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マチルダのつぶ

日々感じ思うことを正直に書くのが目的であります。

撮影

2020-11-15 | 芝居

アレコレどたばたしてたらさすがに疲労して体調が悪くなりそうになり、

というかいつもの季節性の熱だけど、

でも悪化させて寝込むことになったら色々面倒で、病院になんか絶対行きたくないし、

とにかく安静を努めた。

酒を控えるということが、わたしの安静。あと寝れる時間を最大限に確保。

大事に至らず、ここ10日の怒涛を終えまして。

あーよかった。

 

しかし思う。

舞台じゃんじゃんやってた時、体調悪くしたことなかったけど、ほんとに恐ろしいなと。

どんどん消費してどんどん再生して、まぁ、ほんと、どんだけ元気なんでしょう。

 

さて、先週は久々に映画撮影の現場がありまして。

 

ほんのワンシーンだけど、5時間くらい外にいました。あの日は寒く、そして風の吹き抜ける場所で、そして大型扇風機があっちとこっちからで嵐を起こしていました。まじ寒かった。まじ撮影って大変だ。

 

だがね、

ちょっとビックリしちゃう昭和の名女優とセリフを交わさせてもらってきた。一言だけど。ワンシーンだけど。

でも、昔から知ってるあの顔とあの声とあの喋り方とあの演技で、ちょっと、ふぁーってなりました。たぶん夢だったんだと思う。

前にも出させてもらった監督の作品だけど、今回は規模も大きく、スタッフも30人くらいいたんじゃないだろうか。

金が掛かっている。時間も掛けている。

監督は撮影入る前まで緊張とプレッシャーと恐怖で固形物が食べられなくなっていたそうで、そりゃそうだろうな、もしわたしなら15回くらい死んでると思う。

 

 

公開は来年です。

 


いまさらだけど

2020-04-19 | 芝居

いまさらですが、公演終わりました。

終えてから2週間経ってからでないと、

完全に終わったと言えないと思っていた。

そして3週間が経過。この間、長かった。

 

運がよかっただけだろう。

来てくださるみなさん各々ができる対策されていたのと、

我々もできる限りのことをした。

 

全てを後悔するようなことが起きてしまったらと、

不安と恐怖に襲われ続けたのは当然の報い。

終わってから2週間は、

ちょっと腰が痛いだけで、ちょっと鼻水が垂れただけで、喉がイガイガしただけで、

もしかしたら公演の時に持っていて私が撒き散らしてしまったかもと、

自分の身体の状態にビクビク過ごしていた。

みんないま大丈夫か!??眠れないわ。

 

 

ただいつもと同じように芝居を打つだけのはすが、色々なことが露わになった。

私の耳にはなにも入ってこなかったけれど、

非難されてしかるべきだし、

やはりやるべきではなかったのではないかと、今でも思ってしまう。

 

危ないと言われてるのに、

いやいや自分は大丈夫っす!アハハ!!と海に飛び込んで真っ先にサメに襲われる、というようなキャラがよくいます。

ストーリーの展開には絶対に必要ですが、実際にそんな残念な馬鹿にはなりたくない、誰だって。

 

 

次々と中止延期をされる公演のことを知る度に、胸が潰れる思いだ。

どのように進行しているか気になっていた人たちの決断には、思わず悲鳴をあげる。

泣かずにはいられない。

お客さんの命のことを考えながら運営をするなんてこと、今まであるわけなかった。

人がいないと何もできないのに。

 

 

 

わたしたちは、やりました。紛れもなくやりました。お騒がせしてしまった。

 

 

状況はこんなにも最悪であったが、

今回の公演はわたしの芝居人生でとても尊いものとなった。

わたしと二人芝居したいからと企画し書いてくれた相方には、感謝してもしきれない。

究極のラブレターだもの。

 

これに応えるために必死こきました。

いい稽古をするために。

理想とする状態に、それ以上の未知の世界に、一緒に上がっていくために。

何しろ自分の大好きな俳優との二人芝居である。

こんな贅沢はもう二度とできないぞと、とことん熱中いたしました。

 

