ずーっと以前に、何かのテレビ番組で、イタリア在住かなんかの女性作家にインタビュー、てな構成のをぼんやり見てたんです。
そしたら、そのインタビューを受けてた作家が
「わたしは英雄ではアキレウスが一番好きなんです。
でも、ギリシア人の知人(男性)にそう言ったら
『日本人の特に女性はそう言う人が多いね。でも、まだまだ通じゃないな。
俺達ギリシア人はオデュッセウス贔屓さ』と返されました」
みたいに答えてるシーンが写って、
当時からすでに例のイタケ人を気に入っていたワタクシ
「ふ…ギリシア人め、分かっておるのう…」
とほくそ笑んだのですが、そのことは覚えてるのに肝心のそのアキレウス好きの
作家が誰かはスポンと忘れてたのです。
それが!このたび!某S様のリーク情報により、どうやら塩野七●御大であるらしいことが
判明しました!
著書の『イタリ●異聞』の中でイタリア人男性に同じようなことを言っている文章が
あるようなのです!
ちなみに、イタリア人男性は
「アキレウスなんてまだまだ子供じゃないか。男なら悪いって形容詞がつくくらい
じゃないと。オデュッセウスみたいな」
てな感じで答えたらしい。
ラテンな兄貴達に好かれてますよ、オデュッセウス先輩…!
…ていうかさ。今にして思えば、男性の立場に立ったらオデュッセウスの方が
そりゃまあ羨ましいよな。何が起こっても対処できるくらいの経験と力量があって、
女性にも積極的で、それなりにもてて、オマケに女房は貞淑でいじらしいなんてさ。
アタシだって羨ましいよ。
※後で、S様より『イタリア異聞』では、塩◎御大にオデュッセウスをプッシュしたナイスガイをイタリア人とは明言しておらず、「地中海世界の男」となっていたと教えていただきました。
おお、ますますわたしがあの時見たのが塩◎御大に対するインタビューである可能性が高くなってきました…!