玄米生活

ほどほどのマクロビ生活の中で、思うことをつれづれに。

過食が止まりました。

2006-08-28 | マクロビオテックつれづれ
過食が止まりました。

どうやって止まったのか???
自分でも良くわかりません。

多分・・・甲田先生の本を読んだからだと思います。

先週の木曜日、出張帰りに本屋で立ち読みしたのです。
(甲田先生、本屋さん、ごめんなさい。近々、ちゃんと買いますからご容赦ください。)

当然、少食・断食の効用が書かれてあるわけですが、改めてその理論に納得したのです。
「朝を抜いても、夕食を食べ過ぎたり夕食後に間食をしたりすると、1日三食食べているのと変わらない」という一文にドキッ。
まさに自分のことを指摘されているようでした。

さらに、朝食抜きの半日断食を二年近く続けてアトピーを治した人の例も記載されていました。

もっとも、その日は昼抜きだったのでお腹はそれなりに空いていて、読んでいる最中には「夕飯作る前にパンを食べよう」なんて考えていたのですが、自宅に着く頃には空腹感はなくなっていました。
夕食は少し多めではありましたが、その後にまた何かを食べたくなるということもなく、十分満腹、満足しました。

本の一文や一例で過食がリセットされるということは、私の場合は栄養不足やバランス不良ではなく、やはり脳の混乱が原因のようです。

誰かの言葉や文など納得できることに出会うと、そして目標となる例と出会うと脳の混乱ががリセットされるのではないかしら。。。

座禅断食でお世話になった野口法蔵師の言葉を思い出しました。
「気持ちの持ちようでどうにでもなるものです。」



追伸
土曜日はチカさんとクシガーデン デリ&カフェのナイトバイキングに行ってきました。
とってもおいしかったですよ~。お惣菜もデザートもすっごく食べてしまいました。
でも翌日はちゃんと少食モードに戻りました。
脳リセットはまだ維持されているようです。
過食モードになってきたら、また甲田先生の本を立ち読みせねば。(笑)
いや、今度は購入してお守りのように持ち歩くのがいいかも。

目からウロコ

2006-08-22 | マクロビオテックつれづれ
6月に参加した船越康弘さんの講演会で・・・
「有機・無農薬・無添加と自分の体に入れるものばかり気をつける前に、自分が環境を汚さないようにすること。」そして「自国の農業を育てること。」

頭をカナヅチで殴られたような衝撃でした。

自分も石鹸中心とはいえ、シャンプーしたり、体を洗ったり、食器を洗ったり、、、さらにごみも出すし、自動車も使うし、で環境を汚しています。
それなのに有機・無農薬や自然農法にこだわり過ぎているところがありました。

この話を聞いてからは、有機・無農薬や自然農法ではない野菜も嫌悪感なく使うようになりました。
(おろして生で食べることが多い大根や、人参・キャベツなど明らかに味が濃い・甘いと感じるものはできるだけ有機・無農薬や自然農法のものを使っていますが。)
さらに今まで豆腐は主に「有機大豆」を買っていたのですが、迷わず「国産大豆」を買うようになりました。納豆もできるだけ「国産大豆」のものを買うようにしています。
もちろん家計の許す範囲でですが。(笑)

クシガーデン バイキングナイト

2006-08-21 | マクロビオテックつれづれ
8月26日、27日と出張で東京に行きます。
目的地は一ツ橋界隈。

ということで、せっかくなのでクシガーデンに行こうと思っています。
8月26日は第四土曜日で確かバイキングナイトなのですよね。食べ過ぎが心配ですが・・・。まっ、いいか。

もし、ご一緒できる方がいたらご一報ください。
8月26日の18時から18時30分くらいにクシガーデン入りする予定です。

アトピー改善に向けて(4)

2006-08-19 | アレルギー・アトピー
アトピー改善に食事の改善は必要条件ですが、食事を改善したからといって必ずしもアトピーが治るとは限りません。

個人的には、アトピーを食事だけで治すのは無理、またはすご~く時間がかかると思っています。
なのでプラスαが必要だと思います。

プラスαは、温泉、補助食品、整体、鍼灸、などなど人によってさまざまです。
自分に合ったものを見つけるまで試行錯誤は続きます。

体の中からは腸をきれいにする、体の外からはアレルゲンや刺激を避ける、保湿する、そして免疫力を高める、気の通りを良くすることも必要です。

私が今試してみたいのは「びわエキス」。
でも500mlで5000円くらいと結構高いのと、傷があると、すご~くしみるそうなので躊躇しています。

実は実家にびわの木があります。
18年前の法事のときに私が活けたびわの木を、母が庭に挿し木をしたものが、すご~く大きくなっています。
近所の方が、腰痛のときに貼ると言ってどきどきもらいにくるそうです。
知っている人は知っているんだ・・・。

