ロックな幸せ☆

邦楽(TMR西川、Gackt、OT、ユニコーン(復活おめでと♪))、インターネットのことなど。できるだけニュースも。

ANTHONY'S PIZZA---旨いんだな、コレが。

2006-04-10 | BLOG
昨日の天気、すごく良かった。絶好の花見日和だった。
これで桜が散ってなければね……。

で。たぶんこれが今年の最後の花見。
横須賀にあるUSA NAVYのベースに行ってきた。「桜祭り」ってことで市民に開放してた。

横須賀ベースには中学生のときにも、英語の先生の知合いがいるということで招待されて入ったことがあった。
「パスポートを持ってこなくてはダメなんだよ」って誰かが言い出して、「持ってないから私は行けないの?」と泣き出した女の子がいた(必要なかったけど)。海に面した広い敷地の中では、英語で書かれた標識や、運転手に降車したい旨を伝える方法が分からないバスや、アメリカンサイズの大きな食べ物や飲み物に、いちいち声を上げて感動していた。
あの頃はベースの持つ”アメリカンな感じ”が、単に憧れの対象でしかなかった。

そのベースに何年かぶりに行ってきた。

最寄り駅の横須賀中央駅に私が10分ほど遅れて到着すると、待っていた友人のWIDIに「みお、横須賀の人って異常にピザ好きなのね!」と言われた。
横須賀勢力を挙げてが”海軍カレー”を広めてることさえ、2、3年前に知ったばかりよ。ピザって何さ?

「だって、ホラ……」とWIDIが指し示すところに、ドミノピザならLサイズのピザケースを6つ積み上げたベビー・カーを押して、ママが通り過ぎた。しかもその後ろを、さらに5箱積み上げたピザを両腕で抱えてパパがついていた。
「……。すごいね」
「あっちも。ほら、あっちの人も同じピザを買ってるよ!」
本当に。
駅の周辺は、同じ白地に緑色の模様が入ったピザケースを、複数箱抱えて(もしくはよっぱらいのお土産のように吊るして)駅への道を急ぐ人たちでいっぱいだった。
「ちょー、気になるんだけど。ANTHONY'S PIZZA。」

”ANTHONY'S PIZZA”(アンソニー ピザ)
白い箱に、緑の字でそう書いてあった。

ベースの入り口となる三笠公園からは、荷物チェックを受ける長蛇の列が続いてた。
元地元民の私は近道を知ってるので公園の隣の横須賀学院の前で列に加われたけど、赤信号に途切れた横断歩道の向こう側にも列が出来ていたのには驚いた。いったいどこまで続くんだ?
入場者の列の植木をはさんだ向こうの通りでは、退場者がやはり列を作っていて、ほとんどの人がピザケースを手にしていた。
「ベースで売ってるんだね」
「ピースで売ってたら、食べてみようか」
と、ごにょごにょと相談した。

高校時代の友人で、ベースのマクドナルドアルバイトをしてる人がいた。その理由を、英語の勉強を兼ねられるから、と言ってたと記憶してる。
「でも、マックでバイトをしても使う単語は限られるから、あまり会話の勉強にはならないような」
だよねー。
以前、マックでビールを注文していた外国の人がいたけど(私の連れだった……)、そういう人を説得する以外ではメニューと金額しか言う事はないよね、きっと。

と、話しながらスグに見つけたマックはスルーした。ベース限定のメニューとかあったよ。あと、ジュースの紙コップがやたら大きかった。

野外ダンス会場からの爆音を聞きながら、屋台をめぐる。
フェイスペイントをする店や、LAY'Sなどのスナック菓子を販売する店、バーガーやジュース、バーベキューを売る店などが屋台を出してた。肉類を売る店多し、という感じがした。
日本の文化を伝えようというのか、それともベース内にあるサークルなのか、野点を企画するスペースもあり整理券は既に配布し終わってた。
湘南シーレックス(横浜ベイスターズの2軍チームのようなもの)のキャラクターや、ペリーと侍、カモメ(キャラクターの名前忘れた)の着ぐるみが、会場をうろうろしていた。シーレックスのぬいぐるみは真新しく、キレイだったので人気を集めていた。ペリーはやたらと愛想がよく、カモメは汚れていたので後ろで子ども達が蹴りを入れてたりしていた。たぶん横須賀市のキャラクターだと思うんだけど、カモメ、不憫だ。

