こんにちは
師匠も走るほどの忙しさといわれる師走
折り返し地点にきましたね~
今日は、子育ての悩みについてのお話です。
「どうしてうちの子はダメなの」とか、
「なんでこんなこともできないの?」「こんなことも、わからないの?」と、思われたことはありませんか?
ついイライラとしてしまい、子どもに冷たく当たってしまったり、イヤミな一言を言って落ち込んだり。
かくいう私も、息子が2~4歳くらいのときは、他の子と比較してしまい、イライラしたり、落ち込んだりしていました。
書くのも恥ずかしいのですが、「こんなこともわからないの?頭の病気なの?」と、ひどい言葉を投げかけたこともあります。
先月、玉川大学教育学部教授の大豆生田啓友先生との写真家の小西貴士さんとのトーク&スライドショウに行かせていただきました。
そこで豆先生(大豆生田先生を、みなさん、こうお呼びしているので、私も呼ばせていただきます)の子ども時代のお話から元気をいただきましたので、
少しご紹介させていただきますね。
豆先生は、子ども時代は、学校きらい、できないこと多い、ダメなところばかりの劣等生だったというのです
授業にはついていけず、通知表は5段階中の1.2.3で埋め尽くされていたとのこと。
そんな辛い状況のなかでも、子ども時代の楽しいことが今の自分を作っているとおっしゃっていました。
豆先生は、ご自身の著書のなかで、このように振り返っています。
そんな私を、母はすごくかわいがって育ててくれました。
ときに厳しいこともあったけれど、どんなときも大事にされている実感がありました。
(中略)
勉強もできないし、お金もない、子どもなりに自分の状況を考えると、いい職業に就くことはできないと感じていたので
将来に希望を感じたことが一度もなかったのです。
そんな日々でしたが、私を変える出来事がいくつか起こりました。
ひとつは母の言葉です。
高校生のときに母が「あなたは学校の先生になったらいいと思う」とふと言ったのです。
「すごくやさしいし、面倒見がいいから」というのが理由でした。とてもびっくりしました。
なぜなら、「先生」という職業は勉強ができる人がなるものと思っていたからです。
でも、母の一言で、何の根拠もないけれど「自分もなれるかもしれない」と思ったことは、それからの人生の大きな支えになりました。
人生はマイナスなことばかりだったけれど、乳幼児のころに母と過ごしたれんげ畑の風景を思い出すと、私は幸せな気持ちになります。
いっぱい甘えて、抱っこしてもらったあたたかな時間を想像したとき、光が見えました。
(大豆生田啓友著「マメ先生が教える幸せ子育てのコツ 今がつらいママたちへ」 赤ちゃんとママ社)
子どもは、その子らしく、できなくても、ダメな子でもいいんだ、
母は、あたたかい愛で包んであげるだけでいいんだと思ったら、何だかとても心が軽くなります
豆先生、ありかとうございます
豆先生の本「幸せ子育てのコツ」と、小西さんの素敵な写真が載っている「こどものとも」を、ミルミルに置かせていただきますので、
ぜひ、手に取ってご覧くださいね
なんと、ミルミルに来れくれたママたちへのメッセージも書いていただきました
本からパワーをたくさんいただいてくださいね
(おか りつ子)
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