買うか、作るか、びわエキス。
体験した方がいたら、効果のほどなど教えてください。

アトピーと食べもの(3)

2006-08-18 | アレルギー・アトピー
腸の状態が良くなれば、アレルギー・アトピーは改善されます。

腸に良い食べ物とは、玄米、海草、その他食物繊維を多く含む食品、さらに納豆、味噌、漬物などの発酵食品ですが、ヨーグルトは発酵食品でも乳製品なので微妙なところです。

何にでも良いところがある反面、必ず悪いところもあります。
玄米も陽性体質の人が毎日たくさん食べた場合には害の方が大きくなります。
(私も「玄米の大食い」からやっと脱しました。たまに再発しますが。(笑))

個人的には、日本人にはヨーグルトも乳製品なので「利」よりも「害」のほうが大きいと思っています。

ヨーグルトには乳酸菌を有するという非常に良い面もあるのですが、何千年、何百年も日常的に乳製品を摂る習慣がなかった日本人の腸で果たして消化・吸収が十分にできるか疑問が残るからです。十分な消化・吸収ができない食物は必ず腸に負担がかかります。

そしてもう一つ、無糖のプレーンヨーグルトはそれなりにおいしいのですが、果たして毎日食べるとなると「義務」になりそうな気がします。健康のためとはいえ「義務」で食べるものは結局体に良くないのではないかと思うのです。
そこで毎日おいしく食べるためのトッピングを考えると、砂糖は無しにしても、どうしても、てんさい糖やメープルシロップなどの甘味、もしくはバナナなどの果物になってしまいそうです。それらも毎日摂るものではないので、結局ヨーグルトを毎日食べるのは無理がありそうな気がします。
たまに嗜好品として食べる程度にするべきかな。

また、消化・吸収が十分にできないという意味では動物性食品全般も同様です。
動物性食品は必要な栄養素を摂りやすいという利点がありますが、摂る質や量、回数によっては、腸に多大な負担をかけ、腸を荒らしてアレルゲンが入りやすくなるとともに、未消化の動物性蛋白がアレルゲンとなってアレルギー・アトピーの原因になってしまいます。

砂糖については「アトピー治癒に向けて(2)砂糖がダメなわけ」で書きましたが、 こうしてみると砂糖も動物性食品も摂りすぎると腸を荒らしてアレルギー・アトピーを起こしやすくするとともに、自らもアレルゲンとなってアレルギー・アトピーを起こすという二重苦になってしまうのですね。

飽食で退化?

2006-08-17 | マクロビオテックつれづれ
巷はダイエットブームです。

ダイエットの方法として良く出てくるのは、基礎代謝を上げる、吸収を抑える、ということですが、これは食べる量も質も今のままで、なんとか体重を減らそうという都合の良い発想からきていると思います。

これに対して本来のマクロビオテックは少食であり、少食を続けていると体は基礎代謝を下げる方向に向きます。さらに少食と良質な食べ物で腸の動きが良くなることにより吸収が良くなります。

そう考えると、現代のダイエットの方法とマクロビオテックとは対極にあるようですね。

基礎代謝を上げて、かつ吸収を抑えると、最初は体重が減っても体はさらに食べ物を要求するのではないでしょうか? そうなると結局食欲が増し、さらなる食べ過ぎにつながる可能性もあります。

食べる量も質も変えずにダイエットする方法を考えるのは、やはり本末転倒ですよね。

少食にすると、体細胞が目覚め、本来の機能を取り戻し、疲れにくくなり、免疫力も高まるそうです。このほうがずっと健全です。

「飽食」は単なる肥満や生活習慣病を引き起こすだけでなく、人間の体そのものを退化させているような気がしてなりません。

と書きつつ、最近「飽食」気味の私は反省の繰り返しです。どうしたら過食モードから抜け出せるのか・・・やはり最後は自分の意思なのでしょうね。

微生物の力

2006-08-13 | マクロビオテックつれづれ
今日は素敵な出会いがありました♪

デパ地下の八百屋さんで生産者の方が直接トマトを販売されていたのです。
「ロック」という種類で有機のものと自然農法のものがありましたが、販売されていたのは自然農法で作られている県内の方でした。
自然農法も有機も「自然食」として一緒にされてしまっていると、少し嘆いていらっしゃいました。詳しくは知らないけど違うことは知っていると言ったら、喜んでくれて話がはずみました。