それはともかく、ピザっすよ!!
公開されてる区域をぐるっと1周し終えたところで、その戸外でピザを作る簡易店舗を見つけた。
ってここもスゴイ長蛇の列……!!
ピースでは販売してないのは分かったけど、すぐに列につく事にした。余ったら持ち帰ればいいし。
WIDIがビールを調達しに行く間、私は海沿いの列に並ぶことになったけど、待ってる間にライブの予習のために聞いていたTMRのアルバム『UNDER:COVER』、インスト含めて15曲聞き終わったもの。聞き終わってもまだ並んでたもの。海風にさらされてさ。とんびがお揚げを狙って飛んでるぜ。後ろを振り返ればまた長蛇の列。もう本当にどんだけたくさんの人が並んでたんだろう。WIDIが買ってきた呑み屋ならピッチャーサイズのビールで乾杯しながら、ピザとご対面できるのを楽しみにしてた。

客が並ぶ列のすぐ横では、ピザを作ってる工程が見えた。ピザを8等分にカットしている人と目が合った。
「You're cutting in all days?」
「Yea, So tired.」
一日中ピザを切り分け続けて疲れているらしい。でも私たちのピザのために、頑張ってくれ。
列の前の方からピザの枚数を確認する店員がやってきた。「ミックスピザを1枚」と答えると2人で1枚ずつだと思われて慌てて訂正する。つか、ミックスだろうがペパロニだろうが(この2種類のみの販売だった)、彼女は手にしたボール紙に線を一本引いただけ。生地を作る枚数を確認したかったのかな? それにしても線を引いただけだと、数を間違えそうだ。「正」の字でカウントする方が間違いが少なくていいよとアドバイスしたくなる。

入場が締め切られる16時近くになり、もしかしたら違うかもしれないけどANTHONYと思われる年配の男性が、店員を集めた。
『もうすぐ4時になるから、生地をつくるのはやめよう。頑張って残りを売り切ってくれ。僕の従業員達』
実際、ANTHONYのセリフは『4時になるから』しか聞き取れなかった。あとは勝手な想像。
そうこう言ってる間に、ようやく私たちの番になった。10枚以上も焼きあがってるペパロニに比べて人気があるのか、ミックスピザが届くまでしばし待たされる。1箱、1,850円だった。(USドルでも支払いOK)

店の目の前の通り沿いに腰を下ろして、すぐに箱を開ける。
……デカッ。ドミノならばLサイズ。直径は確実に30cm以上ある。
トッピングは胡椒の効いたチキンとマッシュルーム、ブラックオリーブ、ピーマン、トマト、オニオン、それとチーズだったかな。特にコレ!っていう具はないんだけど、本当にウッマ~!! 塩コショウが効いてるシンプルなお味だけど、そこが旨いっす。

大きな蓋を風除けにして立てて食べる私たちの前に次々と人が立ち寄り、「まぁ、ずいぶん大きいのねぇ」とか「何が入ってるの?」とか「どのくらい待った?」とか聞いてくる。その度に「そうですね、8切れにされてますが1ピースの大きさはこんなです」と見せたり、「チキンとマッシュルームと……」と説明したり、「私たちのときは1時間ちょっとだったでしょうか」と応対したりした。
「ホラ、すごい列だったでしょう。私たち、躊躇しちゃって」と年配の女性がフフッと笑いながら話しかけてきた。
「そーですねぇ。私たちのときも列が海沿いまで届いてたのでびっくりしましたよ」と答えると、
「やっぱり、買いにいきましょうか」とダンナ様を引っ張っていかれた。
もしかして私たち、ずいぶんと売上げに貢献しちゃってたりしてます?!

ピザはかなり量があったけど、女性2人でなんとか食べきれた。
今、私の4割はピザで構成されてるに違いない。~ップ。

「(しばらくはいらないけど、)ベースに入らなくてもこのピザを買えないかな~」と思って検索したら、沖縄のベースでこのピザを食べた人の記事を見つけた。

なになに……。
このピザ屋さん、たくさん買うと安くなるの?!
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ちなみに今日買ったピザはラージサイズ直径40cmくらいで2個で円(¥)で2270円でした ^^

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まぢっすか?!
しかも、以前使った箱を取っておいて持って行くと、3ドルの値引きっすか。
いや~、次回は絶対、5、6箱買おうっと。

……そういえば、本来の目的である花をほとんど見てこなかった、と今さらながら気付いたのだった。

【公式サイト】
ANTHONY'S PIZZA Web Site
日本の自宅にも配達してほしいなぁ。

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