curtain call ~拈華微笑~

≪東日本大震災後、日常と非日常が交錯するいま・・・書作品と共に日常を語る≫

茶烟満室寫墨竹・・・。≪書作品≫

2011-10-04 13:07:36 | 日記
VOL.1185


                


こんにちは、みなさん。


今回の書道作品は、半切二行の隷書体でございます。


“茶烟満室寫墨竹。花雨一簾観白鵬。”

と書いております。


では、隷書体とは・・・・

左右の払いで波打つような運筆(波磔)をもち、一字一字が横長であるのが主な特徴。

字体が篆書と異なり横長になったのは、記録媒体が柾目(まさめ)の木簡に変化したためで、柾目を横切る横画に大きな負担がかかるためである。

木簡・竹簡・帛書に書く場合は少々右上がりの字体も見られるが、石碑に彫る場合には字全体は水平になるよう彫り師が修正する。

また書者も篆書のような硬筆を好まず、横画をドーム状に膨らませたり(乙瑛碑など)、楷書で言う「向勢」を取って字を引き締めたり(史晨前後碑など)、重心を字の左に寄せて長く太い波磔(はたく)でバランスを取る(曹全碑など)、1字の中で筆跡の強弱を極端に変化させる(礼器碑など)、あえて古式な字体に戻しながらも波磔の妙と折衷させる(張遷碑など)といったように、字の書き方に創意工夫を加えるようになる。

なお、波磔は1字につき1回しか認めないルールが確立していた。

篆書から隷書への変化は字形の違いが大きく、これを「隷変」と呼ぶ。

隷書は主に直線と鉤状(こうじょう)の折れ線によって成っている。ここに至って初めて筆画と筆勢が生まれた。

それに従って、筆記のための省画や「氵」(さんずい)や「亻」(にんべん)などの部首の変形が広く行われるようになり、筆記に適した文字に変化した。

その一方、隷書以降の文字は一見して字源を知ることが困難になった。


・・・以上ある文献より、参考までに一部記載させて頂きました。


このような成り立ちを加味し、私なりに半切サイズという紙面に創作したものでございます。

ここでおさらいの意味で、いつも出て参ります半切サイズとは・・・

1.15×4.5尺 で、cmに換算しますとおおよそ34.8×136.3 cm。

日本の紙は1尺=約30.3cmの規格で、展覧会用の額も同じです。

中国・台湾の紙は1尺=約30cmです。


ですから、多少の誤差が生じてくるかもしれません。


はい


今回もみなさんにご覧頂けましたかな、・・・ありがとうございますm(__)m


えっ


なんか知らないけど頭がカチンコチンになった?


その為に、書作品との間に息抜きのタイトルのものを更新しております(^^)/


では失礼致します

最新の画像もっと見る

コメントを投稿