わたしにとってこれ以上豊かな稽古場は今後ないと思う。

よってわたしの芝居もこれが上限。あとは下落の一途だな。

これ以上よくならないの分かっちゃったのに、この先やる意味あるのか。

悩みどころだ。

よく考えなさい。

 

 

最後に、観に来てくださったみなさま、ありがとうございました。

応援してくださったみなさま、ありがとうございました。

一緒に創ってくれたみなさん、ありがとうございました。

あと、脳内で夫だった蔵之介さまと息子勇太、想像力を膨大にさせてくださり、感謝。

なによりこいけさん、あんなに好き勝手にお店使わせてくれて、本当にありがとうございました。また飲みに行きます。

 

 

わたしが信じるものが、とてもクリアになってきた。

自分がなせそう思い感じるのか、何故いやなのかいいのか、信じられるのか信じられないのか、許せるのか許せないのか、こういうのしっかりやらねばだ。

結果的にいままで通りか。

自分の哲学を磨いていくしかない。

 

さて、一人静かに、ラブレターをしたためよう。


やれやれ

2020-02-27 | 芝居

色々大変になっております。
しかしこういうことは生命が存在しはじめたその時からずっと起こってきたわけです。
人間だから大騒ぎしているが、やはり生きていることは奇跡なんだなぁと思う。

さて、こんな時に芝居なんかやるのは非常識ですが、やりますね。
客席はがらがらです、当然ですが。
だから濃厚接触ありません。
というか満員電車やめろよ。
普通に生活していて、あれ以上見知らぬ他人に濃厚接触する場あるか?
電車止めるしかないよ。
でもできないんだから。
経済のために。
いのちより経済。
さすがな国民だ。

じゃあ私達はなぜ芝居するんだろう。
感染拡大させたらどうする?

 


それは、絶対にできませんよね。
できることは何か、よく考えないといけません。


命より芝居が大事?

あほか。

普通に風邪予防程度のことしてないの?みんな?手洗いうがい、一体どうしてるの??


最高にできない

2020-02-07 | 芝居

予想通り、なのだろうが、どうにもならない状態である。二人芝居のはなしね。近年、俳優というものがなんて大変で恐ろしい仕事なんだ、と身に沁みて感じていたところに、この二人芝居。どれだけ読んでも、考えても、できる気がしない。こんな風な感じ!にできるとは思うけど、そんなものやりたくはない、今さら、わざわざなんでそんなことをやらねばならぬのだ。ゲロ吐きそう。さて、どうするんでしょうか、わたしは。ほんとに、こんなゴミみたいなアイデアしか芝居しか出てこない。ああ、
ほんとうに、なんで、いままでやってきたのだろう。俳優とか、こわい。こわすぎる。だってきっとできない。できないものを人前でやる。こんなこと。許されない。許されないんですよ。じゃあどうするか、やめるか。いややめないね。とにかくぶち当たりまくって全心生焼け複雑骨折不完全燃焼を続けていくしかない。信じろ、それしかないんだよ、やれることは。それでできないならもうしょうがないから今後を考えるさ。でもそれやらなかったら、まじでぶっころす。


2020年のやばい

2020-01-10 | 芝居

やばい。

やばいやばいやばいやばい。

 

という感じであと3ヶ月くらい毎日を過ごすことになりそう。

またしても誤魔化しの利かない事態になっている。

楽がしたいと願いながら生きているのに。

 

でも願ったり叶ったりの状況でもある。

すべては繋がっていて、色々経たからこほこうなったのだ。

 

久々の芝居は3月です。

今度は二人芝居です。

二人芝居は15年ぶりくらいでしょうか。

上演時間は80分くらいです。

延々としゃべり続けます。

これはどうなんでしょう。

観て面白いんでしょうか。

 

いえいえ、もう、全身全霊でおもしろくしますわ。

わたしが。

ああ、もう、大変だ、こんなに面白いって、すごい。

また余計なものが振り落とせそう。

無まで行けるかもしれない。

とにかく集中しまくるぞ。

 

