前にもどこかで言ったような気がせんでもないのですが、備忘の為メモ。
『アエネーイス』で有名なウェルギリウス先生、お名前の全部分を言うとプブリウス・ウェルギリウス・マロとおっしゃるのですが、最初のプブリウスが個人名、ウェルギリウスが氏族名、マロが家族名らしい(ローマ人の名前はこの三つでセット)。
問題は最後のマロです。この家族名、エトルリアの官職「マル」が起源らしいですよ!
そもそも、ウェルギリウスの出身地マントヴァって、ポー川流域の北部エトルリア12都市同盟のうちのひとつじゃない!なので、きっとウェルギリウスのご先祖のどこかにエトルリアの偉い人がいたんですよ。
…と、わたしは本を読んで大興奮したのですが、学者先生方の間では意外と周知の事実だったらしく、ウェルギリウスの後援者マエケナスがエトルリア人だったこともあって「だからもともとのアイネイアスの伝承では敵方だったエトルリア勢が、『アエネーイス』ではアイネイアスに味方する勢力になっている(除く:メーゼンティウス)」という認識があるようです。
知らんかったー。
『アエネーイス』で有名なウェルギリウス先生、お名前の全部分を言うとプブリウス・ウェルギリウス・マロとおっしゃるのですが、最初のプブリウスが個人名、ウェルギリウスが氏族名、マロが家族名らしい(ローマ人の名前はこの三つでセット)。
問題は最後のマロです。この家族名、エトルリアの官職「マル」が起源らしいですよ!
そもそも、ウェルギリウスの出身地マントヴァって、ポー川流域の北部エトルリア12都市同盟のうちのひとつじゃない!なので、きっとウェルギリウスのご先祖のどこかにエトルリアの偉い人がいたんですよ。
…と、わたしは本を読んで大興奮したのですが、学者先生方の間では意外と周知の事実だったらしく、ウェルギリウスの後援者マエケナスがエトルリア人だったこともあって「だからもともとのアイネイアスの伝承では敵方だったエトルリア勢が、『アエネーイス』ではアイネイアスに味方する勢力になっている(除く:メーゼンティウス)」という認識があるようです。
知らんかったー。