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城跡めぐり【彦部家屋敷】

2013-03-17 10:42:48 | 城跡を巡る

群馬県桐生市

平成25年3月9日登城。

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花粉症にもめげずに桐生の城砦跡巡り。

本日のメインは平成4年に国の重要文化財に指定された【彦部家屋敷】。

茶臼山を下山し歩くこと、30分くらいか。

立派な土塁が目に入って来た。

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彦部家は第四十代天武天皇の皇子である高市親王を祖とする家系。

その子孫が奥羽・関東に下向し、13世紀頃、この地に館を構えたと思われている。

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戦国時代の彦部家は強力な軍事力を有した存在でもなく、由良氏と桐生氏の戦闘の狭間で ”皇族を祖とし 室町将軍家とも近親な家系”として、リスペクトされた存在であったのであろう。

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そのことが在郷勢力や後北条氏絡みの争いに巻き込まれず、戦国を生き抜き今日まで家系を保てた理由と思われる。

某団体の見学会にて同屋敷を訪問、高市親王から数えること49代目にあたるご当主のご挨拶も。

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中世豪族の館がそのまま近世に受け継がれたため、敷地内には江戸時代や明治時代の建物群。

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織物の盛んな桐生の地で、当家も織物の殖産に貢献。

工場の跡も残る。

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中世豪族居館跡と近代日本の産業遺構が重なる光景。

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桝形構造の搦手口。

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屋敷東北隅の櫓台跡。

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北側から西の手臼山山麓に続く空堀、以前は3m以上の深さがあったという。

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源義国勧進と伝わる竹ヶ岡八幡宮、手臼山へ続く竹藪。

ひとしきり見学を終え、「冬住み(国指定重要文化財)」で、お抹茶と和菓子を頂く。

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中世から近代までの歴史が凝縮された遺構を、今日まで守ってこられた関係者の方々には敬服する。


城跡めぐり【茶臼山砦】

2013-03-10 22:11:13 | 城跡を巡る

群馬県桐生市

平成25年3月9日登城。

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渡良瀬川を挟んで、桐生市街地と相対する茶臼山(標高293.9m)。

かつて、この山頂には太田金山城を本拠とする由良氏の城砦が設けられていたと伝わる。

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山頂からは、由良氏と対立する桐生氏の本拠地が丸見え。

絶好の物見櫓であったことだろう。

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山腹にある馬場跡の大岩。

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麓に佇む八王子神社。

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太田を本拠とする由良氏の北の最前線がこの地であったという。


城跡めぐり【大阪城】~結婚25周年関西旅行~

2012-12-31 08:52:36 | 城跡を巡る

大阪府大阪市

平成24年10月19日登城。

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結婚25周年を記念しての大阪・京都二泊三日の旅。

かつて大阪に居住しながら、大阪城址へ行ったことがなかったので、今回訪問。

広大な外濠を望む。

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今回は昭和44年に再建された青屋門から入城。

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門を潜るとすぐに内濠。

近世大城郭の面影がぷんぷん。

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内濠にかかる極楽橋を渡って、いざ、本丸へ。

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山里口出桝形。

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ここまで来ると天守もだいぶ近くなる。

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昭和6年に竣工した現在の天守は、復興ながらも登録有形文化財に指定されており、さらに豊臣・徳川の先代天守よりも長命を保持している。

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せっかくなので、博物館となっている内部に上がってみよう。

入口には、かつて時を知らせる号砲として使われた青銅製の大砲。

幕末に、美作津山藩が製造し、大阪天保山砲台に備えたもの。

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天守から望む宿泊ホテル、生駒の山並みも。

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天守からの眺望と展示物を楽しみ、散策に戻る。

本丸の売店でソフトクリーム!

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城址公園の南西部は遺構(重要文化財など)が比較的多く残っている。

桜門と巨石。

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桜門外の空濠と六番櫓

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大手口多聞櫓

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大手門と千貫櫓

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西外濠

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千貫櫓(左)と多聞櫓(右)

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乾櫓

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北外濠

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ホテルの部屋から望む天守夜景

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城跡めぐり【高崎城】

2012-08-20 23:23:47 | 城跡を巡る

群馬県高崎市

平成24年8月15日登城。

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午前中は足利、午後は高崎へ。

この地にも城跡がある。

平安時代末期、和田義信がこの地に居館を築く。

徳川家康の関東入部後は、井伊、諏訪、酒井、戸田、松平、安藤と城主を替え明治に至る。

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三之丸の土塁と水濠に、わずかながら昔日の面影を見出せる。

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さらに、昭和49年、市内の農家に払い下げられていた乾櫓(群馬県指定重要文化財)が、三之丸の模擬石垣上に移築。

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また、東門も同じく農家に払い下げられていたが、昭和55年に乾櫓近くに移築復元。

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かなり立派な石垣だが、後世の作り物。

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地味ではあるが、堀と土塁に近世関東の城郭を感じる。

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