やりがいがあり過ぎるけど、何はともあれセリフ入れねば。

大変だ。

稽古は来週からはじまるが、大変だ。

確実にモノにしていかなければ。

しかしこの先、今より覚えがよくなることなんてないんだなぁ。

 

そしてもっと大変なのは、共演者が作品の作家であるということだ。

 

つまり、この世界を創ったわけであるから、作家はすでに全部知っていてイメージできている。

完璧に。

これはスタートラインが違いすぎる。

二人なのに一人はもうゴール付近だなんて。

思いっきり差を付けられている。

 

だがそんな作家の想像なんか、私ははるかに超えてなければならない。

超えられなければやる意味はないんだよ、演劇なんて。

 

 

やばい。

やばすぎるけど、やったるぞ。

もうぶっ飛ばしてかっ飛ばして自分の知らないところまで行くのだ。

とにかくやるしかねぇ。

 

がしかしいま一番心配なのは、実はいままで相方のKくんと俳優同士で舞台上でやりとりしたことがほとんどないのだ。

もしかしてすごく相性が悪いかもしれない。

そんなことがないとは限らないのだ。

そうしたら救いようのないことになりますね。


終幕

2019-07-31 | 芝居

散ったもの対する感情が、益々ややこしくなっている。年か。年だな。嫌いだ。面倒くさい。

 

はいはい次々ー、と、溜まりまくって無心にやらねばならぬことと日々格闘しながらも、ふと、ひとり取り残されたまま、パラレルワールドを旅する。ないけどあるんじゃないかと、別の軸を放浪してしまう。

 

あ、そうね。こういうのをじっくり味わうのも今後何かに繋がることになりそうだなと。ま、そもそもどうせすぐ忘れるんだよ。適当にいいように忘れてく。でも忘れないうちにいま大事な持っているものを記しておきたいとも思う。これもわたしの勲章なのだ、いわば。

 

しかし旅に出たいよ。ひとりでその日の寝る場所確保から、はじめたい。何も通じない何も分からないところを求めてしまう。いまがいらない。癒すとかいらない。闘いたい。あ、でもだから、いよいよ違う。そういう別の何かで埋めるのは違う、とことん今の自分のなかで起こっていることを、ひとりやりまくる。いいじゃんそれ。発展しなくてもしなくても、この取り残され感を味わうこと、それだ。

 

うんこは今や、目に触れることもなく流され消し去られる。全世界に絶対に日々大量にあるものなのに瞬時に消滅させられるでしょ。

どっかの坊さんが話していたうんこの話があって、ほとんどの人にとってうんこがそんな存在であっても、うんこをいじりまくってたくさんの人々を救っている医者や研究者にとっては、うんこって宝の山なんだよっていう話。

 

誰かにとっては大事。そうなんだよ、たぶんこの世界には大事じゃないものなんてないんだろうなぁ、誰かにとって、大事なものばかり。それで埋まってる。うんこが溢れまくってる。すげぇ。

 

 

 

モンシロチョウをね、よく見つけてたんです。

これまでは年に1.2回見るか見ないかだったけど、この春くらいから、家の周りでもビルだらけの職場の周りでも、

週に2.3回はモンシロチョウがふらふら飛んでいるのを見ながら、嗚呼!と神経がびりびりしていた。

 

いままで気づかなかっただけなのかとも思ったが、

飛ぶ動物、特にその飛び方に規則や意志を感じられない動物には恐怖を感じるので、敏感に察知していたはずだ。

 

で、そのモンシロチョウが、わたしにとって全く違う存在になったのだ。今回の芝居で、わたしは好きな人とモンシロチョウを探しに行こうとできない約束をしていたから、モンシロチョウを見たら、対する感情が変わってしまった。そうなんです、捉え方なんて変動しまくるんです。これってすげぇよね。

 

