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玄米生活

ほどほどのマクロビ生活の中で、思うことをつれづれに。

砂糖を使わないお惣菜

2007-04-25 | マクロビ時事
今朝の朝日新聞朝刊の「おいしさ発見」のコーナーに「砂糖を使わず 食材本位で」の見出しがあり、主人が見つけて教えてくれました。

記事では、表参道にある割烹「重よし」の店主で料理人の佐藤憲三氏がお惣菜3種を使紹介していました。

ひじき、うの花、切干大根です。

いずれも出し汁と醤油のみで、みりんも使っていません。

「砂糖を使わず、食材が本来持つ香や甘味を楽しんでください。」とのこと。

(「さとうさん」なのにね・・・な~んて、ツマラナイ駄ジャレでした。)

炒める油もごま油を使っていました。

出し汁の詳細は書いていませんでしたが、動物性のものはうの花に入れたあさりくらいでしょうか。

うの花は、あさりの時雨煮のような濃い味のものと、甘味のあるサツマイモなどの野菜を入れるのがコツだそうです。

確かに味がぼやけず、きっちりした卯の花になりそうです。
(想像しただけでおいしそう。)

市販の佃煮は砂糖が入っているので要注意。
あさりの代わりに味がついたセイタンを使えば動物性もなしになりますね。

こんなお惣菜がいつでもどこでも手に入るようになれば、忙しいマクロビアンの味方になるのですが。

ところで、管理栄養士の卵からのまた聞きなので、真否はさだかではありませんが、「塩」のように「砂糖」も1日の摂取量の目安が設定される動きがあるようです。

やっと・・・ですが本当ならすばらしいですね。
その量がどれくらいなのかにもよりますが。


米粉でお米の消費拡大

2007-03-22 | マクロビ時事
3月21日付けの朝日新聞「パンやケーキに米粉スィーツ流行」より

米粉で作るパンや洋菓子の商品化が相次いでいる。
なかには、高校生が部活動で開発した米粉パンが地元のコンビニで販売される例もある。
大手のパン製造会社やファミレスも販売を始めた。
米粉ケーキを置く洋菓子店も増えている。

東京在住の料理研究家が立ち上げた洋菓子ブランドでは、米と大豆を使って「ご飯と味噌汁」と同じ組み合わせでバランス良く摂取できるように和食の良さを取り入れた。

米の一人当たりの消費量は2004年度で61.5キロと、1962年度のピーク時の半分になっている。

一方で2006年度の洋菓子向け米粉の需要は、前年比2千トン増の5千トンと予想され、農林水産省では用途や消費拡大を期待する。

という記事の内容でした。

米の一人当たりの消費量61.5キロを口1億2万人でかけると年間消費量は740万トンくらいかな。(計算が間違ってなければ。)
5千トンはそのなかの0.07%に過ぎない量ですが、さらに伸びそうなので、お米の消費拡大には貢献しそうです。

確かに最近、米粉を使ったケーキやパンを売っているところが周囲でも増えてます。
米粉を使うともちもちした食感で、私も大好きです。

でもスィーツとなれば、やはりお砂糖が入っています。
それに国産米ではないものもあります。
米粉100%というのは少なく、小麦粉や小麦グルテンと配合しているものが多いようです。

これらのことも念頭に置き、スィーツはあくまでも「おやつ」であり、いくらお米と大豆を使っていても、「ご飯と味噌汁」の代わりにはならないことを肝に銘じたいと思います。

ちなみに我が家のお気に入りは宮城県大崎市にある工房パルコの米粉パン。
こちらは宮城県産のお米を米粉に加工している菅原商店の米粉を使っているようです。(小麦グルテンも入っているようなので、小麦アレルギーの方は注意してください。)

なかでも地元産のブルーベーリーがたっぷり入った米粉パンは我が家のお気に入り♪

バレンタインデーには10個ほど取り寄せて、二人でいただきました。
(いっぺんに10個食べたのではありませんよ。残りは冷凍保存したのです。(笑))

マクロビオテックの市民権?

2006-10-10 | マクロビ時事
横浜ロイヤルパークホテルが、マクロビオテックに基づいて砂糖、卵、乳製品を使用しないデザートの通年販売を始めたそうです。(10月9日付けの日経新聞より)
価格は682円から840円とちょっとお高いです。

一箇所でもマクロ仕様のものが買えるところが増えるのは嬉しいですが、こう高いと「マクロビオテックはセレブのもの」という誤解を生むことも懸念してしまいます。
もう少し気軽に庶民が買えるところが増えるといいな。

そういえばホテルや百貨店にはマクロ仕様のものがボチボチ出ていますが、スーパーやコンビニで販売されている情報は見たことがありません。スーパーやコンビニで扱うようになればマクロビオテックの市民権?も本格的になるかもね。(笑)


