mimonのブログ

面白そうなので、初めてブログを立ち上げてみました。
話題は、限定しません。更新も、不定期です。

私がかな入力のわけ

2009-10-17 18:27:36 | Weblog
私は、パソコンで日本語を入力するときには、かな入力をしています。
ところが、世間では、ローマ字入力の人の方が多数派のようで、時々、奇異な目で見られることがあります。ひどい例では、10年ほど前、上司から「ローマ字入力に戻すように」と、強く指導されたこともありました。
そこまで行かなくても、理由を聞かれるくらいのことは、珍しくありません。そのとき、私は、「ローマ字は、小学校の時から苦手だから。」と、答えるようにしています。その答えは、全くのうそではないのですが、本当の理由では、ありません。
人によっては、かな入力の方がキーストロークが少ないから早いとかの理由をあげる人もいますが、ローマ字だって、早い人はいますし、多数派のローマ字入力の人を敵に回したくありませんから、上記のような無難な答えでごまかしています。本当の理由は、かなり、ヤヤコシイのです。

私が最初にパソコンを使い始めたのは、学生時代にNECの初代PC-8001からですので、もう、30年近く以前になります。当時のパソコンは、今では考えられないほど、低機能で、漢字の入力はおろか、表示すらできないものでした。
ある程度の規模のプログラムを書いた事のある人でしたら、お分かりでしょうが、プログラムには、コメントがつき物なのです。特に、可読性の低い、アセンブラとかだと、本文よりもコメントの方が多いのが普通です。
当時、使っていた、BASICやアセンブラなどは、本文を大文字で書くのが主流でしたから、私は、コメントを文法やスペルを無視した、英語まがいの小文字で書いて、本文と紛らわしくないようにしていました。一応、PC-8001は、カタカナ(今で言う半角カナ文字)もキーボードから直接入力できたのですが、本体内蔵のBASICだけならまだしも、コンパイラなどのソフトは、英語圏で作られることが多かったので、カタカナが混じっていると、エラーになったり、文字化けしたりして、使えませんでした。
その後、就職して、会社でメインフレームを使ってプログラムを走らせたりするようになって、困ったことになりました。当時、会社では、富士通のM380機を使っていて、OSは、VOS3だったのですが、そのEBCDICコードでは、英文小文字が使えませんでした。一応、ローマ字入力や漢字変換の機能もあったのですが、それらは、ローカルの端末で行うのではなく、いちいちメインフレームと通信して実行していましたから、そのたびに通信の時間が発生して、実用的ではありませんでした。
会社でよく使っていたプログラム言語は、FORTRAN77でしたので、行の途中からコメントを入れることができず、コメント行の行頭からコメントを入れることになります。それを英文大文字で入れると、プログラム本文とものすごく紛らわしくなります。不思議と、カタカナをキーボードから直接入力するのは、端末側の処理になっていましたので、コメントは、カタカナでニホンゴを書くようにしました。
その頃も、自室用にパソコンを使っていまして、さすがに、PC-8001mk2あたりに買い換えていましたが、基本的には、PC-8001と同じでしたから、英語を英字で書くことは、変わりません。
そうやって、英語は英字で、日本語はカナで入力する習慣がついてしまったのです。
その後、パソコンにローマ字入力の機能がついたりしましたが、一度ついてしまった、日本語をカナで入力する習慣を止めるのは、難しいのです。特に、英語をカタカナで表記するような場合にローマ字で入力しようとすると、例えば、「ホームページ」をどうしても"homepage"と正しく綴ってしまい、「ホメパゲ」と変換されてしまいます。指が英語の(少し怪しい)綴りを覚えてしまっていますから、それを忘れさせるのは、たぶん、無理なのです。

私には、ローマ字入力をできる人が、どうやって、日本語と英語を指が使い分けているのか、不思議でしかたがありません。

コメント (12)    この記事についてブログを書く
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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お願い (mimon幹夫)
2009-10-30 20:35:04
他人に迷惑なブログは閉鎖しないと、後悔しますよ。
最後には家族の事まで晒す事になるかも・・・
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パソコンのことで (デル)
2009-11-25 02:25:16
夜分遅くに失礼します。


