ミニチュア&ドールハウス みにあーき

一級建築士の みにあーきがミニチュア木工の道具の紹介などをするブログ
最近は参加するイベントのお品書きがメイン

ステップチェアが本格的にミニチュアを始めるきっかけでした

2020年03月29日 | ミニチュア・ドールハウス(みにあーき)
私が「みにあーき」名義で制作しているミニチュアの中で一番最初につくったのがステップチェアです。
15年くらい前にステップチェアの本物を見てミニチュアで作ったら楽しいだろうなと思ったのがきっかけなので、みにあーきという名前でミニチュア制作活動始めて10年以上になります。

当初から材料の製材は自分で行っていましたが、作り方も徐々に精度を上げていって、今では組み方も突合せて貼り付けているのではなく本物とほぼ同じ作り方でホゾを切って木組みで仕上ています。
※木組み:釘や金物を使わずに木材につけた切り込みによって組上げる日本の伝統技法


ごく初期の頃は市販の蝶番を手直しして使っていましたが、サイズが大きいのと作りが荒いので現在は蝶番・釘共に手作りしています。

以来、みにあーきはミニチュアをおもちゃではなく芸術作品・工芸品として制作しております。

ところで、一部では「トランスフォームする椅子」と呼んでいただいているステップチェアですが、画像だけではどういったものなのかわかりづらいんですよね。

↑この通り写真で見るとただの椅子ですから。

手に取ってご覧いただくのが一番早いのですが、遅まきながら動画をリンクしてみます。


ステップチェアなので、その名の通り階段椅子。
蝶番のところでひっくり返すと、階段になる椅子なのです。

みなさんイベントなどで実際にサンプルをひっくり返していただくと「おー!」って言ってくれます。

そのまま飾っても雰囲気があるし、ドールハウスの中に置いても可愛いです。

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最後に実物大との比較写真もどうぞ。

ちなみにみにあーきの由来は、本業が建築模型なのでそれに絡めようと思ったのですが、英語ではArchitectural modelでなじみがなさ過ぎるのでMiniature Architectureなら伝わりやすいかなと思って考えた造語です。

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ミニチュアコーナーキャビネット(1/12スケール)の試作中③

2020年03月10日 | ミニチュア・ドールハウス(みにあーき)
コーナーキャビネットの続きです。(こちらもどうぞ→試作中②

ギボシ飾りも作って、

さらに積み上がっています。

試作の方には脚が付いているので高さがちょっと違います。

最上段の装飾も試作しました。

細いレリーフは気を抜くと折れてしまうので緊張の作業です。

試作段階ではよくあることなんですが、レリーフは彫刻している途中でデザインを変更することに…
↓そのため固定するホゾの形状があっていませんね。



一番下の扉も開くように作っていますので取っ手が付きます。
こんなかんじで試作は完成です!

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