お惣菜市場に異変

2006-08-09 | マクロビ時事
市販のお弁当といえば揚げ物は定番です。
でも最近は事情が変わってきているようです。

8月8日付の日経新聞によると、
首都圏の某食品スーパーで一部のお弁当に「揚げ物入っていません」のシールを貼って売り出したところ、中高年に受けて売れ行きが好調だったそうです。
ほかのスーパーやコンビニでも、揚げ物を除いたり減らしたりしたお弁当を発売し始める動きがあるようです。

さらに某大手スーパーでは、一部の店舗で揚げ油を特定保健用食品の認定を受けた油に切り替えているとのことです。
(四種類の天ぷら油を混ぜていたときに比較してコストは従来の3倍だそうですが、それならいっそ菜種油+ごま油にしてくれ~と言いたいです。)

また、あるスーパーでは惣菜の中で揚げ物の占める割合が六割から半分に減ったそうです。

メタボリックシンドロームに注目が集まる中、揚げ物の売れ行きは特に最近鈍っているとのことです。

良い傾向ではありますが、中高年も家庭で料理をしなくなったということでしょうか。高齢者の一人暮らしや夫婦だけの生活では料理するのも大変だとは思いますが、危機感を感じます。

スーパーやコンビニのお弁当は、あくまで「非常食」であって「日常食」にはなり得ないことをお忘れなく。

ガソリンと和菓子の意外な関係

2006-08-08 | マクロビ時事
ガソリン高騰により、和菓子が値上げの方向にあるそうです。
そのわけは・・・

中東情勢が不安定

原油価格が高騰

ガソリンが高騰

エタノールの需要が増加

サトウキビが高騰

砂糖が高騰

和菓子が値上げ

という図式です。


砂糖の価格はとりあえず先週で上げ止まったようですが、良心的な和菓子屋さんでは品質を落とさないために材料を変えることはできず、やむなく値上げに踏み切るようです。

私は認識不足だったのですが、ガソリンの代わりにエタノールを燃料に使っている国は多いのですね。世界地図の分布を見るとガソリンオンリーは日本を含む一部の地域だけでした。エタノールの原料は、南米はサトウキビ、アメリカやアジアではトウモロコシです。

サトウキビの主要産国であるブラジルではエタノールの生産に力を入れており、もともとガソリンとエタノールが半々だったらしいのですが、ガソリンの高騰によりガソリンの価格がエタノールの倍になってしまったことから、エタノールオンリーに切り替えている国民が増え、このへんがサトウキビの高騰につながっているようです。

ブラジルではエタノール生産工場の周囲にサトウキビ畑を作るという農工業一体の地域社会を作り、貧富の差の是正を図っているとのこと。社会主義が基盤の共同体は賛否両論だと思いますが、私はこの取り組みは素晴らしいと思います。

さらにエタノールはガソリンと違って、排出されるCO2はサトウキビが生長の過程で消費するCO2と同量なので大気中にCO2が増えることはなく、環境にも優しいとのことです。

日本も減反などと言わずに田んぼをどんどん増やして、もし、お米が余るようだったらエタノールを生産するとかできないのでしょうか。
もちろんお米からお酒を作るのと燃料となるエタノールを生産するのではわけが違うのでしょうが、技術的には可能なはず。
お米を燃料にするのはすごくもったいないですけど、稲作面積を増やすには有効だと思うのですが。

それと和菓子屋さんには申し訳ないけど、これを機会に砂糖を使う量を減らすとか、マクロビオテック的和菓子に目を向けてもらうとかしてもらうと嬉しいです。

コンビニの功罪

2006-07-13 | マクロビ時事
コンビニエンスストアは便利です。
いつでもどこでも、たいていのものは買えます。

おにぎりでもパンでもお弁当でも、食べたいときに買えます。

でも・・・

7/9の日経新聞の「食と長生き」という、あのカスピ海ヨーグルトで一躍有名になった家森先生のコラムに次のようなことが書いてありました。(文は要約してあります。)

「1998年に明石海峡大橋が開通し本州と結ぶ端ができたことで、淡路島の子供に肥満児が増えた。かつて淡路島にはコンビニが一軒もなかったが、橋が架かってまもなく島のあちこちにコンビニができた。」

「コンビニは日常生活を便利にしてくれるが、食の面からみるとコンビニで売られている弁当やインスタント食品は塩分が多く高コレステロール、高カロリー、しかも野菜が少なく栄養バランスを欠くものが多い。」

便利なだけに習慣化しやすい。
私も30歳代の頃は大変お世話になりました。

高塩分、高コレステロール、高カロリーの食事が続けば、子供といえども肥満となり、その延長には「生活習慣病」が待っています。
大人ならなおさらです。

コンビニ弁当は「非常食」とし、「日常食」にならないようにしたいものです。