今日は、昨年の9月に出演させてもらった舞台の映像の上映会をするというので、夕方まで映画観ながら寝ていてが、重い身体を引きずって行ってきた。
舞台の映像を関係者らで観るという機会はあまりない。
6年前くらいのさちんこのとこでやった時に、さちんこの家でみんなで観たのと、うちで花見やった時に劇団のみんなで観たくらいか。
一人で観ると自分がやかましいが、みんなで観るとみんながやかましくて面白い。
その前の年にちょろっと出演させてもらった話題作も、わたしの出演シーンまで見せてもらったり…懐かしいなぁー
わたしはサブキャラだったし自分の演技はさておいて、9月の作品はなかなか、いや、とても面白かった。
1週間前だったか台本が上がったのが?もう忘れてしまったが、もっと稽古期間があればと思っていたが、うまいこと仕上がってた。
相当のチームワークだ。
メインのひとたちが好き放題やっていて、その細い細工がすごく面白い。
みんな色々やってたんだなぁ。
ボーナストラックやら、特典映像やら、誕生日サプライズ映像もあって盛りだくさん。
今日は来れなかった人からのメッセージもあったりして。
わたしにとってはひとつの仕事であったが、終わった後も舞台を作る以上に時間をかけて、大切にパッケージされた作品になっていた。
ちょっと、感動しちゃうよ。
ドライな世界だから。
昨日まで毎日会っていたのに、今日からみんな別の方向に進むから。
終わった後もぐじぐじいじくり回せるほど、愛してたということか。
だったらもっと早く台本上がればいいのになぁ。
そんな感じで、観終わってだらだらしていたら、酔った勢いからか主演の女性から個人的に、演技についての悩みというか、想いを伝えられた。
作品に、舞台に、どう向き合ってきたのか。どうすればいいのか。
わたし自身もまだまだ大迷走の段階で、ただ台本を読んで現場に居て周りの人達と合わせながら自分がどうなるか探っているばかりだ。
いまでもメソッド本を読んで「なるほどそうか!!」と思ってる。つい最近も洋物のメソッド本にはまってる。
これだけやってきて、結局自分がこれまでどうして舞台に立てて来たかが、分からない。結局、よくわからない魔物とどうやっているのかわからないけど、闘ってるみたいな感じということだ。
彼女の話を聞きながら、自分に重なるところが多々あり、結局わたしたちは果てのない事をやっているのだという結論に至る。
結局、みんなそうなんだ。
正解も完成もない世界に取り憑かれてる。
これは、厄介だ。
厄介でないわけがない。
厄介だと思ってないやつなんか、偽物だ。