例えば夢辞典で、猫を飼ってる人とそうでない人の「猫」の項目に同じことを書いてあるのが気に入らない。

だって潜在意識の存在として、絶対に一括りになんてできないはず。あなたのモンシロチョウがあなたの何なのか、それは自分にしかわからない。

 

そういうの、いいよね、よく分からないよね、でもいいと思ってる。


やっとりますがな

2019-02-27 | 芝居

今年になって、全然走っていなかった。

トレーニング自体、さぼり。

 

役柄的に機敏な動きは封じなければならないし、重い体が必要だった。

それから、クソ寒いなか走って風邪とかひいたらマジで殺されると思ってたからだ。

 

体力低下は心配だった。

ほんとに、疲れたくなくて、疲れるのが恐怖で。

 

まぁ杞憂でしたが。

打ち上げ朝までいて、中野から大荷物抱えて歩いて帰ってきました。

帰って舞台写真を編集してYouTubeにも上げました。

 

https://youtu.be/6Wk9FSiJd5Y

 

狂ってる、この体力。最強。

 

そんな感じで、先週からまた朝のトレーニング再開。

体力あるって、まじですごいわぁ。

 

きのうから、新作をどうするか、もうダメだろアレ、って思っていたけど、また書く意欲が湧きまして。

去年の9月から止まっていた。

新しい仕事に就いてから、その後、一切手を付けてなかった。

 

恐る恐る、書いてあったものを読み返すと、ちょっとちょっと、6割は超えてるじゃないですか。

これ、イケる。

とりあえず1ヶ月こねくり回して、もう人に見せてしまおう。

 

ということで、無我夢中、書き始めました。

た、た、

た、た、た、

 

楽しい!!!


たぶん何か起きて頓挫するという想像

2019-02-04 | 芝居

本番まであと10日。

順調である。

順調にどっぷり芝居と格闘している。

こんなにどっぷり世界に入り込むのは何年振りか。もしかしたら初めてかもしれない。

 

稽古がすこぶる楽しい。

セリフに振り回されていたところから、感情を味わう段階にはいり、色々わたしのなかでノッキングが起きているが、まだ10日もあるのです。

とても状態が良い。

共演者がまじめで芝居バカで楽しすぎる。

 

あのね、稽古初日から、誰も台本持って立ち稽古しないの。

確認時だけは、みるけど。

演出家が、ハイ、って言ったら、誰も持ってない。

 

いつまで続くかと思ってたら、結局この作品の最後まで誰も持たないという

みんな結構なセリフ量ですよ。

なんなんだ、この意地の張り合いというか、プライドというか。

いいよね、超素敵。

 

なんかよくわからない追い立てられ方だったけど、そうするとスタートラインが全然違うのね。

そうなのよ、台本何ヶ月も前にあがってたら、覚えておきゃ、こんなに速い。

 

ま、私はその辺のプライドが高すぎるので、稽古場で台本覚えるなんてことはしませんのです。意地でも稽古の前に入れてます。

だってその方が自分の深度は増すし。

 

ンな感じで、もう作品とみんなを愛しすぎてしまって、まじで、ここで、これから、何か起こるに違いないとしか思えず、怖い。

 

まぁ、私がインフルエンザになるとか、そういうの、容易く起きるよね。

もう体調不良とかダサいこと絶対にやりたくないけど、こういう盛り上がってる時に、あたし絶対にやりそう。

ハイ、大損害。

それから、誰かがインフルなるとかね。もうやーめーてーーー!

 

怪我するとか。

遅延とか。

誰か死ぬとか。

劇場壊れるとか。

誰か捕まるとか。

金がなさすぎるとか。

痴漢しちゃうとか。

監禁されちゃうとか。

ゴジラくるとか。

二日酔い過ぎるとか。

 

ほんとに、生身の人間のやることですから、舞台。

何が起きてできなくなるか、わからない。

リスク高すぎだ。

こわい。

こわいよ。

 

こんなに、無事に幕が開いてもらいたいと思ってるけど、開かない時は開かないんだよな。

 

すげぇこと、だ。

普通に幕が上がるって。

そんな奇跡がまた起こってくれることを。願う。