ミニチュア&ドールハウス みにあーき

一級建築士の みにあーきがミニチュア木工の道具の紹介などをするブログ
最近は参加するイベントのお品書きがメイン

2級建築士 製図試験はなぜCADじゃなく手描きなのか

2020年06月11日 | 設計の仕事
突然ですが、みなさんはイチから手描きで図面を仕上たことはありますか。

なぜ現場ではCADしか使われていないのに試験は手描きなの?という疑問で勉強に集中できずにいませんか?

1級建築士で、5年間2級建築士の設計製図試験の講師をしている私がお答えします!
理由は大きく2つです。

1.ご存知の通りCADにはいくつか種類がありますよね。
独禁法の問題で1社には決められませんし、今年はAutoCAD 、来年はVectorWorks、その次はJw…というわけにはいかないからです。

2.CADは理解していなくてもある程度描けるように出来ていますよね。
手描きは製図の基礎力がないと描けないので、理解できているか判断するのに適してるからです。

毎年のように議題に上がるという噂もありますし、このコロナ渦で変わるかも…と思っている方もいるでしょう。

私もいずれは変わるだろうと思っています。
ただ、CADソフトをどうするか、試験の内容・方法をどう整えるか、など決めることが多く時間が掛かるのではないかと推察しますので、少なくとも3年くらいは変わらない(変えられない)のではないでしょうか。

どちらにしても今年はもう間に合わないので、個人的には行うのであれば会場を増やし席の間隔を広く取るのではないかと思います。

もしかしたら、窓を開けて行うかもしれないですね。
私もなんの情報もないので想像ですが、2年目・角番のみなさんもいろいろ想定しながら対策するといいかもしれません。
試験自体が行われるか不安もありますが、発表を待っていては遅いです。

集中してがんばりましょう!