旧劇場版エヴァンゲリオン「Air／まごころを君に」観賞

念願の旧劇場版を観ました～。
もっと早く観ておけば良かったような、今観たからこそ良かったような。

旦那さん感想「（TV版）普通に見てて、最後2話でこれやられたら、当時の中高生分からないだろ…」

旦那さん感想「『Air』はともかく、『まごころを君へ』の方は分からん」

正論だと思いました（笑）

ただ、『まごころを君に』の
・初号機を依り代にしてサードインパクトが起こった
・初号機、ならびにパイロットであるシンジ君にはアダム（カヲル君）とリリス（綾波）が付いたため、
　「全ての人間がひとつになる脆弱な世界」または「他人がいる世界」を選ぶ権利が与えられた。
・シンジ君はまた傷つくことになってもいいから「他人がいる世界」を選んだ。
・それが最終的に行き着いた、アスカと2人きりの世界。
↑までは分かったようです。
というか、これが結論だよね。分かってるじゃないか。OKOK。

私はユイさんの目的は、人類の生きた証を残すことだったんだー、というのが新知見でした。
…そのために割ととんでもないことになりましたが（＾＾；
後は、シンジ君、性格は完全にお父さん似だったのね…
ゲンドウが加地さんみたいな性格だったら、シンジ君も変わってたかもね（笑）
全く…碇指令が一番怖がりだったんだなぁ。困ったお父さんですね。
後は当時の庵野監督のテンパりぷりがリアルに伝わりました…（--；
というか、あぁいうのが映画として放映出来るって凄いな。
見る人を選ぶことこの上ない。

メッセージ性が強くて、その割には他人に『分かって貰おう』という風に作ってなくて、
独り善がりなように見えるのに、それでも嫌いじゃないと感じるのは何だろう。
劇中にあるように、『伝えたいけど上手に伝えられない』
『他人を分かろうとしたけど分からない』『全ての気持ちを伝えて拒まれたくない』
そういうのが見えるからかなぁ…
この映画自体が、シンジ君のように「他人を拒んでいるけど一人は嫌だ。近くに居たい」
そんな印象を受けました。

前後しますが、NERV本部が戦略自衛隊に急襲されたり、
2号機が量産機によって酷い目に遭っても、目を逸らさずに見られるのは、
あぁ自分が大人になったんだなぁ…と感じました。
加えて巨大綾波とか増殖綾波とか、中高生の時に見たらトラウマものだわ（＾＾；

アスカ無双は格好良くて、それでこそアスカだ！と思ったので、
動力が切れた時にはS2機関を搭載させてあげたかったです（笑）ロンギヌスの槍相手じゃ無理かなぁ…
自分の体験で強縮ですが、精神的に追い詰められている時は「うあー死にてー」とか思うけど、
具体的な痛みや苦しみを感じると「死にたくないマジ死にたくない」って思う。
生き物として、痛みは死に直結するという本能があるからでしょうね。
新劇場版ではもっとアスカ無双を見たいですね！

ミサトさんは終始格好良かったです！
旧劇場版のミサトさんが一番好きかも知れないって位、格好良かった。
「生きてんだから、ちゃんと生きてから死になさいよ！！」（1回しか観てないので、うろ覚えですみません（汗））
自分もそう強くありたいと思いました。

リツコさんは復讐が果たせなくて可哀相でした…
赤木ナオコ博士の女性として思考パターンを宿した“Casper”が裏切る、という展開も好きなのですが、
全体の流れは漫画版の方が好きかも。
（漫画版では、Casperが裏切り、リツコさんはゲンドウに撃たれるも、
レイに拒まれた後のゲンドウの喉を最後の力で銃で撃ち抜きます）
同じ女性としては、よし！一発報いてやれ！と思ってしまいます（笑）
他人から馬鹿だって思われて、自分でも利用されてるって分かっていても、
恋は時に命懸けなものですから、ね。

さーて。この旧劇場版の世界はこの後どうなったんでしょう？
2人をアダムとイブのように見る方もいらっしゃるでしょうが、
遺伝子的に、アスカとシンジだけでは行き詰まるのが目に見えているので…
（そもそもお互いを受け入れるかがまず断言できない）
ユイさんの言動から、“生物には自分を復元する力がある”とのことですから、
LCLの海から、自我（＝ATフィールド）をもち始めた人間達が
わさわさと出て来る可能性も無きにしもあらず…ですが…
…無いよね、うん（＾＾；

で、個人的に一番納得いかなかったのは、

巨大綾波にはドン退きしていたシンジ君が、巨大カヲル君には凄く嬉しそうにしていたこと。

どういうことだー！！（￣□￣；
そんなにカヲル君が好きか！？好きなのか！？…好きなんだよねすみません…orz
なんかもう、綾波（というかリリスというか）の扱いが良いのか悪いのか分からなかったです（笑）
キーとなるキャラクターではありますが、
綾波ファンでもあんな大きくなったり大量に出てきたりしたら、ちょっと退く。
そして、地球に中途半端な形で残さなくても…せめて綺麗にしてあげてー（泣）
それが綾波ファンの願いです（；人；）

そして、TV版25話・26話はシンジ君の深層心理の世界を描き、
映画版では主に現実世界を描いていた訳ですが、
結局の所、この真実を知って良かったのか、
知らないまま各自で物語を“補完”させた方が良かったのか、
これは分からないですね…個人の感想によるかな。
私は怖いもの見たさが勝る性質なので、観て良かったと思いました。
何だかんだで旧劇、結構好きです（笑）

皆が精一杯頑張った結果のアンハッピーエンドも、たまには良いかな…なんて。
昔は死人が出ないハッピーエンドが好きだったのですが、
確実にゲーム（主にドラッグオンドラグーンとかドラッグオンドラグーンとかニーア・レプリカントとか）からの影響です（笑）
（上記のゲームを作った）ヨコオタロウ氏…何てことを（苦笑）
そのため、『皆が覚悟を決めてその道を選ぶなら、私はそれを見守るよ』というスタンスも出来るようになりました。
わざとらしいのは嫌ですけどね（＾＾；こう、泣かせようとして無理矢理死人を出すシナリオとか…

話が思いっきりズレてきたのでこの辺りで…
明日DVDを返さないといけないことに気付いたので、
現在「序」の途中です。
新劇場版を観ていると、サキエルさんが、
「はいはーい。劇場版なんで、進行は巻きですよ～」
と言いながら出て来ているように見えました（笑）
明日「破」を観て返却して、それでちょうど間に合いますね！

以上、（大体）旧劇場版を一度見た感想でした。
一度見ただけなので、色々間違っていると思います、すみませんm（_ _）m
ですが、第一印象というのも大切だと思うので、こうして書き残しておくことにしました。
これから色々勉強しますので、今回は大目に見て頂ければ幸いです（＾＾；