NPO法人日本ヘアエピテーゼ協会・抗がん剤による脱毛から医療用ウィッグで元の髪を再現する静岡県のミルソンズポイント

静岡県静岡市駿河区小鹿で再現美容師として医療用ウィッグ(エピテーゼ)を通し患者様のサポート活動をしています。

3年ぶりの全国合宿

2022-11-16 22:56:58 | NPO定例会

11月14日15日、2日間。3年ぶりに東京天王洲アイルのヘアエピテーゼ協会の本部で全国から集まった再現美容師の勉強会に行ってきました。
アピアランスケアができる美容師の集まりです。「アピアランスケア」とは
治療に伴う外見の変化に対して「医学的・整容的・心理社会的支援を用いて外見の変化に起因するがん患者の方の苦痛を軽減するケア」を行うことです。
最近になってこのワードがでてきましたが、ヘアエピテーゼ協会に所属している再現美容師はこのケアを長年にわたり患者さんに対して行っています。美容師は医療従事者ではないですが、「整容的」に対しては、より自然なウィッグを作り、自分らしくいられるようにしていきます。カウンセラーではないのですが、美容室で髪を整えながらお話を聴いて不安な気持ちが少しでも安心してもらえることが出来ると思います。
コロナが出る前はブロック別に定例会を開いたり、今回のような全国ミーティングで、メンバー同士で情報交換・共有、技術講習など向上しています。対面で交流することの重要性をあらためて感じた2日間でした。
新人さんも数名参加しそのメンバーの想いが9年前の私を思い出しました。最初は不安でしたが諸先輩たちの応援のおかげで今の私がいます。続けていくことで自信につながることを新人さんに伝えられたらいいなと思いお話をさせてもらいました。美容師目線・患者目線の両方をもつ私ですが、美容師も患者さんも人それぞれです。
ケアを必要としない患者さんもいます。それでも自分の想いで一人でも笑顔になってくれたらいいな。と思いやっています。ウィッグを作るときや患者さんとお話しするときは何年たっても緊張します。
初心忘るべからずです。「お一人お一人に寄り添いながらサポートさせていただく」この気持ちをこれからも持って頑張っていきます。少しでももろもろな苦痛が軽減されますように・・・。







とても濃い合宿でした。


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