ロックな幸せ☆

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奥田民生(OT)の『リバーサイドホテル』

2004-10-18 | 奥田民生(OT)
土曜日、『僕らの音楽』を見た。OTことタミオが登場。
「スローライフ」という前フリがちょっと笑えた。確かに慌しい芸能界(ひいては世間一般)において、この人ほどゆったりとした時間を、たゆたっている人はいないだろう。
※井上陽水とかは「スロー」というのとはまた違って、どちらかというと異次元にいるよね。おとめ座のAB型だし。(←だから何?って言われても困るが)

インタビューは上京した17年前からソロになった10年前について。文字媒体では知っていたユニコーン時代の話がちょこっと出た。合宿所に強盗が入ったことや、日常的にパチンコ屋の館内放送で呼び出されたことなんかが、本人の口から紹介された。
VTRでも『Maybe Blue』を歌うライブ映像と『大迷惑』のPVがちょこっと流れた。ホント、この頃のタミオは髪の毛がふわふわしていて、かわええ。

番組で歌ったのは、ソロデビュー曲『愛のために』と、陽水のカバー曲『リバーサイドホテル』、そして最新アルバム「LION」より『アーリーサマー』の3曲。この中から『リバーサイドホテル』について語る。

陽水のトリビュートアルバムが来月発売されるのだが、そこで収録されているそうな。陽水がタミオにいわく「なんでそんな難しい歌を選んだの?」。タミオ、それを聞いて思う「本当に難しかった」。

さて、私にとっても陽水のカン高いボイスが印象強いこの歌、タミオが歌うとどうなるかと楽しみだった。そして、聞いた。感想は……。
「ふ…、坊やだな」(←赤い彗星のシャアの声で読んでほしー。)
なぁんと、幼さを感じてしまった。「働く男」ではあんなにオヤジ臭を感じたのに?!

声のトーンや高さはオリジナル(陽水ver.)そのままで、むしろそれはそれだけでスゴイことだと思う。思うんだけど、んー……、何かが違う。パズルのピースは当てはまるのに、その図柄が合わない感じがした。

その原因は正確には分からないけれども、おそらく、声を曲に馴染ませる方法が異なる事だろう。
タミオの歌い方はオリジナルに比べて多少ぶっきらぼうで、それでいて実直。それが男女の駆け引きというキワドさが必要な場で、女性優位な状況をかもし出している。妄想が暴走するがままにしておくと、長いキセルをふかす手練れの女性に恋してつくす男性像が浮かび上がる。何度かつくすことでようやく応じてはくれるのだが、それは単なる彼女のきまぐれで、決して心は許していないと言うか、そんな感じ。幼さというよりも、もっと正しく言えば場慣れしていないという感じだろうか。(……これじゃあ『HEY MAN!』じゃないか。♪ナイナイナイナイ そりゃナイナイナイ)

陽水はこれをどう、聞いたのだろう。

追加:
とある本で、『リバーサイドホテル』の歌詞には仕掛けがあると知った。
それは日本語歌詞と英語歌詞の(意味の)重複。
たとえば「金属のメタル」と歌われる部分がある。どっちも同じ意味じゃん(笑)。
また、サビの部分も「川沿いリバーサイド」と堂々と重複。気付いてしまうとちょっと笑う。

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