自然農法は土を元気にして肥料はやらず作物の本来の力を高める、その結果、害虫にも強い、味が濃い、生命力溢れる作物ができる、ということくらいしか私も分からないのですが、まともに収穫できるようになるまでは五年くらいはかかるとのことでした。
収穫が安定せずゼロのときもあるそうです。でもうまくいくと肥料をやったりという手間がないので、とても楽だそうです。農業を知らない人のほうがうまくいく、ともおっしゃっていました。通常の農業では肥料をやらないというのは常識外れなので、既成概念があると考えられないのかもしれませんね。

某国立大学の情報工学の先生がおっしゃっていたそうですが、自然農法の作物は土壌微生物との情報交換がすごいらしいです。肥料なしの作物にとって土壌微生物が唯一の栄養源となるためでしょうか。

このことを聞いて、人間と同じだなあと思いました。

人間も少食にすると、腸が元気になり消化吸収能力が高まります。また腸内細菌が活性化し、活性化した腸内細菌はビタミンや酵素をたくさん作ってくれます。

人間の腸は田畑と一緒なのですね。そういえば腸内細菌の集まりである腸内細菌叢は腸内フローラ(お花畑)ともいいます。
改めて人間は自然と一体であり、自然の一部なのだと実感しました。

それと共に本日の暴飲暴食を反省。。。休日は食が乱れてダメだなあ。

お惣菜市場に異変

2006-08-09 | マクロビ時事
市販のお弁当といえば揚げ物は定番です。
でも最近は事情が変わってきているようです。

8月8日付の日経新聞によると、
首都圏の某食品スーパーで一部のお弁当に「揚げ物入っていません」のシールを貼って売り出したところ、中高年に受けて売れ行きが好調だったそうです。
ほかのスーパーやコンビニでも、揚げ物を除いたり減らしたりしたお弁当を発売し始める動きがあるようです。

さらに某大手スーパーでは、一部の店舗で揚げ油を特定保健用食品の認定を受けた油に切り替えているとのことです。
(四種類の天ぷら油を混ぜていたときに比較してコストは従来の3倍だそうですが、それならいっそ菜種油+ごま油にしてくれ~と言いたいです。)

また、あるスーパーでは惣菜の中で揚げ物の占める割合が六割から半分に減ったそうです。

メタボリックシンドロームに注目が集まる中、揚げ物の売れ行きは特に最近鈍っているとのことです。

良い傾向ではありますが、中高年も家庭で料理をしなくなったということでしょうか。高齢者の一人暮らしや夫婦だけの生活では料理するのも大変だとは思いますが、危機感を感じます。

スーパーやコンビニのお弁当は、あくまで「非常食」であって「日常食」にはなり得ないことをお忘れなく。

ガソリンと和菓子の意外な関係

2006-08-08 | マクロビ時事
ガソリン高騰により、和菓子が値上げの方向にあるそうです。
そのわけは・・・

中東情勢が不安定

原油価格が高騰

ガソリンが高騰

エタノールの需要が増加

サトウキビが高騰

砂糖が高騰

和菓子が値上げ

という図式です。


砂糖の価格はとりあえず先週で上げ止まったようですが、良心的な和菓子屋さんでは品質を落とさないために材料を変えることはできず、やむなく値上げに踏み切るようです。

私は認識不足だったのですが、ガソリンの代わりにエタノールを燃料に使っている国は多いのですね。世界地図の分布を見るとガソリンオンリーは日本を含む一部の地域だけでした。エタノールの原料は、南米はサトウキビ、アメリカやアジアではトウモロコシです。

サトウキビの主要産国であるブラジルではエタノールの生産に力を入れており、もともとガソリンとエタノールが半々だったらしいのですが、ガソリンの高騰によりガソリンの価格がエタノールの倍になってしまったことから、エタノールオンリーに切り替えている国民が増え、このへんがサトウキビの高騰につながっているようです。

