑えきれなく
なったことの結果として起こる、破壊的な行動をともなった”怒りの爆発”と
を混同しています。
怒りは爆発的である必要はありません。もしそれが、罪悪感をともなわず
にすぐに感情として表現されるとしたら、怒りはうまくスムーズに解放さ
れるでしょう。ほとんどの人が怒りを爆発的だと考える理由は、怒りをう
まく表現する方法を教わらなかったからです。怒りを爆発的だと思いこん
でいるので、それを恐れているのです・・・・・

他人を怒らせてしまうのではないかと・・・・
自分が怒ってしまうのではないかと・・・・

怒りの感情を恐れるということは、両親の怒りの爆発を体験することに
よって、より強く刷り込まれます。
そのために、他人を怒らせないようにしようと、自分自身の現実を放棄し
ている人がたくさんいるのです。

あるいは、「怒り」の感情が瞬時に「罪悪感」へとすりかわるために、自
分が怒っていることを認識できないようになってしまった人もいます。
 
そして、長い間怒りを抑圧し続けていると、「鬱」の症状が見られること
があります。
あるいは、抑えに抑えていた怒りが爆発してしまって、最近の10代の若
者による残虐な事件のような結果になってしまうこともあるでしょう。(1999年執筆)


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 ☆  【感情】と【行動】をしっかりと区別してとらえること  ☆

・・・怒りという感情を、言葉や行動の暴力を伴わなずに解放できるよう
にすること・・・
これは、とても大切なことなのではないでしょうか?

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また、自己実現(夢をかなえること)も、欲求の延長上にあることなの
で、夢を持つこと自体を大それたこととか、あるいは逆にくだらないこと
のように感じて、動けなくもなりかねません・・・・


さらになんと人は、「感情で行動を決断している」のです・・・・知識や
知能は判断材料に過ぎません。感情を抑圧してしまうと、感情の混乱
が起こり、物事を決断するのがとても辛く、難しいものになってしまうで
しょう。


そしてこの、

1:問題の否認
2:怒りの抑圧
  怒りの、恥や罪悪感へのすりかわり
3:欲求への罪悪感

などは、家庭内だけにとどまる話ではありません。
もちろん、社会全体、人類全体にもあてはまることです・・・・

もし、親に対する怒りを大勢の人の前で話したとしたら、いったいどのよ
うな反応が返ってくるのでしょうか?・・・・
考えるまでもありませんよね?
「なんということを言ってるんだ。それは、おまえが未熟だからだ。反省
しろ・・・・」などなど・・・
まず間違いなく、聴衆はその発言者に【恥】と【罪悪感】を感じさせる
ように仕向けるでしょう・・・・
それは、聴衆たちがしつけられてきた方法なのだから・・・
・・・”飼いならされた”と言っても過言ではないかもしれません。


・・・・このようなことが、世の中であまり知られていないわけですよね。

でもいったいなぜ?
なぜこんなことになってしまっているのでしょう?

そして、ここからぬけだす方法は?
出口は??

                          つづく


 


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