扉を開けて

今、楽しんでいること、
将来へ向けて考えること、
変形性股関節手術のこと、
折に触れて書いていきます。

飯山」へ その4

2012年09月16日 | 旅行

信濃平
黄金に色づいた稲穂が輝く広大な平地を
山々が囲み、山を背に家が立ち並び田んぼをぐるりと囲んでいる
なぜこんなに感動するのか解からないまま
農道を車で走り回りこの広さ、美しさを切り取り
家に持って帰りたいと思ったのだが・・・
ま・ま・ま・・・こんなもんで



信州飯山4泊5日の旅、最後の日は朝からザーザー降りの雨
そこで飯山駅周辺の市街地にも行ってみたかったので
まず、高橋まゆみ人形館へ
http://www.ningyoukan.net/

本当は人形にあまり興味はなかった
雨が降らなかったら出合わなかった
行ってよかった
人形の前を1歩2歩3歩と歩を進めていくうちに
涙が滲んできた
懐かしい
おじいちゃんやおばあちゃんを思い出した
孫を自転車の後ろに乗せて走るおじいちゃんの人形
昔、私もおじいちゃんの自転車に乗った覚えがあるような
ほかにも
孫の傘を抱えて学校へ迎えに行くおじいちゃん
遊びから帰った孫の冷たい手を包むおばあちゃん
頑固ばあさんの家出
一升瓶を傍らに置きひとり盃を傾けるおじいちゃん
帰省した子供一家を見送るおばあちゃん
二人で杖をつき手をつないで歩くおじいちゃんとおばあちゃん
哀しくて、かわいい
どの人形も表情や背中に心中がにじみ出ている
そして
もうすぐ高齢者と呼ばれる歳を前にしてたじろぐ私に
「歳をとってもいいんだよ」
と言ってくれてるような気がした

NHKのインタビューに答えて高橋まゆみさんは言う
 「葛藤、苦しみ、不安とか抱えて会いに来てくれて
 心の世界をひっぱりだして
 心静かに、穏やかに、優しい気持ちになれる空間
 ここで出していいんだよ
 その気持ちをほどきなさいよ
 元気を出してもらいたいのと、人の温かさを・・・」
全部は書き取れなかったけれど、こんなことを言う
高橋さん自身も辛い時があったという

ホームページを開くと、人形の写真もでてくるが
ちょっと写真写り良くないかな
実物たちはもっと愛しい



 



 


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