ブラジルではエタノール生産工場の周囲にサトウキビ畑を作るという農工業一体の地域社会を作り、貧富の差の是正を図っているとのこと。社会主義が基盤の共同体は賛否両論だと思いますが、私はこの取り組みは素晴らしいと思います。

さらにエタノールはガソリンと違って、排出されるCO2はサトウキビが生長の過程で消費するCO2と同量なので大気中にCO2が増えることはなく、環境にも優しいとのことです。

日本も減反などと言わずに田んぼをどんどん増やして、もし、お米が余るようだったらエタノールを生産するとかできないのでしょうか。
もちろんお米からお酒を作るのと燃料となるエタノールを生産するのではわけが違うのでしょうが、技術的には可能なはず。
お米を燃料にするのはすごくもったいないですけど、稲作面積を増やすには有効だと思うのですが。

それと和菓子屋さんには申し訳ないけど、これを機会に砂糖を使う量を減らすとか、マクロビオテック的和菓子に目を向けてもらうとかしてもらうと嬉しいです。

異常な食欲

2006-08-07 | マクロビオテックつれづれ
マクロビオテックを実践している人の中で、異常に食欲があって悩んでいる人を見かけます。
私もその一人です。
満腹になるまで食べないと気が済まない、満腹なのにもっと食べたくなる、満足感がないわけではないのにさらに満足感を得ようとして食べる、そんな日々が続いていました。

なぜそうなるのか?原因について考えてみました。

1.食事のバランスが悪い。
陰陽的にも栄養学的にもバランスが崩れていると、必ず体はバランスを取るため足りないものを補おうとします。
何かを食べ過ぎると、反対の何かを必要とするため、結局さらに食べ過ぎてしまうのです。

2.栄養素の不足
マクロビオテックを片手落ちで実践していると、ビタミン不足、ミネラル不足になる可能性があります。特にアトピーなどで炎症があるとビタミンB類の消費が激しいので、普通に摂っていても不足してしまいます。
体は不足している栄養素を欲するので、食欲も増すことが考えられます。
そのような場合は、とりあえずビタミン剤やミネラル水を補給すると落ち着く場合があります。

3.脳のメカニズムの狂い?
これは全くの私見ですが、マクロビオテックを実践していると、食べ物自体は体に優しく心も体も満足なのですが、「脳」が満足していないような気がします。
砂糖が入っていないマクロビデザートで十分満足しているつもりでも、脳の中の記憶に砂糖入りのお菓子のおいしさが残っていて、欲しているのではないかと思うのです。
動物性のものも食べなくても全然平気なのですが、潜在的に欲しているところがあるのかもしれません。

医学書には『食欲とは、高度の選択的要求をもった食物を食べたいという意欲で、一般にその食物をとることによって満足感が得られるものである。したがって、満腹感や飢餓感とは本質的に異なっている。』とあります。

私は「大食い」になったときに、玄米、カボチャ、小豆などマクロビオテックで許容範囲のものをひたすら食べる傾向がありましたが、脳の潜在意識の中で別なものを欲しているのなら、それらをどんなに食べても満足するわけがありません。

また食欲の調節は脳の視床下部にある食欲中枢と満腹中枢のバランスで成り立っていて、中枢神経的に調節されているとのことです。
異常に食欲がある場合は、食欲中枢と満腹中枢のバランスが狂っていることも考えられます。

4.習慣の名残り
3と連動していることですが、「食」は良くも悪くも習慣性があるため、急に変えるとどこかに「ひずみ」がくるのかもしれません。

私は独身時代、夕食を菓子パンなどで済ませていたことが週に一度以上ありました。(恥)
結婚してからは比較的まともな食事になりましたが、やはり(料理をしたくない、ということとは別に)「菓子パンで済ませたい」と体が欲求していることが多々ありましたし、実際、一人ごはんのときには菓子パンで済ませていたこともありました。
義母と同居し毎日夕食を作ってもらうようになってからも「菓子パンで済ませたい」という欲求は続きましたが、一年後にはそう思うことがなくなっていました。

今では、その一年間は「食のリハビリ期間」だったと思っています。
その期間がなかったらマクロビオテックへの移行も難しかったかもしれません。
悪い食習慣を絶てたのは義母のおかげです。感謝。