扉を開けて

今、楽しんでいること、
将来へ向けて考えること、
変形性股関節手術のこと、
折に触れて書いていきます。

私の診察日

2013年05月09日 | 股関節のこと

今日は半年に1回の、人工関節の検診日
手術をした病院とは違う病院に行っている
手術した病院には,その過酷な体験と
納得いかない対応に、精神的なストレスでドロップアウトした
今の病院には2年ほど前から通っている

必ずしも、歓迎されたわけではない
むしろ、手術をしてくれた病院を裏切ったかのような
受け止め方からか、いつも受け答えが冷いと感じていた
コミュニケーションをどうとろうかと・・・
担当医は、琉球大学医学部の出身だ
診察室に入る直前まで迷って、「沖縄に行って来た」と切り出した
顔はPCに向けていたが、耳が聞いていると感じた
冷やしたり、長く歩くと長いほうの足が痛くなるので
空港では車いすを借りた等々、足に絡めて話をしかけた

そのせいか、どのせいか、以前は「何でも聞いて」と言いながら、
答えるときは、「そんなの解からないよ前の○○病院で聞いてよ」
などの返事をしていたのが、今回は頷きながら私の話を
聞いてくれた
「手術から6年たったんだね」と言うので
そっと、軽く心情を話してみた
「6年無事に来たんだなと思うと同時に、もう6年も使ってしまった
次の手術へのカウントダウンを考える」と言うと
「そんなに心配しなくていいよ」と答えてくれた
多分今まで彼が発した一番優しい言葉だ

帰りに公園に寄った
風は強かったが、真っ青に晴れ上がった空に
緑が待ちかねた春を喜んで、はしゃいているように見えた

 

風に吹かれてシ・ン・コ・キュ・ウ!

     

良い関係が築けますように 


新聞記事から

2012年10月01日 | 股関節のこと

2012年9月20日(金)朝日新聞の朝刊に
「磁石使い軟骨修復」
「幹細胞を患部に誘導」の文字
広島大の磁石を利用した再生医療の研究が
文部科学省の研究開発推進事業に採択されたとある

鉄粉を混ぜた幹細胞を患部の近くに注射して
軟骨や骨に変化させて修復する方法だそうだ
体外から強力な磁石で幹細胞を患部に誘導するので
人工関節と違って手術の必要がないのだと

「従来より患者への負担が少ない治療法として期待される」とか
「従来より患者への負担が少ない治療法」と
私が受けたMIS手術も新聞記事にもそう書いてあった
迂闊にも両股関節同時手術をしてしまった私には
とても負担が少なかったとは思えなかったけどね 

既に人工にしてしまった私には羨望ものだが
手術をしないで頑張っている人には朗報だ
手術をしないで済むなんて、夢みたいな治療法だけど
今後の情報に注目していきたい
副作用もなく、100%の成功率だったらいいけどね
治療して良かった話ばかりが躍り出て
悪かった話は、なかなか表には出てこないから気を付けないとね