はじめまして。
パソコンのことをお聞きしたく、書き込みました。
見て頂けたら幸いです。

昨年3月のブログで、DELL INSPIRON 2500で始めたと書かれてましたが、今でもお使いになられているのでしょうか?
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今は、使っていません (mimon)
2009-11-25 06:52:37
デルさん、コメントありがとうございます。
今は、inspiron1525に買い換えて、古いINSPIRON2500は、予備器として押入れで眠っています。
もし、電源アダプタの件でしたら、早い時期に、対策品に交換していただいていますので、ご心配は、無用です。
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ありがとうございます。 (デル)
2009-11-25 08:51:45
おはようございます。

そうですか。
お使いではないのですね。

知り合いから、使っていないとのことで借りたのですがネット環境がなく、またパソコンを持ってなかったので、どのように使ったらいいのかと携帯電話で検索してましたら、ここのブログも入っていたので書き込みしました。

ご返答頂き、ありがとうございました。
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かな (USAKAN)
2009-12-23 14:26:42
はじめまして。
私は、ファミリーBASIC→X1→MZ2500→MSX2+→Mac→DOS/V機という変遷なのですが、いつの間にかローマ字入力に支配されておりますw

X1辺りまでは、間違いなくカナ入力で半角カナを打っていたはずなんですが・・・

で、どのように日本語と英語部分の入力を分けているかと言うと、多分、mimonさんと逆のプロセスみたいで、例えば「homepage」は「ホームページ」じゃなく、初めから「ホメパゲ」と認識してるみたいです。
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シャープ系ですか (mimon)
2009-12-23 19:32:23
USAKANさん、コメントありがとうございます。

私も、一時期、X68000をフルセットで持っていました。
拡張ユニット、浮動小数点演算器、ハードディスク、MIDIボードetc.全部合わせたら、ハードだけで100万円以上かかってました。それに、ソフトもいろいろ買って、・・・。
当時はまだ、独身で、給料が全部おこずかいでしたので、できた散財です。

ローマ字入力に慣れると、海外とのメールや、英語の論文などを書く時に、不便じゃないですか?
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確かにシャープ系でしたね~ (USAKAN)
2009-12-24 19:31:25
そういえばX68000、あれも使ってました。
XVIの初期型だったと思います。
キャプチャユニットを載せて、色々遊びましたね。
元々は「生中継68」という野球ゲーム(記念すべき「実況パワフルプロ野球」byコナミの第0号です!)に惹かれて、必死にアルバイトして買いました。
あの頃って、ようやくハードディスクが1GBに到達したと話題になっていた頃ですよね。

因みに、職業柄、海外の人とのやりとりや論文を読む必要がないため、そういった部分は困らないのですが、根本的に英語が苦手かも知れません。

ローマ字入力のせいも、多分にありそうな気がしてきました・・・
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私のハードディスクは、 (mimon)
2009-12-24 20:04:55
私がX68000用に買ったハードディスクは、20MBでした。当時、1MB当たり、1万円くらいの値段がしましたから、データやソフトの保管用には、フロッピディスクの方が割安でした。
フロッピ何枚にもわたるファイルで抜き差しが面倒なときや、高速で読み書きさせたいファイルなどを一時的にフロッピからハードディスクに移して、使っていました。
あまり、実用性が高かったとは、言えませんね。
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へえーある意味すごいかも・・・ (みどり)
2011-05-06 12:50:53
かな入力がメインなのはある意味才能ですね☆わたしはそれ以前にタイピングが遅くて書くのが大変です。何か良い練習方法ありませんかね~。。。
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「習うより慣れろ」ですね (mimon)
2011-05-06 22:33:57
みどりさん、コメントありがとうございます。
30年ほど前の私の場合は、とりあえず薄い教科書を買ってきて、基本的な指使い(人差し指と小指とをアンカーにするとか)を覚えました。
それから、英語の短編集(文庫本)を買ってきて、入力する練習もしましたが、本当に練習になったのは、プログラムを自分で考えながら入力することだったように感じます。
やはり、目の前にある活字をなぞるより、自分で考えたことを書くには、指が勝手に動いてくれませんと、考えるほうに集中できませんから、本人よりも指のほうが頑張ってくれたようです。
ただ、当時は、キーボードというよりもタイプライタの打ち方が主流で、例えば"6"を私は右手の人差し指で打ちます。当時のキーボードの最上段も今より少し右よりだったと記憶しています。
今のように"6"を左手の人差し指で打つのが主流になりますと、私の長めの指でも、少しつらいものがあります。
それと、指の構えも、上から打ち込むように習慣づいていまして、ちょうどピアノの鍵盤と電子楽器のそれとの違いのようなものです。

三つ子の魂ナントヤラですから、出だしを間違えないことが大切だと思います。
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